例年になく早く桜が満開となり,子ども達の新年度をお祝いしてくれています。
今年度4月より,日比崎小学校の校長職を拝命致しました。どうぞ,よろしくお願い致します。
令和5年度は467名の子ども達をお預かりし,学校教育活動をスタート致します。学校教育目標である「夢や目標をもち,ともに高め合う子どもの育成」を掲げて教職員一同,協働的に学校教育活動を推進して参ります。
本校の学校教育目標には2つのキーワードが埋め込まれています。一つ目は「夢や目標をもつこと」です。「人生が夢を創るのではない,夢が人生を創るのだ」と言ったウォルトディズニーのように,達成したい目標や実現したい夢をもつことが,その後の人生を創り上げてくれます。二つ目は「ともに高め合う」ということです。「人は人の中で人になる」という言葉を私は大切にしています。この言葉が示す通り,いかに多くの人と関わり,影響を受け,影響を与えられるかが,人格を創り上げていくためには大切だと考えています。オンラインではなく,学校という場に集まることの最大の意義はここにあると思います。私達教職員は,目標を目標として機能させるために,抽象的な言葉を具体的な子どもの姿として描き,教育活動に取り組むよう試みます。さらに,子どもたち自身が学校は何を大切に教育活動を展開しているかを語れるようになることを目指します。
また,今年度より,日比崎小中学校区は「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」になります。このコミュニティ・スクールは、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能になる仕組みであり,学校が「地域とともにある学校」へと転換するための有効な仕組みです。中学校区が1中学校,1小学校であることを利点としえ捉え,9年間を見通した子どもの育ちを描いていきます。そのためにこれまで以上に密接に保護者の皆様,地域の皆様と協働して特色ある学校づくりを進めたいと思いますので,ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。地域の宝でもあり,未来の宝でもある子どもたちをともに育てていきましょう。
令和5年4月1日
尾道市立日比崎小学校 校長 石原 政信