教育研究

Educational research

本校の教育研究について再掲載します。(国語科,外国語,学級経営,異学年交流)

本校では,長年,小学校における外国語活動および外国語科の指導法を研究し,授業改善を進めてきています。昨年度は「深い学び」を実現するための方法について模索し,「対話力」を高める指導の工夫に取り組んできました。
 令和5年度は,外国語活動及び外国語科に加えて,国語科を研究教科に加えて研究の幅を広げていきたいと思います。また,授業の質の向上を図るためには,その土台となる「学級経営」が非常に大切になります。さらに,よりリアルな対話を求めて,異学年交流や他国との交流もカリキュラムに加えていく予定です。
 このページは,主に,次の要素に関し,再掲載していきます。
(1)外国語活動,外国語科に関する実践
(2)国語科(フレームリーディング)による物語を中心として読解の授業実践
(3)クラス会議を中心とした学級経営の実践
(4)異学年交流(ハッピーフレンズ活動)の実践

教育研究計画

令和5年度の教育研究の構想図です。

6年生,ありがとう! (1年→6年) 3月21日(木)

今日の4校時の終了間際,1年2組のメンバーが6年生の教室を訪れて,これまでの感謝の気持ちを伝えました。一生懸命,相手の事を思って書いた文字には思いが伝わります。明日の卒業証書授与式を前に関わり合いの素敵な瞬間がありました。

1年生から6年生へ (1年→6年) 3月19日(火)

朝の6年生から感謝の気持ちを受けた1年生が,今度は6年生に対して,サプライズで感謝の思いを伝えました。6年生を教室に招待して,歌で感謝を伝え田の地,事前に用意したお手紙やプラ板のキーホルダーをしました。一生懸命思いを込めて作ったものを受け取り,これまでの関わりを振り返りました。

卒業生から1年生へ (6年→1年) 3月19日(火)

1時間目の授業が始まる前,6年2組の児童が1年生から5年生までの教室に分かれて,小学校生活の思い出を一緒に作った仲間に感謝の思いを伝えました。カードを渡したり,ゲームをしたりするなど,内容はそれぞれの学年ごとで異なっていましたが,自分達で企画して実行する姿勢を見せてくれました。

「だれかのために力を使います。」(たんぽぽ学級) 3月19日(火)

たんぽぽ学級では,卒業する6年生に向けての贈り物を考えるために,1年間,自分達が頑張ってきたことをまずは振り返りました。「感謝する」「応援する」「誰かのために力を使う」「関わり合う」の4点です。そして,今日は,卒業する同じ学級の6年生に向けて,「感謝」と「お礼」の気持ちを込めたメッセージカードを書きました。まだ秘密で仕上げ中です。思いが伝わることを願います。

思い出プレゼント (1年) 3月18日(月)

今週は6年生の卒業証書授与式を控えています。1年生の教室では,何やら写真をじっと見つめて,その時の様子を思い出している様子です。写真を台紙に貼り付けて,贈り物の作成中です。

教材文の「納得度」を議論します。国語(4年) 3月15日(金)

4年1組では,国語科の説明文の「数え方を生みだそう」の学習の最後の場面でした。筆者の主張を確かめた後,その主張に対し,読み手である自分はどの程度の納得感があったかを数値で示し,その理由を議論しました。「昔から続いてきた読み方を守ることが慣れているし,大事だと思う。」「新しい読み方には工夫があり,そのものの良さを良く表しているので,賛成。」など筆者の主張の双方を比較しながら,意見交換が進みました。異なる考えを受容する中で,影響し,影響される関係性が教室の中にありました。自分の考えをノートに整理した後,ノートを見ずに自分の言葉で語る児童がいて,感心しました。5年生になれば,ノートを読む発表からステップアップし,友達の考えを変更させる「説得的な発表」に変化していくことが期待できました。

授業を創るのは,子ども達です。国語(4年) 3月13日(水)

今日は,説明文の「数え方を生み出そう」の学習の最後の場面でした。文章を読んで,「ドーナツ」などの新しい数え方をみんなで考案しました。また,最後に,「この説明文の筆者の提案に賛成か,反対か」という先生の問いに対して,それぞれが意見交換をしました。授業観察の視点は,「子ども達の授業への参画の様子」でした。4年2組の子ども達は,「接続詞を使って発言の意図を示す。」「友達の発表に対して反応する。」「チームでの話し合いの際にリーダーが共感的な雰囲気を創り出す。」など,「話し方,聞き方プロジェクト」を自分達のものとして実践していました。教師が授業を進行しているのですが,やはり主役は子ども達です。一人一人が授業を創る意識が感じられる1時間でした。5年生への進級が楽しみです。

「やりたい!」が創った「お別れ遠足」(6年,1年) 3月8日(金)

「1年生プロジェクト」を立ち上げた児童が,卒業を前に,1年生との「お別れ遠足」を企画しました。今日は,2~4校時に,西公園までミニ遠足です。自分達の「やりたい!」という思いを実現するために,企画書を作り,担任や校長に提案し,了承を得て行ったものです。学校は年間計画というものを立てて,1年間を運営しますが,こうした自分達が企画し,運営するイベントを実施させるだけの余白を持っておきたいと考えています。計画段階では,本気度を確かめたり,安全性を考えての見直しを求めますが,乗り越えられるであろう負荷を用意し,乗り越えさせる経験を味わうことが大切だと考えています。朝方は天気が心配でしたが,出かける頃には晴れてくれました。「思いは実現できる」ことを実感し,「つながり」を確かめれた充実した豊かな時間になりました。

「説明文」の納得度を考える。国語(4年) 3月8日(金)

4年3組では,日本語特有の「数え方」に関する説明文の学習の最終場面でした。今日の課題は,「筆者の主張に対する自分の納得度はどの程度か」です。デジタルの心情メーターをもとに,納得度を示し,黒板上にネームラベルを貼り付けて,議論がスタートです。「海外の人の数え方は発想力が高いので,視野を広げてくれる可能性があるので,納得度は90%です。」「日本人の伝統的な数え方は大事にしたいと自分も思うので,海外の数え方を取り入れると混乱するから納得度は5%です。」など,筆者の主張に対する自分の受け止め方を交流することができました。読み手に新たな対話を生み出したいという筆者の意図が反映した1時間となりました。こうした意見や考えが異なる中で議論が深まるためには,学級内に受容と協働の風土が必要です。4年3組では,聞き手がその雰囲気を自然に創り出していました。そのことが異なる考えでも躊躇なく主張できる要因になっていました。

「1年生プロジェクト」発案の遠足計画(6年→1年) 3月7日(木)

6年生の有志による「1年生プロジェクト」の最終企画が始まりました。1年間の思い出として,6年生と1年生で西公園までの遠足に出かけるという計画です。今日はそのためのグループ編制の確認です。自分達で考えて,教員に企画案を説明し,了解を得て行う企画です。自発的な活動を展開して,卒業を迎える予定です。

「6年生を送る会」を開催しました。(全校) 3月6日(水)

