令和6年3月25日 誰かの勇気を支える
「私は昔から人との会話でが苦手で,いつも『発表中に言葉に詰まってしまったらどうしよう。』「間違えてしまったらどうしよう』と思って発表を避けていた。今思い返せば,4年生の時の「発表できない』は「発表したくない』だったことに気付いた。6年生になり,変わらず発表はしなかったが,中学生になるのに,このままでは将来に影響するのではないかと思い,発表を頑張りたいと考えるようになった。班の話し合いでは,何とか自分の意見を伝えられるよう努力したが,やはり全体の交流の時間では,発表することはできなかった。そのため,クラス会議に議題として挙げてみた。その会議の後,クラスのみんなが反応を意識的にしてくれるようになった。そのおかげで,少しだけ自信を持つことができ,自分から手を挙げて発表できた。相変わらず,国語や道徳などの答えがない問題は苦手なままだけれど,1度だけでも,自分から発表することができた。間違いを恐れなくていい,苦手でもいい,まずは挑戦してみることが大事だということに気付いた。」
自分が変わりたい,挑戦したい,そういう意欲が生まれた時,その思いを実現させるのは仲間の力なのです。「誰かの勇気を支える」そのことが,自分の勇気を新たに生み出すことにつながります。そのことを教室の中で体感している様子が良く伝わります。
学級は自分を成長させる場です。そういう教室を創り出す「学級経営」を次年度も目指します。保護者の皆様,地域の皆様,1年間の教育活動にご理解ご協力頂き,ありがとうございました。
※写真は,5年生が学級のみんなに向けて書いていたメッセージの一部です。