尾道市立重井中学校は,尾道市の中心部より「しまなみ海道」を経由して,二番目の島である因島の北部に位置しています。ちなみに一番目の島は向島,三番目の島は生口島,四番目の島は愛媛県の大三島です。重井中学校の校区は,白滝山の石像群や除虫菊を中心とした景観が,平成21年に,「にほんの里100選」に選ばれるほど,風光明媚な地域にあります。

地域や保護者の皆様の教育に寄せる期待と関心は高く,PTAをはじめ町内の各団体のご協力により,地域の子どもの健全な育成にむけて町ぐるみの教育がなされています。

このような環境のもと,平成17年度より幼小中連携教育を推進しています。校区内の重井幼稚園,重井小学校とは,合同運動会をはじめ,様々な行事を合同で実施するだけでなく,「ことばの力」を基盤として,児童・生徒の思考力や表現力の育成を研究テーマとして,共同で教育研究も行なっています。今年度も引き続き,尾道市授業改善指定校を受け,この幼小中連携教育において,相互理解・相互交流・相互連携を進める中で,地域や保護者の皆様から信頼される学校づくりを進めてまいりたいと思います。

また,平成21年度より平成23年度までの3年間,本校と尾道市立因北中学校・瀬戸田中学校・生口中学校の4校が「広島県中学校学力向上対策事業」の因島・瀬戸田地区推進地域の指定を受け,学力分析と授業モデルに基づく授業改善を通して,「基礎・基本」の定着と「思考力・表現力」の育成をめざし,研究を進めてきました。今年度はその指定はなくなりますが,引き続き4校が連携していきたいと思っています。

生徒に,「知徳体のバランスのとれた,これからの社会をたくましく生きる力」を身につけさせるために,本校では「立志」「創造」「挑戦」の校訓のもと,「愛校心を培い たくましく生きる力を身につけ 人格を磨く」を学校教育目標に掲げています。本県の主要施策でもあるキャリア教育を推進しながら,変化の激しいこれからの社会に,主体的に対応し,地域や社会の発展に貢献できる豊かな人間性を持った生徒を育成したいと考えています。

「安全・安心・満足・感動」をめざした授業や行事,体験活動等の教育活動を実践するなかで,生徒が「重井中学校で学んでよかった」,保護者が「わが子を重井中学校で学ばせてよかった」,地域の方々が「わが子を,わが孫を重井中学校に通わせたい」,教職員が「重井中学校に勤務してよかった」と思えるような学校にしていきたいと思います。

今年度も保護者・地域の皆様のお力添えを頂きながら,生徒と共に本校の歴史や伝統を継承し,新たな発展のために取り組んで参りますので,どうぞよろしくお願いいたします。

平成24年4月      

槇村 廣郎