今日は,5年生が企画した「6送会」の日です。一度体育館に全員が集まった後,各教室等に分かれて,5年生が主催したゲームを楽しんだり,プレゼントを贈る催しを行いました。そして,最後に体育館で6年生からのお礼の気持ちを受け取って,終了です。今回の6送会は,これまでとは異なった形での開催でしたので,企画段階から5年生は目的,方法を検討しての開催でした。常に「目的は何か」を問いながら,子ども達と対話を通して,創りあげる姿勢で進めています。「心」は届いたか,イベントの後は振り返りで省察します。

ハッピーフレンズ活動で6送会の準備を進めます。(1~5年) 2月28日(水)

今日は,ハッピーフレンズ活動の二回目の準備の日でした。本館の教室や体育館に分かれて,それぞれのチームで準備を進めました。折り紙を折って飾りを作ったり,手紙を書いたり,色紙を作ったりするなど,5年生がリーダーとなり,作業を進めました。自分が全体をまとめて,指示して,状況を見守るという経験を5年生は繰り返します。今までは「自分が楽しい」という感覚が中心でしたが,これからは,「人が楽しむことが楽しい」「人の喜びが自分の喜びになる」という感覚も同時に味わってもらいたいと考えています。当然,最初は緊張します。不安があります。しかし,これらの感情を経験することは,人として決してマイナスにはなりません。教室で机について学習するだけでは経験できない良質の体験だと思っています。

スイミーの「伏線」を描く。国語(1年) 2月28日(水)

1年生は,スイミーの学習で,スイミーが悩んでいる時に出会ったものを絵に描く1時間でした。この「6つの出会い」の中に最後に大きな魚を思いつく「伏線」が含まれています。それを文章を読むだけではなく,実際に絵に描いてみることで,子ども達自身に気付いて貰いたいというねらいがあります。物語の中には全て意味があります。「このことがどのように次の展開につながっていくのだろう」という読み方ができるようになることを期待しています。

スイミーの変化を追う。国語(1年) 2月27日(火)

1年1組では,物語文「スイミー」の学習を継続中です。今日は,中心人物のスイミーの思いや行動が変化したことを物語全体を通して確認していきました。「サンドイッチ型」という子供たちの言葉に象徴されるように,途中,悩み,苦しみ,悲しんだ経験があったからこそ,最後に「アイディア」を見つけ,仲間を助けられたというストーリーを把握していきました。「最後になぜ大きな魚になったのか」については,「仲間を食べられた仕返し」という意見もありましたが,「何だかそれは違うんだよな~」とつぶやいた児童が,「隠れていた赤い仲間の魚たちに元気を与えるためだ。」という発言に賛同する児童が増えていきました。途中で出会った「素敵なものたち」がスイミーの行動にどのような影響を及ぼしたかを,次時に追及していきます。

説明文の「型」を学ぶ。国語(2年) 2月27日(火)

2年1組では,「あなのやくわり」という説明文の学習をしています。今日は,説明文の最初と最後の段落の役割,働きについて,考えていきました。「問い」,「事例」,そして「まとめ」の関係については,以前から学習しています。今日は,過去の学習内容に照らして,段落の役割を考えていきました。「納得できる」,「おもしろい」,「ためになった」と思わせてくれる文章には,「書き方の仕組み」があることを,学び,それを生かして,自分が書くときに転用できることをねらっています。

学年の課題を解決する。クラス会議(3年) 2月26日(月)

今日の3年1組のクラス会議の議題は「トイレのスリッパを綺麗に揃えるにはどうしたら良いか。」という内容です。1組では,司会進行,記録も全て児童による運営でスムースに行われるようになってきています。聞き手の聴こうとする意欲と姿勢も向上してきています。これから,2組と3組のモデルとなって,学年内で相互に参観しながら,よりより運営の在り方を検討する予定です。

「スイミー」の中心人物を探る。国語(1年) 2月26日(月)

1年1組では,物語文「スイミー」の学習を進めています。今日は,「誰が中心人物か」をみんなで考えました。この物語では,スイミーが「物語にずっと登場している。」という登場回数からも中心人物であることは容易に読み取ることができます。その上で,「物語の前後で最も大きく変容した人」という中心人物の定義に当てはめながら,子ども達は考えていきました。授業の後半では,どこで大きく変わったかというクライマックスの視点での討議に進展していました。

説明文「あなのやくわり」を学ぶ。国語(2年) 2月22日(木)

2年2組は,説明文の「あなの役割」の学習を進めています。今日は,事例として登場する4つの「あな」の中から「どのあなが一番役に立っているか」という問いに対する討論を行いました。50円玉,コンセントプラグ,うえきばち,しょうゆさし,それぞれのあなの役割を比べながら,こどもたちは一つ選択していきました。最終的にはどのあなにも必然性があるのですが,選ぶという行為を通して,4つを比較検討させる読み方を促していました。グループでの話し合いの際の受容的な聴く姿勢が発言者の意欲を高めていました。

「共同体感覚」ここに有り! 国語(5年) 2月21日(水)

5年2組は,国語科の説明文「弱いロボットだからできること」の学習をしています。今日は,強いロボットと弱いロボットのそれぞれのメリット,デメリットを文章を根拠に検討し,自分はどちら側に立つかを対話を通して検討しました。学級では,1年間の学級経営の継続的な指導の効果が発揮され,「聞く」から「聴く」,つまりは友達が「何を言おうとしているか」を理解しようとする意欲と姿勢が色濃く感じられました。それこそが,発言者を応援しようとする姿勢であり,発言者に「自分はここに居て良い」という感覚を与える空気感を演出していました。教師と児童の一対一の問いと答えの関係性にならないよう,「児童と児童の考えの交流」を導くことを大事に展開している授業でした。顕著に現れたのは,4人チームでの話し合いの場面でした。順番に発言していくのですが,聞き手の自然なうなづきによる共感的な姿勢が,どのチームでも感じられ,発表の際にも相互に補って発言を補強する姿勢が見られました。「他者の存在に関心をもち,ここが自分の居場所だと感じられること」という共同体感覚を授業の中で創り出すことを全校で目指していますが,次年度のリーダーとなる5年生が,率先して実践しています。授業中,何度も自分の考えが変わったと立場を変更する児童が複数いました。それこそが,異なる友達の考えを取り入れて,新たな自分の考えを構築している姿であり,深い学びをしている姿です。

参観日で行う3ヒントクイズを作成しています。外国語活動(3年) 2月21日(水)

3年生は,明日の参観日で外国語活動を参観して頂く予定です。今日は,明日の授業のために,スライドを活用して,クイズを作成しています。画像の扱い方,文字の入れ方にも随分と慣れています。仲間と保護者の方が楽しめるクイズになるよう班で協力しています。

説明文の授業を展開中です。国語(1年) 2月20日(火)

1年2組では,「子どもを守る動物たち」という説明文の学習を行っています。今日は,「どちらの守るちえがすごいか」という問いに対する議論です。選んだ方に名前カードを貼って,理由を交流しました。対話が進むためには,まずは,自分と友達の考えの違いに気付く必要があります。より一層「聞く」から「聴く」へと指導を継続していきます。

クラス会議を伝承する。学活 (6年→1年) 2月20日(火)

