学校生活のようすSchool Life

部活動規定

尾道市立向島中学校
部活動規定

令和5年4月1日改訂

 向島中学校の部活動が,円滑に行われるために,以下のように定める。

1.部活動の目的

 生徒の自主的・自発的な参加により行われる部活動を通して,スポーツや文化,科学等に親しみ,学習意欲の向上や,責任感・連帯感の涵養等,学校教育が目指す資質・能力の育成を資するものとする。
(学習指導要領 第1章総則 第5「学校運営上の留意事項」ウ による)

(1)活動を通して技術や体力を向上させ,規範意識や社会性を高めることで豊かな人格を形成する。
(2)満足感や充実感を味わい,豊かな人間関係を育成する。
(3)目標を持って取組み,自ら考え,判断し,行動する自主性・自発性を育む。

 ~①耐性・②社会性・③協力性・④計画性・⑤礼儀マナーの習得~
(1)~(3)の目的を達成することで本校教育目標「可能性への挑戦~これからの社会に必要な能力の育成を目指して~」が実現できるように指導にあたる。

2.部活動の目標

(1)柔軟な思考力と行動力を持ち,これからの社会をよりよく生きる為の幅広い能力を身につける。
(2)変化する社会に柔軟に対応できる思考力や自分の考えを的確に表現できる。
(3)高い倫理観,豊かな感性を持ち,自分らしい生き方を探求することができる。
(4)礼節を重んじ,相手に対して思いやりの心を忘れず,物事に誠実に対応することができる。
(5)心身の鍛練に励み,よりよく生き抜こうとする。

3.生徒の心構え

(1)部活動生は練習に一生懸命に励むことはもちろん,何ごとにおいても率先して行動し,向島中学校の生徒として恥じない行動をとる。向島中学校の生徒として自信と誇りがもてるようにする。
(2)学校生活の上に部活動が成り立っていることを理解する。誰に対しても元気に気持ちよい挨拶をし,普段の授業なども積極的に取り組むようにする。

4.組織

(1)顧問
① 全職員をもって指導にあたる。
② 校長が任命し,各部に1名以上の顧問を置く。
③ 各部の顧問は,年度始めの経営会議で確認した計画案をもとに,指導にあたる。
(2)部員
① 原則として,複数の部には入部できない。
② 入部は,入部届に保護者印をもらい,学級担任と部活動顧問に提出し,承認を得る。
③ 転部は,転部届に転部する理由を書き保護者印をもらい,現部活動顧問,学級担任押印の上,部活動先顧問に提出し,承認を得る。
④ 新1年生の入部に際しては,部活動紹介等を通じて,部活動の意義・目的・ルールなどを十分に理解し,仮入部期間を経て入部する。

5.活動時間および延長期間,短縮・休止期間

(1)活動時間
① 始業前 7時30分~8時(片付け更衣で遅刻しない。8時05分までに鍵を職員室へ届ける)
朝練習には,原則顧問が付いて指導をする。生徒の遅刻が目立つようなら朝練習を中止する。
② 放課後 帰りのSHR終了後~下校時刻まで。

4月~10月 18時(市内秋季大会まで)
11月 17時30分
12月・1月 17時
2月 17時30分
3月 18時

③ 土・日・祝・長期休業日の活動については,時間・場所を明確にして計画的に行う。
(2)短縮・休止期間
① 授業は午前中の場合や5時間授業の場合は,下校時間を早めることもある。
② 早める場合には,状況を考えて生徒指導部から示す。
③ テスト1週間前~テスト最終日の前日には部活動を休止する。
④ 職員会議などで,活動を中止した日

※ただし,試合や発表が控えている場合は,全職員承認の上,特別に認める事ができる。

⑤ 教育委員会の指針に従い,原則1週当たり2日の部活動休養日を設ける(朝練習を含む)。部活動休養日のうち1日は週休日(土曜日及び日曜日。週休日の振替がある場合はその振替日)とし,もう一日は水曜日とする。目的:学習習慣の定着,生活リズムの調整,健康の保持増進(休養)

6.活動の条件

(1)必ず顧問の指導のもとに活動する。部活動を休むときは,事前に必ず顧問に連絡すること。
(2)活動中は,安全面・健康面に十分配慮する。活動の始まりと終わりに集合ミーティングを行う。 活動中に生じた事故については,顧問及び担任の先生に速やかに報告すること。
(3)必要に応じて,部活動保護者会を開催し,保護者の理解と協力を得る。
(4)諸問題が生じた場合,顧問会議を開き,今後の活動について協議する。
(5)服装・所持品
① 活動は,標準服か体操服,もしくは各部指定の服装を着用する。
② 現金・貴重品ならびに,不要なものはもってこない。
(6)登下校
① 最終下校時刻を守る。
② 自転車通学者許可がない生徒の自転車での登下校は禁止とする。

※ただし,他校への移動などで必要と認めた場合は,顧問の指導のもとに行う。

(7)更衣・昼食
① 更衣と昼食は,決められた教室および場所で行う。
② 練習の合間に校外へ飲食物を買いに出ない。下校中に買い食いをしない。
③ 休日等の昼食は,原則として弁当を持参する。外食及びビン・カン・ジュース・菓子類の持ち込みは認めない。また,昼食で出たごみや食べかすはすべて各自で待ち帰ること。
(8)毎月活動計画を作成し,生徒・保護者に活動内容を周知する。
(9)施設の使用
① 学校(公共)の施設・備品などを使用するときは,各部で責任を持って管理する。
② 各施設の使用後は,清掃・消灯・戸締まりを確実に行う。練習や更衣で部室以外を使用する場合は,事前に施設(教室等)の管理責任者の許可を得ること。

