昔話 |
昔の昔、尾道に、お姫様がいました。そのお姫様は、つづみ(今でいう太鼓のような物)をうつ(たたく)のがとてもとても上手でした。
そんなある日、たたくと「ポンポン」という岩を見つけました。「ポンポン」というからみんなは「ポンポン岩」(つづみ岩)とよびそこはみんなの遊び場ともなったのです。
しかし、そんな楽しい日々は、続きませんでした。尾道でも、戦争(争い)をやるようになりお姫様のお城は焼かれてしまいました。
それから数百年たった今でも千光寺に「ポンポン岩」として残っています。お姫様を思うと胸がいたむのか、石の置いてある所をたたくと、「ポンポン」という音を返してくれます。 |
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