今日は,6年2組に1年2組が訪問して,「クラス会議の運営」を学ぶ1時間でした。1年生は2学期の途中から始めたクラス会議です。まだまだ自分達だけで進めることには不安があります。そこで,いつもハッピーフレンズ活動でお世話になっている先輩の6年生のクラス会議を見て学ぶことになりました。議題も「1年2組のクラス会議をよりよくするためには何が大切か」という議題での進行でした。後輩に「見えない贈り物」を届けます。

クラス会議を伝承する。学活 (6年→1年) 2月20日(火)

今日は,6年2組に1年2組が訪問して,「クラス会議の運営」を学ぶ1時間でした。1年生は2学期の途中から始めたクラス会議です。まだまだ自分達だけで進めることには不安があります。そこで,いつもハッピーフレンズ活動でお世話になっている先輩の6年生のクラス会議を見て学ぶことになりました。議題も「1年2組のクラス会議をよりよくするためには何が大切か」という議題での進行でした。後輩に「見えない贈り物」を届けます。

クラス会議のスタンダードを極める。学活(3年) 2月15日(木)

3年1組では,全校で取り組んでいる「クラス会議」を子ども達自身が司会や記録の係を担当しながら進められるように,チャレンジしています。今日の議題は「声に出して挨拶するためにはどうすれば良いか」という児童会からの議題を受けて話し合いました。司会者は進行プログラムに沿って,全体の発言状況を良く観察しながら,会を進めていきました。また,たくさんの意見が出されたのですが,黒板の記録係の2名が,発言者の内容を丁寧に聞き取って,板書するよう心がけていました。クラス会議における記録係の役割は重要です。意見を聞いて,要約し,これまでの意見との重なりがないかどうかを判断しながら,黒板を整理していきます。会議の中で最も頭をフル回転させているのが記録係です。今日の2人の一生懸命,友達の意見を聞き取ろうとする意欲と姿勢を感じました。成長の姿が見られました。課題は,もっと意見が出しやすいように,自分達で決めたルールの一つ「あたたかい言葉で受けとめる」という聞き手の役割を鍛えることです。4年生へ向けた0学期の準備の一つです。

「スイミー」を自分達の問いで読む。国語(1年) 2月15日(木)

1年生は,今年度最後の物語文「スイミー」の学習に入りました。今日は物語を読み進めるための「問い」を考えて,整理する時間です。全員が黒板の前に集まり,短冊に書いた問いを一人一人発表しながら,分類整理していきました。何についての問いか,同じような問いは無いか,すぐには答えが出ない問いか,考えたくなる問いか,など,視点をもって分類していきます。先生が一瞬廊下に出た瞬間,先生役を買って出て,みんなを静かにさせて,まだ未発表の問いを紹介するなど,自律的な姿も見られたことも成長の一つの証拠でした。

昨日の学びを実践に移す。国語(1年)2月15日(木)

1年2組は昨日2年1組の授業を参観して,たくさんの学びを得ました。今日はその学びを自分達の授業に活かす日です。姿勢を整えたり,友達の発表を反応しながら聞いたりするなど,意識的に実践している姿が見えてきています。モデルの姿を「真似て,学ぶ」ことが自分の成長,そして学級の成長に繋がります。

「6年生を送る会」準備進行中。(異学年) 2月14日(水)

今日は,5年生がリーダーとなって,6年生を送る会の企画を進める日です。それぞれの縦割り班に分かれて,進行プログラムを考え,ゲームなどの催し物やプレゼントの企画を考えています。今までは6年のリーダーに頼っていたけれど,今日はそうはいきません。話し合いの場作りを上手に進めているグループもあれば,場作りの指示も不十分なグループもあります。上手く話し合いが進まないことも経験です。話し合いのグループに入れていない人をサポートする事も経験です。自分一人では全ては出来ない事を学ぶことも経験です。子ども自身に経験させること,子ども自身に気付きを持たせること,そのために大切なもとは,「見守る」姿勢です。勝手にやらせるのではないのです。「困り感を感じているのではないかと観察すること」が私達の仕事です。そして,児童の「困り感」を事後に共有して,次回に活かすようにすることが教師の重要な役割です。5年生がリーダーになる成長の時期がやってきました。

「相互参観」で学びを高める。クラス会議(4年→6年)2月14日(水)

今年から,全校で一斉に始めたクラス会議です。それぞれの学級で展開していますから,他の学級がどのように行っているかはなかなか知る機会がありません。写真は,4年生のクラス会議を6年生が見るという場面の様子です。「授業やクラス会議は,一人一人が自分の意見をもって参加し,それを受容的に受け止める雰囲気を作って進めるものだ。」ということを4年3組のクラス会議を通して,6年生は学びました。そして,見て貰った4年生も6年生からメッセージを受け取って,モチベーションを高めました。6年2組は卒業までに達成したいミッションがあります。そのための学びの場でもありました。ゴールが見えても,学びのスピードは緩めず,最後まで駆け抜けます。

先輩! 私達に教えてください。(2年→1年) 2月14日(水)

今日は,1年2組の児童が2年1組に授業中の振る舞い方についての学ぶ時間を設けました。2年生の国語の時間に授業での様子を途中まで参観させてもらい,自分の教室に戻って,参観した学びを振り返っています。2年生に進級するにあたり,1年先輩の授業での振る舞い方を学ぶことは,進級の意欲と課題を明らかにすることに繋がり効果的です。これが進級に備えた「0学期」の考え方です。発表の仕方,反応の仕方,チームでの応援の仕方などなど,学んで欲しい点を子ども達自身が発見していました。この学びを深める最大のポイントは「参観後の振り返り」です。学びの成果を言語化させて,常に意識の遡上に置かせることが重要です。丁寧な担任のコーディネートが,児童の意欲の継続性を培います。「相互参観」は必要に応じて,課題意識をもって,展開しています。2年生の1年生に対するアドバイスに「こうして私達も授業の様子を見てもらうことができて嬉しい時間でした。自分達が気を付けていることに気付いてもらえたし,できていないことがはっきりと分かったので,感謝しています。」というような発言内容がありました。「成長」を実感できる発言に感心しました。

クラス会議のバージョンアップ(1年) 2月13日(火)

今日は,尾道市教育委員会のアドバイザーがお見えになり,低学年の授業を参観されました。1年生は「クラス会議」です。9月から始めて,次第に展開の流れも定着してきました。会議を始める前の「嬉しかったこと」などの交換場面では,「このクラスの人は優しいから嬉しい」とか「このクラスになって良かった」などの言葉が自然と交換されてきていました。そうした「感覚」が「私が話しても,きっとみんな受け止めてくれる」という安心感に繋がるのだと思います。
 1組の議題は,「声を出してあいさつをするにはどうしたら良いか」2組は「1年1組のみんなとももっと友達になるにはどうしたらよいか」という議題での会議でした。正解のある答えを探るのではなく,答えが複数ある解決策を考える習慣こそが,これからを生きていく子ども達には大切だとクラス会議の授業を見る度に毎回感じています。1年生も司会役を児童が担ってできるようにバージョンアップを図っています。司会の次は記録係にも挑戦です。出来ないと思えば出来ないでしょう。出来ると思って挑戦させる勇気が問われます。

スピーチコンテスト 本番です。(6年)2月9日(金)

