
今年度で,2年目となりました。どうぞ,よろしくお願い致します。
令和6年度は456名の子ども達をお預かりし,教育活動をスタート致します。学校教育目標である「夢や目標をもち,ともに高め合う子どもの育成」を掲げて教職員一同,協働的に学校教育活動を推進して参ります。
本校の学校教育目標である「夢や目標をもつこと」という言葉には2つの要素が組み込まれています。一つ目は毎年6年生が実施している英語によるスピーチコンテストや,4年生が行っている「二分の一成人式」での決意表明に象徴されるように,自分の将来の姿や達成したい目標を描くことは人生に羅針盤を持つことに繋がります。二つ目は「ともに高め合う」ということです。「人は人の中で人になる」という言葉に象徴されるように多様な人と関わり,影響を受け,影響を与えられるかが,人格を創り上げていくためには大切だと考えています。オンラインではなく,学校という「実の場」に集まることの最大の意義はここにあると思います。
しかし,綺麗で美しい言葉を飾るだけになっていないか,抽象的な言葉に溺れていないかを良く吟味し,「子どもの姿」で教育活動の成果を証明できるよう具体的な教育活動を展開できるように取り組みます。
また,昨年度より,日比崎小中学校区は「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」として,連携して学校運営に取り組んでいます。コミュニティ・スクールは、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能になる仕組みです。昨年度も,学校の教育活動に様々な領域で地域の方々が関わって頂きました。まさに「地域とともにある学校」へと転換しつつあります。中学校区が1中学校,1小学校であることを利点としえ捉え,9年間を見通した子どもの育ちを描いていきたいと思います。
そのためにこれまで以上に密接に保護者の皆様,地域の皆様と協働して特色ある学校づくりを進めたいと思いますので,ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。地域の宝でもあり,未来の宝でもある子どもたちをともに育てていきましょう。ご理解ご協力をよろしくお願い致します。
令和6年4月1日
尾道市立日比崎小学校 校長 石原 政信