地域の状況

　尾道市向島町は，古くは向島水軍の拠点として，製塩のまちとして，造船とミカンのまちとして，そして，近年は洋ランのまちとして栄えてきました。平成１７年３月の市町村合併で尾道市となり，長く続いた町政から広域での市政に転化しました。島の中央部にそびえる瀬戸内海国立公園高見山から，眼下に見下ろす海岸線と瀬戸内海の島々は風光明媚で，多くの人々の心を奪います。この風景を描く中から現在，芸術界で活躍する多くの諸先輩が生まれたこともうなずけます。また，西瀬戸自動車道「しまなみ海道」も新しい観光のスポットとして多くの人が訪れます。

学校の状況

　本校は島の北部にあり，校舎からは対岸の尾道水道や千光寺が一望できます。生徒のほとんどは，学区内３小学校から入学してきます。朝夕元気な挨拶や部活動の歓声は校内に響き，純朴で明るく活発な雰囲気を醸し出しています。校訓「強く・正しく・明るく・役立つ人に」の具現化を目指し，生きる力を備えた生徒の育成に向けて取り組んでいます。