今日は,6年生のスピーチコンテストの日でした。14名の児童がステージ上でスピーチを行い,審査を受けました。コンテスト終了後の振り返り場面での5年生,4年生からのフィードバックも価値ある時間となりました。

6年生を送る会に向けて(5年)2月9日(金)

5年生は,3月6日(水)の6年生を送る会に向けての取組を始めています。今年1年間,行事や委員会,縦割り班(ハッピーフレンズ)や日常生活等,様々な場面でリーダーとして日比崎小学校を引っ張ってくれ優しさを注いでくれた6年生に対して,どのような内容や方法で「6年生を送る会」を行うのがより感謝の気持ちが伝わるか,学年で時間をとって話し合いました。24時間しかない1日の内,「だれかのために」「誰かに喜んでもらうために」その時間を使うことはとても価値のあることであり人間を成長させることにもつながります。5年生にとって次期リーダーとして1~4年生をまとめていく力の伸ばし所・見せ所になります。自分たちの成長にもつながるよう当日まで取組を進めていきます。

5年生主催の「たてわり班遊び」開催です。(異学年)2月8日(木)

たてわり班遊びを行いました。いつもなら6年生が計画を立ててくれる中,今日は5年生が計画・実行しました。初めて班をまとめる役に回り,5年生は意気揚々と計画してきました。いざ本番,自分たちが考えてきた遊びの説明をし,一緒に遊びました。低学年には優しく接してあげたり,いろいろな人が楽しめるようボールを回してあげたりしていました。中には,遊びがうまくいかず,戸惑っている班もありました。そんな中でも教員は手助けをしません。失敗から学ぶこともあるからです。自分たちで計画したことを,自分たちでやり切る,ふりかえる,改善する。これが大切です。何がダメだったか,何が良かったのか切実な体験をすることで,自分事として考えるようになります。残り30日あまりで最高学年になる5年生。最高学年にむけて,準備をしていきます。

「子どもを守るどうぶつたち」国語(1年)2月8日(木)

今日は文章中にメインで登場するオオアリクイとコチドリという動物に,補足的に登場するライオンを加えた3種類の動物の中から「一番すごい動物」を選ぶという授業でした。授業では選んだ動物に名前カードを貼って議論が始まりました。「選ぶ」という行為は,「比べましょう」と言われなくても「比べなければ選べない」状況になります。そのため,子ども達は文章を交互に読みながら,どれが「すごいか」を必然的に比べながら,自分が選んだ動物のすごさをアピールしていきました。
 授業中,「接続詞」を用いて手をあげること,グループでの話し合いでも「確かに」などと反応しながら聞き合えていること,聞こえなければ「もう1回言ってください。」と要求できていること,友達の発言をあいづちを打ちながら聞いていること,友達の反応を確かめながら発言を展開していることなど,この1年間での成長を色濃く感じることのできた時間でした。2年生に進級するための確かな足音が聞こえてきました。

登場人物は何人だ!?。国語(1年)2月7日(水)

1年1組では,昨日スタートした説明文の学習の内容に入っていきました。今日は,「説明文の中に出てくる動物の数はいくつか」を数えるという学習です。ライオン,おおありくい,コチドリという3種類の動物が出てくることを捉えると同時に,それらが書かれている段落の範囲を考えています。「数える」からスタートして,文章全体の構成を見つけ出す学習です。

説明文の「問い」を作る。国語(1年)2月7日(水)

1年2組は国語科の説明文の学習をスタートしました。今日は「子どもを守る動物たち」という文章を読んで,みんなで「問い」を考えていきました。授業の最初に,以前学習した「さとうとしお」の学習で「問いと答え」の関係や,「事例」がどこにいくつ出てくるかについて学習したことを振り返ってのスタートです。短冊に一人一つの問いを書いて,みんなで整理しました。自分の問いを解決する授業がこれからスタートします。

説明文の「問い」を整理する。国語(1年)2月6日(火)

1年生は,3学期最後の説明文の学習に入りました。「子どもを守るどうぶつたち」という説明文です。この説明文を読み解くために,みんなで出し合った問いを整理する時間を設けました。すぐに解決できる問いもあれば,じっくりと考えないと解決できない問いがあります。今日は,1年生の子ども達に一見同じに見える問いにも仲間分けができることを考えさせています。こうした学習の経験は積み重ねです。6年間,積み重ねることで,次第に身に付いてきます。「自分達が考えた問い」で授業が進むという感覚が,授業に対する主体性を育みます。

研究授業 「注文の多い料理店」国語(5年)2月2日(金)

今日は,5年1組で「注文の多い料理店」を題材とした研究授業を行いました。今日の学習で着目したのは「戸」に書かれている「注文」。13ある「注文」の中から,「山猫にとって」一番大事な注文はどれなのかを考えていきました。まず,黒板に掲示している「注文」の中から,自分が「一番大事」と考えた「注文」にネームプレートを貼り,選んだ理由について意見交流をしながら共有していきました。友達の考えを聞き自分の考えが変わった児童がネームプレートを動かしたり,友達の意見に同意した意見を出したり,自分とは違う意見の場合は相手の意見を一旦受けとめ自分の考えを伝えたりする等,みんなで一つのことを真剣に考えることの大切さを実感できたのではと思います。学習はまだ続きます。「注文の多い料理店」を通して宮澤賢治さんが子供達に送っているメッセージは何か,これからも読み深めていきます。

スピーチコンテスト予選会 外国語(6年1組)2月2日(金)

今日は,来週開催される「スピーチコンテスト」の予選会です。1時間目に6年1組,3時間目に6年2組が行いました。緊張した面持ちで,自分の好きなこと,将来の夢をプレゼンテーションを用いたり,ジェスチャー等を織り交ぜながら,展開しました。それぞれ,審査員として参加した5年1組,5年2組の児童は来年度,自分達が立つステージのイメージづくりです。

物語を学ぶことは,自分の生き方を考えること。国語(5年)1月31日(水)

5年2組は,国語の物語文「注文の多い料理店」の最終段階です。今日は,物語を通して,自分がどんなメッセージを受け取ったかについて,他者と交流を行いました。危険な思いをしても,結果として以前と変わらない行動をしているように見える中心人物です。しかし,顔には深い皺が刻まれています。子ども達は,「命を大切にすることの大切さ」「人はものの見方考え方を変えることは難しい」などなど,様々なメッセージを受け取ったようです。授業では,宮澤賢治の生い立ちや考え方などの背景を学んでいます。また,宮澤賢治の他の著書も後ろのロッカーに並べられています。様々な情報を元に,メッセージを考えています。物語を学ぶということは,自分の生き方を考える機会になります。今までと異なった価値観に触れる機会でもあります。
 子ども達は登場人物に自分を重ね合わせながら,自分の過去のダメだったことを正直にさらけ出すなど,受容的な雰囲気がありました。豊かに学ぶための学級の雰囲気も格段に向上していました。

宮澤賢治さんからのメッセージ。国語(5年)1月30日(火)