7.校外での活動

(1)校外での活動においては,特に健康面・安全面に注意する。
(2)校外での活動においては,顧問と部員との間で,次のような事を確認しておく。部員は保護者にその連絡事項を伝えておく。
① 目的(大会名・行事名・主催者団体名)
② 費用(交通費・その他)
③ 目的地(住所や電話番号など)
④ 持ち物・服装
⑤ 集合・解散の日時・場所
⑥ 欠席の連絡方法
⑦ 引率者・参加生徒人数
⑧ その他,諸注意など

8.新設部・廃部(休部)について

(1)部の新設については,原則行わない。
(2)部の廃部(休部)にあたっては,年度始めに,部活動部長会・顧問会議で調整した原案を「部活動のあり方検討委員会」で検討し,校長が承認する。
(3)廃部(休部)の提案については,顧問・部員・活動内容・活動場所・予算などの条件を考慮しなければならない。
(4)廃部(休部)にあたっては,新1年生の募集は行わず,2・3年生の部員が引退(退部)するまで部の存続を保障する。しかし,対外試合などを含め,活動については縮小する事がある。
(5)以下の状況が生じた場合,経営会議で協議し,休部または廃部とすることができる。
① 担当顧問と活動場所の確保が困難である。
② 運動部は,団体競技の場合は大会に参加できない人数,個人種目の場合は部員が5名以下となった場合。(文化部は部員が5名以下となった場合)
③ ②の状況が1年間以上継続している。
(6)休部となった部の再結成について

 下記3つの条件を全て満たした場合,持続可能な運営体制が整えられることを経営会議で協議した上で,休部となった部を再結成することができる。

① 生徒・保護者から新設の強い要望があり,学校教育上,必要と判断した。
② 担当顧問と活動場所等が確保できる。
③ 今後も部員数の確保が見込まれる状況にある。 ※部員の入部は新1年生から募集する。

9.部活動停止について

(1)規準
① 部室の使用が著しく悪いとき(鍵,時間外の使用,室内の整頓など)
② 部員が活動時間を守れないとき(最終下校,休日の部活)
③ 部員の服装違反が著しいとき
④ 部員の活動場所および部室の後始末が著しく悪いとき
⑤ 部員が暴力行為をしたとき(器物損壊,傷害事件など)
⑥ 部員が校外生活のきまりに違反したとき
⑦ その他,部員が向島中学校の生徒としてふさわしくない行為をしたとき
(2)運用方法
1 職員室前生徒会掲示板に公告を出す
2 停止期間中は,校内で清掃,グランド整備など顧問の指導のもとに行う。
3 停止期間……違反の内容,回数によって,生徒指導部で協議し,決定する。
【1週間中に下校時間が以下の回数守れなかった場合】
* 1回目:注意 *2回目:2日間の部活停止 *3回目:1週間の部活停止
【触法行為(いじめ・喫煙・飲酒・暴力行為・万引き等)があった場合】
* 対外試合禁止:部全体(1週間~2か月),該当生徒(~2か月,無期)
* 活動停止:部全体(1日~1か月),該当生徒(~1か月,無期)
* 奉仕活動:部全体(1日~1か月),該当生徒(~1か月,無期)

10.その他

(1)部室の利用
① 部活動時の更衣等以外は,部室を利用しないこと。
② 部員以外の人を部室に入れないこと。
③ 部室の鍵は,部活動終了後,所定の場所に必ず返却すること。
④ 部室は,いつも整理・整頓しておくこと。
⑤ 部室には,私物・学習道具を置かないこと。
⑥ 部室の周囲はいつも清潔に保つこと。
⑦ 体育館には,部活で使用する私物(シューズ等)は置かないこと。
(2)下校指導
① 部活動終了時刻のチャイム(下校時刻15分前)が鳴り終わると同時に戸締まりをさせる。
② 職員室にいる教員は下校指導に行く。(5分前には原則全員で指導)
(3)活動場所・用具等について
① 部活動で使用する道具(私物)は,各自持ち帰りを原則とする。教室や部室に置かない。
② 校庭を使用する部については,各部に場所を割り当て使用する。
野球・サッカーは半面ずつ,陸上は道路側直線を基本とし,顧問同士で話し合いながら使用する。
③ 体育館や校庭が使用できないときは,ピロティや中庭などを利用して活動する。儀式的行事の際には,体育館で活動する部活動がグラウンドに出て活動することもある。
(4)部長会について
① 部活動のあり方について,生徒を中心に協議する機関として「キャプテン部長会」を設置する。
② 部活動での目標設定をはじめ,学校生活全般,校外活動の様子等の振り返りを行う。
③ 体力強化の一環として2月に行われる向島駅伝大会や,文化部の発表の機会として地域の行事に参加し,地域を盛り上げる動きを立案する。
(5)部費について
① 部員の人数を基本に部費の予算を作成し,生徒総会での承認をもって決定する。道具等で費用が多くかかる部については,要望を聞いて,加算するか協議する。
② 計画的に利用し,年度内に予算執行するものとする。
③ 飲み食い・個人の物となるような物を,部費で購入してはならない。

以上

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