伝統ある土堂小学校には、「たからもの」がたくさんあります。

「詩集プラタナス」もその一つです。

その中には、毎年土堂っ子一人一人の心情をもりこんだすばらしい詩が紹介されています。

いつの時代も、いっぱいの夢をもって、あたたかい心で、一生懸命生きている姿が描かれています。

「夢」、「自然」、「季節」、「学校生活」、「家族」、「友達」等を題材にして、感動したことや発見したこと、願いなどが、一人一人の目や心を通して、それぞれの学年に応じて素直に表現されています。

また、たっぷりと季節を味わっている様子、自然のすばらしさを感じ取っている様子、家族のあたたかいぬくもりや友達とのほほえましいかかわりなど、いろいろな光景が目に浮かんできます。

このように、私たちは一人一人の作品を読むことにより、友達のよさにふれたり、考えを理解したり、感動や喜び、悲しみなどに共感したりすることができます。

これからも、毎日のくらしが感動のある、心豊かなものになるよう、詩を作ったり、友達の詩を読んだりして、詩の世界の楽しさをしっかり味わってほしいと思います。

詩の描き出すさまざまな世界が響き合う学校は、お互いの心が通い合う学校でもあります。

これからも、そのような土堂小学校であり続けたいと願っています。

プラタナス巻頭言より