5年生の国語では「注文の多い料理店」を教材に学習しています。今日は,2人の紳士(中心人物)の変化をふまえ,作者の宮澤賢治さんがどのようなメッセージを読み手に届けようとしてるのか考えていきました。読みが深まるにつれて,「物語の楽しさを伝えようとしている。」「命の大切さを伝えようとしている。」という意見から更に深くなり「(人は)外見は変えることはわりとできても,内面(心や考え方)はなかなか変わらない。」「(人は)思い込みをしてしまう。」等の考えも出てきました。物語(作者)のメッセージは何かを考えながら読むことは,本を読むことの心地よさにつながるとともに,作者の考え方や生き方にも触れながら思考力の育ちにもつながります。

令和5年度の教育研究会の様子です。(教職員)1月26日(金)

3年生の外国語活動,4年生の国語科の授業を参観した後に,参加者の日比崎中学校や,尾道市内の先生方と協議会を行いました。協議会後は,横浜国立大学の武田千絵先生,ことばの教育研究会代表の桑田晶子先生,尾道市教育委員会の村上祥太郎指導主事に講話・講評をしていただきました。授業公開を経て学んだことを全教員が意識をし,来週以降の授業の改善に努めて参ります。

授業公開「ALTの先生も楽しめるクイズ大会をしよう!」  外国語活動(3年)1月26日(金)

今日の授業公開で3年2組の子供たちは,外国語活動の学習を日比崎小学校の先生や他の学校の先生方に見ていただきました。ALTの先生が楽しめるクイズ大会開催に向けて,3ヒントの内容や英語での言い方,そして何より,楽しそうな反応!を心がけ,ALTの先生と対話をしていきました。グループで話し合いながらクイズをつくり,ジェスチャーが得意な子,反応が得意な子,英語の発音が得意な子等々,教室の仲間をお手本にしながらとてもあたたかい雰囲気の教室の中で,笑顔で学び合うことができました。

授業公開「ごんぎつね」中心人物は誰だ!? 国語(4年)1月26日(金)

4年3組では永遠の名作と言われる「ごんぎつね」の作品を題材に研究授業を行いました。前時までに,登場人物の人物像をそれぞれ読み取った上で,今日は,物語の中心人物は誰かというテーマで読み取りました。この物語では,一般的には「ごんぎつね」が中心人物だと考えられます。しかし,子ども達の意見は「ごん」「兵十」に分かれ,議論を行いました。「最も変容が大きかった人」という視点で熱心に根拠をあげながら考えていきました。物語は登場人物の関係性の中で変容が生まれていきます。これから物語を読み進めていく中で,その点にもきっと気付いていくことでしょう。問いに対して,自分の考えをもって発表する姿勢や,他者の意見を受容的に受け止めて,反論をする姿勢など,議論を進める上での基盤がしっかりと根付いている様子も見えました。そうした子供達の意欲的な姿勢を多くの方に見て頂くことができました。来週も議論は続きます。楽しみな学級になりました。

スピーチコンテストに向けて目下練習中です。外国語(6年)1月26日(金)

来週金曜日に控えた「スピーチコンテスト」に向けて,6年生はスピーチ力を高めるために練習に取り組んでいます。今日も構文に基づき,グループ内でお互いのスピーチを聞き合いました。余す所1週間,磨きをかけて本番に臨みます。

「かさこじぞう」の中心人物を探る。国語(2年)1月26日(金)

2年1組では物語文「かさこじぞう」の登場人物の中で,誰が「中心人物」かを考えました。その際,中心人物の気持ちを変える役割を果たした人は誰かという視点でも登場人物を見つめていました。気持ちの変化を捉えようとすると,文章をまるごと読む必要があります。部分だけを考えていたのでは変化は見つけられません。このように,常に全体を捉えながら,読み取る手法で国語科の学習を展開しています。

「ごんぎつね」に登場する加助という人物を探る。国語(4年)1月25日(木)

今日は,登場人物の人物像を考える学習でした。ごん,兵十の二人に着目しがちですが,第三の主役「加助」という人物の重要性に気付くためにも大切にしたい1時間です。書かれている言葉にこだわって,それを根拠にどんな人物かを考えていきました。明日は,授業公開でたくさんの先生に授業を見てもらう予定です。

「クラス会議」を学ぶ。学活(6年)1月25日(木)

1時間目の学活の時間,6年1組では,「1年生の挨拶を活発にするためにどうすれば良いか」という議題でのクラス会議を開催しました。この会議の様子を2組の児童が学んでいます。卒業まで余す所2ヶ月です。最後の最後まで学び続けて,より良い姿を目指す姿勢を感じました。毎朝の有志による挨拶運動も続いています。「形のない贈り物」をどう残すかを考えながらの日々です。

「クラス会議」で課題を解決する。学活(3年)1月24日(水)

クラス会議の発端は,「転入生が過ごしやすい学級にしよう」というものでしたが,その議題を広げて,誰もが過ごしやすい学級にするためにどんなことができるかで,会議を進めました。進行も記録も子ども達が主体です。出て来た意見としては,「しっかり自分から挨拶をしよう」「もっと遊びに誘おう」「手紙を書いてみよう」など多くの意見が出されました。今回は一つに絞ることはせず,できるものは分担してやっていこうという意見に集約されました。実践が楽しみです。

クイズ大会に向けて。外国語(3年)1月23日(火)

3年生は,今日もALTとのクイズ大会に向けて外国語の学習を行いました。「What’s this ?」「it’s a ○○.」の聞き方,伝え方にも大分慣れてきました。今日は,シルエットクイズとジェスチャークイズを通して,聞き方や伝え方に慣れていきました。ジェスチャーで相手に伝わった時,笑顔いっぱいでした!

「かさこじぞう」を読み解きます。国語(2年)1月22日(月)

2年生は3学期の物語文の学習を進めています。「かさこじぞう」という物語は古くから学習教材として扱われてきましたので,保護者の方も良くご存じだと思います。今日は,登場人物のおじいさんの「優しさ」に着目した1時間でした。「文章のどこから分かる?」という先生からの問いに対して,「優しさ」が感じ取れるところを示しながら,自分の感じ方を共有していきました。書かれている事実に着目するという大切な学びです。

ひびっこスピーチコンテストに向けて。外国語(6年)1月19日(金)

今日も,スピーチコンテストに向けて「中学校に行ってしたいことを伝えう。」ことをゴールに学習を行いました。「I want to~」という表現を用いながら,中学生になってやりたい部活,やってみたいこと,頑張りたい学習等を自分でどのように表現すれば良いか調べたり考えたりしながら前後のペアで伝え合いました。2月9日のスピーチコンテストに向けてこれからも学習を積み重ねていきます。

物語文「ごんぎつね」を読み進めるための「問い」を作る。国語(4年)1月19日(金)

4年生3組では,物語文「ごんぎつね」を読み進めるための「問い」を分類整理しました。最も考えたい問いを一人が一つずつ短冊に書いて,黒板上で分類しています。「読めば分かるもの」「読んでも分からないもの」「みんなで考えたいもの」という分類です。今日は分類をしているのですが,既に議論が始まりそうなものもいくつかありました。その中で,「◯◯さんの考え方は良く分かるけれど,僕は◯◯と思います。」という相手を尊重した反対意見の発言があり,感心しました。「論敵は恩人」という言葉がありますが,まさにそのことを表す態度です。

「ごん」の人物像を探る。国語(4年) 1月19日(金)

4年生は,3学期の物語教材「ごんぎつね」の学習を始めています。今日は,各場面ごとに本文を根拠に登場人物の「ごん」というきつねの人物像を考えていきました。「さみしがりや,かまってほしい,いたずらっこ」のような人物を示すキーワードが1場面では並んでいましたが,場面が推移していくごとに,「思いやりがある,かんがするどい,本当は優しい」などのキーワードが並ぶようになってきました。置かれた環境,人との出会いや出来事,それらの要因によって,同じ人物の中に複雑なイメージがあることを板書を見ながら把握しています。「多様性」という言葉は実は一人の人間の中にも存在すること,それは人との関わりの中で変化していくことなどを感じ取ることができればと思います。国語の学習をしていますが,「ものの見方考え方」の学習でもあるのです。

自主企画イベント「学校かくれんぼ」児童会(縦割り班活動)1月18日(木)

今日は児童会のメンバーが企画した「学校かくれんぼ」の開催日でした。それぞれの班の中で高学年の2名が決められた階の範囲で隠れ,その高学年をほかのメンバーが見付けるというものです。十分に練られた企画で,楽しい時間を過ごすことができました。企画をしたメンバーも達成感を感じることができました。

実践シリーズ「学校に何を残すか-挨拶編」(6年)1月18日(木)

クラス会議で,より良い挨拶ができる文化を残したいという思いを話し合った6年1組。今日は,具体的な行動を起こす日でした。通常の児童会のメンバーに加えて新たな挨拶運動のメンバーが加わりました。どんなに話し合いを重ねようとも,「実践」こそが全てです。動くことでしか現実は変えられません。「形のない贈り物」を残す実践を期待しています。

「生き方」に共感する。国語(6年) 1月17日(水)

今日の6年生の国語の教材は「プロフェッショナルに学ぶ」です。登場する3名の人の仕事を通した生き様に触れ,最も共感する人について,自分の思いを語り合う授業でした。3名の中から1名を選択し,同じ選択のグループの仲間で考えを共有した後,全体交流を行いました。内容もさることながら,今まで授業中に発表することを躊躇していた児童も,今日はまとまっていないけれどと言いながらも,自分の共感した思いを仲間に対して発表することができていました。クラス会議を重ねる中で,自分の思いを聞いてくれる人がいる,受け止めてくれる人がいるという感覚があるからこそ,話せるのです。「いつでも聞くよ」という受容感を教室の中に創り出すことの大切さを感じることができる1時間でした。

「学校の教室の名前」を覚えよう。外国語活動(4年)1月16日(火)

4年生は,外国語活動の時間に,ALTの先生と学校の教室の名前を覚える学習をしました。各教室の絵とその教室の英語名が書かれたカードを使って,神経衰弱の要領で2人組でゲームを進めました。表面的には遊びですが,楽しみながら英語を覚えるしかけが組み込まれています。

クラス会議絶賛実践中! 学活(1年)1月15日(月)

1年2組は,クラス会議を先週に続けて実践中です。一人一人が自分の解決策をみんなの前で話せるようになってきています。そして,タイミング良く「あいづち」を返し,発言する人を応援する雰囲気を作るよう実践を重ねています。「関わる,応援する,感謝する,貢献する。」まさしくクラス会議で実践しています。

物語文「かさこじぞう」の学習スタート! 国語(2年)1月15日(月)

2年1組では,3学期の物語文の学習が始まりました。今日はみんなで「問い」づくりです。一人一人がみんなと解決したい「問い」を短冊に書いて,黒板に集めました。今日は,同じ種類のものを整理し,どんな問いが生まれているかを共有しています。問いを解決していく授業が始まります。

6年を目指す「0学期」をどう過ごすか。学活(5年)1月15日(月)

5年1組では,「0学期」作戦を進めています。1年間のまとめとしての3学期ですが,既に6年になるための準備の学期としてこの3学期を「0学期」として考えています。そのため,学期の目標を立てることために,始業式から1週間時間をかけて過ごしてきました。今日,目標を立てているのはそのためです。「どんな学期にするか」「どう自分は振る舞うべきか」それぞれにじっくりと時間をかけて考えてもらいためです。また,「目標-実行-振り返り」というスパンを1週間ごとに繰り返し,ステップアップを目指します。丁寧な取組が,子どもの意識を育てます。

クラス会議実践中! 学活(1年)1月12日(金)

1年2組は,2学期から始めているクラス会議の質を高めることに取り組んでいます。最も大切にしたいのは,友達の考えを聞くこと,聞き取ろうとすることです。円になっていることの意味は目線を合わせて,「聞いていますよ」というメッセージを届けやすくためです。今日は先生と一緒にもう一度,その原点を確認しながら,発言内容をしっかりと受け止めて,相づちを返しながら,聞くことを頑張りました。それは「私の話を聞いてくれる人がいる。」という感覚を得ることができるからです。

「スピーチコンテスト」に向けての学習スタート!外国語(6年)1月12日(金)

6年1組では,外国語によるスピーチコンテストを予定しています。今日は,先輩達のスピーチの様子をビデオに見た後,自分の将来について語る構文を学んで練習していました。聞き手の反応が話し手の話す意欲をかき立てます。外国語も日本語も同じです。

ALTの先生も楽しめるクイズ大会をしよう 外国語(3年)1月11日(木)

3年生はALTの先生を交えてのクイズ大会を行うために必要な英語での表現方法や語句について学習しています。今日は,シルエットクイズやジェスチャークイズをしながら,お互いが持っているカードについて,「What’s this?」「It’s a(an) 〇〇.」という表現を練習しました。クイズ大会成功に向けて,さらにレベルアップしていきます。

「クラス会議」の価値を改めて考える。学活(2年)1月11日(木)

2年3組では,1時間目に円を作って,改めてクラス会議を大切にすることでどんなメリットがあるのか,自分達の学級にどんな効果があるのかを確認していきました。異なる考えの人がいること,友達に受け入れてもらえる喜び,発表することに自信が持てることなど,子ども達なりの言葉で共有していきました。意味と価値のある時間となりました。

先輩に学ぶクラス会議 学活(4年→3年)1月10日(水)

今日の4時間目は,4年生のクラス会議の様子を3年1組が見学する時間でした。既に16回を超えるクラス会議を積み重ねている4年1組が,「自分達が行っている日常のクラス会議の姿」で3年1組に伝えました。司会や記録の役割,進行プログラムに沿った展開方法,そして実際のクラス会議を行っている時の学級の雰囲気を肌感覚で学びました。4年1組の児童は,慣れた様子で会議を進めていきました。実際,先生はポイントポイントで司会者と打ち合わせをする程度で,自律性の高い運営ができていました。3年生は先輩の姿を自分達の教室で再現することが第一のミッションです。そして,次に3年2組,3組へ伝えていくことを2つ目のミッションとしています。子ども同士が直接的に学ぶことはとても効果があります。今後も様々な形で学び合いの仕組みを作っていきます。

「折り鶴」を地域に届けます。(ハッピーフレンズ活動)12月19日(火)

今日は,地域から依頼があった「折り鶴づくり」をハッピーフレンズ活動で行いました。当初は高学年だけでという考えもありましたが,異学年で行うことで,自然な教え合いが発生することを期待しての活動です。全体を見て回ると,折り鶴を折った経験がない児童も多数いることに気付かされました。6年生が全てを集めて,地域にお届けする予定です。

幅広く友達と交流する方法を考えます。クラス会議(6年)12月15日(金)

6年2組では,議題箱に入れられていた悩みに関してみんなで相談しました。「学級の中で,特定の人との仲しか深まっていない。話しかけられていない人がいるので何とかしたい。」というものでした。そもそもの目的としては,卒業を3ヶ月後に控えて,学級の一人一人を見た時に,本当の意味で仲が深まっているのかということに疑問を抱いたものでした。「勇気を持って話しかければ良い。」に対して,「勇気が出ないから困っている。その勇気はどうすれば出るのか。」など,提案者の悩みに寄り添おうとする意見が交換されました。楽しい時は良いのです。困った時にどれだけ自分のために動いてくれる人がいるか,それが本当の友達です。

台湾交流をオンラインで行いました。総合的な学習の時間(5年) 12月15日(金)

今日は,かねてから準備してきた台湾交流を行いました。子供達は今日までに台詞の準備だけでなく,台詞だけでは伝わりにくいことは,スライドにして用意したり,ジェスチャーも交えながら準備してきました。いよいよ本番,ちょっと緊張した面持ちの中にも,海外の子供と交流できる興奮が混じったいい緊張感で行うことができました。なかなか自分たちの伝えたいことが向こうに伝わらなかったり,逆に何を言っているか聞き取れなかったりすることもありましたが,聞き取れた単語から予想したり,言い方を変えてみたり,「Nice!」「Good!」と反応したりする中で,子供達なりにコミュニケーションを行うことができました。また,その様子を4年生の子供達も見学に来て,どのように交流しているのか,自分たちは来年どう交流すればいいかを学んでいました。たくさんの子供達が充実感を感じた反面,なかなか伝わらない,分からないことに”もやもや”を感じている子供もいました。そのもやもやを大切にし,6年生になってもう一度台湾の子供達と交流するチャンスに生かしていきます。

クラス会議で自律性を高める。学活(1年) 12月14日(木)

1年生のクラス会議は「水筒がいつも倒れて,困っているから,良いアイディアを考えて欲しい。」という個人の悩みに基づくクラス会議でした。最初の「友達の良い事交換」では温かいコメントが2周も続き,良い雰囲気でスタートしました。誰かの「困っている」に時間をかけて,自分の解決策を考えるということは,まさに「協力」であり,「貢献」であり,「応援」です。小さな困り事でもみんなに相談すれば解決してもらうことができるという感覚を1年生の間に感覚として身につけてもらいたいと思います。「私は,このクラスのメンバーで良かった。」という感覚は,楽しいことだけを共有する仲間ではなく,困った時に助けてもらうことができる仲間がいることを感じた時こそ,深まるものです。現在は司会や記録は先生が担っていますが,3学期は子ども達がその役を担い,自律的なクラス会議が展開できるようにしていく予定です。

クラス会議で自律性を高める。学活(6年) 12月14日(木)

今日の6年1組のクラス会議の議題は「ハッピーフレンズ班の低学年との関わり方が難しい」という悩みに対する相談でした。リーダーとして班のメンバーに的確に説明しなければならないことはたくさんあります。話を聞いてくれないメンバーにどのように分かってもらうかということは,多かれ少なかれリーダーの6年生は悩みます。出された解決策としては,「リーダー自身の行動を見直す」「分かっているかどうか確かめながら進める」「直接注意する」「先生に相談する」などの案が出されました。ある児童は「そもそもハッピーフレンズ活動の目的はリーダーの力を高めるためにあるんだから,すぐに先生に頼るのではなく,自分達ができることをやってみることが大事だ」という意見が出されました。手段だけに着目するのではなく,「目的は何か」に立ち返ろうとする意見が児童から出たことに感心しました。誰かの悩みに寄り添う姿勢をもち,目的と手段の違いを考えなら進行できたクラス会議でした。司会者の児童もマニュアルを読むのではなく,自分で判断して進めている姿が見られ感心しました。

クラス会議で自律性を高める。学活(4年) 12月13日(水)

4年1組では,今年既に15回目のクラス会議を開催しました。テーマは,「反応の仕方,聞き方のレベルをあげるためにどうするか」です。既に一定程度共感的な反応を返しながら授業を創りあげる力はもっていますが,さらに上位のレベルを目指すための議題です。会の進行役,記録者,いずれもとても進行がスムーズでした。経験を重ねていることが十分伝わる様子でした。冒頭に毎回行っている,肯定的なフィードバックを仲間に伝えていく場面でも,日常生活の中のちょっとした友達の優しさや思いやりに気付いている内容が出されるなど,学級風土が醸成されてきていることを感じることができました。今回は3つの解決策を子ども達は選びました。その内容が適切であるかどうかを含めて,実践の中で気付いて修正を加えていくことが大切です。大人から見た正解を子ども達に押しつけてしまうと,この会議の自律性が損なわれしまいます。「考えて,実行して,省察する。」この営みを繰り返すことが重要と考えて,見守っています。素敵なクラス会議でした。

ALTの先生と外国語を楽しみながら学びます。外国語(1年)12月12日(火)

1年2組は,外国語の時間にカギソ先生と一緒に外国語を学びました。授業のスタートは,挨拶がテーマのチャンツで言葉を覚えます。楽しみながら,リズムに合わせて,言葉を覚えていきます。笑顔が物語っています。

学級の成熟度は「クラス会議」で見える。学活(4年) 12月11日(月)

4年3組では議題箱に入っていた「授業の終了後や帰る間際に落ち着きがないから何とかしたい。」という課題をクラス会議で扱いました。司会と副司会,そして黒板書記,ノート書記の進行係が状況を的確に把握しながら進行していました。副司会の児童は反応が足りない時や目線が集中していない時にはカードでみんなを喚起していました。書記は,解決策やメリット,デメリットを要約しながら,端的に書き出していました。また,司会進行役の児童は司会のマニュアルに沿いながらも,状況判断をしながら進めることができていました。一つの課題に対して,全員が共感的に課題解決に向けて時間を共有できる学級風土を感じることが出来ました。「学級の課題は自分達で解決できる。」,「友達の悩みに寄り添って,解決策を考えてくれる仲間がいる。」そうした感覚を一人一人の児童が持つことができれば,学級が居心地の良い空間になっていきます。12回のクラス会議の積み上げの成果を感じることができる1時間でした。

外国語活動の授業研究です。(3年)12月8日(金)

今日は3年生の3学級の外国語活動の授業研究の日でした。横浜国立大学の武田先生,尾道市教育委員会の村上指導主事にお越し頂き,指導講評をして頂きました。内容は,絵カードをもとに,何が書かれているかを3ヒントクイズで当てるという内容です。3つのヒントを大きな情報から小さな情報へと展開していくものです。外国語活動を通して,コミュニケーション能力を高めることができるよう,その基盤となる子ども達の人間関係や協同性が大切であることを改めて学びました。1月の研究会に向けて,教科の展開の仕方,学級経営の在り方を模索します。

物語をまるごと読む楽しさを味わう。国語(1年) 12月8日(金)

1年生は,現在,物語文「おとうとねずみチロ」の学習を進めています。今日は,物語に出てくる3人の登場人物の会話文に着目して,授業が進みました。「あなたが一番好きな会話文はどれ?」という先生の問いに対し,選んだ会話文の横に自分の名前カードを貼って話し合いをしました。「自分の名前を忘れないで欲しいから,大きな声で言っているからこの会話文が好きです。」「しましまという言葉が大切なので,ありがとうの前にその言葉を付けて言っているから,この会話文が好きです。」などの発言が見られました。「一つ選ぶ」という作業は,簡単そうに見えて,実は複雑な思考の過程が必要です。それは,まずは物語全体をまるごと頭に入れておく必要があること,そして,全ての会話文を比べて,物語の中での重要性を比較検討しているからです。こうした学習スタイルを1年生の段階から積み上げて,6年間続けていくと,明らかに読みの力が高まります。発言意欲の高い1年生の段階からこうした学習スタイルを展開することと楽しみが倍増します。

「思い」に寄り添うクラス会議 学活(6年) 12月7日(木)

6年1組では,「自分が発表の時に間違えてしまうことが気になって発表できない。」という個人の悩みに関するクラス会議を開催しました。一人の悩みに対して,学級全員が自分の過去の経験や,解決につながる糸口となる方法を提案する時間です。お楽しみ会の内容を何にするかという創造的な議題に対しては誰もが積極的に発言できますが,こうした「悩み」に対して寄り添うことができるかどうかが,その学級の成熟度を見る時のバロメーターになります。「協力する」とか「貢献する」とか「支える」とかの美しい言葉を誰もが簡単に使いますが,本当の意味でその言葉を行動化することは難しいことなのです。「誰かの困り感に寄り添って,自分の時間を提供する。」 そのことの喜びを感じてくれれば嬉しいです。

中心人物の人物像を描く。国語(4年)12月6日(水)

4年3組では、「世界一美しい村」の学習で中心人物の「ヤモ」という男の子の人物像を考えました。今日の発言は全て教科書の本文に立ち返り、根拠をもとに、人物の姿を考えていました。「一人の人物だけど、ポジティブやネガティブなど色んな面がある。」と発言した児童がいたように、場面場面で描かれる人物の姿は多様であることに気づいていきました。人物像を考えるということは「人間理解」です。目の前にいる友達もまた多様な側面を持っていて、また、自分自身も多様な面をもっていることに気づいてくれればと思います。

楽しみながら外国語に親しむ (1年)12月5日(火)

1年生は,これから果物の英語での言い方を勉強し,それを使ってゲームをしていく計画です。今日は,果物の絵を見て,英語で果物の名前を発音していきました。また動画で,「I like 〇〇.」という自分が好きな果物の伝え方も勉強しました。また,黒板からどの果物の絵が無くなっているかを当てる「Missing Game」をしながら発音に慣れていきました。日本での言い方とほぼ同じの果物もあれば全く違う果物もあります。ゲームを通して慣れていきながら外国・外国語の文化への親しみを高めていきます。

中心人物の人物像を描きます。国語(4年)12月4日(月)

4年1組では国語科の物語文「世界一美しい村」の学習を進めています。今日は,登場人物である「ヤモ」という男の子の人物像を文章に根拠を求めて探していきました。文章中の同じ言葉を根拠にしても,それを「心配性」と捉える児童もいれば,「頑張り屋,チャレンジする人」と捉える児童もいます。書かれている言葉とともに,その前後の文脈を読み取ることの大切さも学びながら,学習を進めています。

研究授業「サラダで元気」物語全体で変化を読み解く国語 11月21日(火)

今日は,1年1組での国語の授業研究でした。物語全体を見通して,「サラダで元気になった人は誰か」というねらいで考えていきました。お母さんのためにサラダを作った「りっちゃん」とサラダを食べた「お母さん」は元気になったことはすぐに明らかになりましたが,サラダづくりを手伝った動物達も元気になったかどうかが議論になりました。文章中に明らかな根拠がないので,挿絵を便りに変化を探っていきました。低学年の物語の授業において「挿絵」は重要です。微妙は表情やポーズなど,視覚的な違いをもとに心情を探っていきました。事後の協議では「文章に根拠をもとめながら考える大切さ」について意見を交流しました。
 9月から取り組み始めた「対話」を生み出す学級経営ですが,1年生が接続詞を使って自分の意見の表明をしたり,受容的な反応の仕方で発表者を応援したり,また4人チームで話し合いの内容を整理したりするなど,短期間で目覚ましい成長が見られました。

反応を良くしていこう。 学活(5年)11月20日(月)

5年1組では,人の発表を聞いた後の反応を良くしていこうと話し合いを行いました。反応をすることで,人の意見を大切にすることにつながっていきます。子供達は「相手の意見を受け入れる反応」が大切であると考え,それをするために,「なるほど」「いいね」など,具体的な反応まで考えていきました。そして,ここからが大切になります。この後,実際やってみて,できたところ,できなかったところ等をふりかえり,改善していきます。自分たちで決めたことです。しっかりと自分たちでやり切らせることができるよう指導していきます。

「サラダで元気」に登場する動物の役割を整理する。国語 11月20日(月)

1年1組は,国語科の授業で物語文「サラダで元気」の学習を継続中です。今日は,物語に登場する動物達がそれぞれ果たした役割について,一覧表に整理をし,その役割を考えました。「もってきたざいりょうは何か」「それを食べるとどうなるのか」「そのことが分かる文章の根拠はどこか」の3つを整理し,発表していきました。表にすることでそれぞれの動物達の違いや共通点を発見することをねらっています。当初は最後に出てくる「ぞう」は何のために出てくるのかが良く分からないと考えていた児童も,お母さんを元気にするためには「おいしい」サラダにする必要があり,その「おいしさ」を作っているのがゾウの「あぶら,しお,す」だったことに気付いていきました。

ハッピーフレンズ活動による「ひびフェス」を開催しました。(異学年)11月19日(日)

今年度9月から始めた縦割り班活動も3カ月が過ぎました。今日は楽しみにしていた「ひびフェス」子ども版を開催しました。38チームを前半後半に分けて,イベントを企画し,運営しました。今日を迎えるまでに,内容の調整やルールづくり,準備物の製作,説明や運営手順を考えてシミュレーションするなど,事前の準備に複数回集まる時間を設けての実施でした。高学年は低学年のお世話をしながら,チームとしてまとまって動く経験をする中で,「見えないつながりの糸」が太くなったのではないかと思います。見えない繋がりを深める意義ある時間となりました。

自分達の学級は自分達でより良く変えていきます。学活(5年)11月17日(金)

5年1組では,自分達の学級の課題を一人一人が明らかにして,それをどのように変えていくかについて議論をしました。誰かに変えてもらうのではなく,自分達が居心地の良い空間を創るための主役だという意識をもって,議論に臨んでいます。全ては行動で証明されます。

「サラダで元気」の場面を分ける。国語(1年)11月16日(木)

1年1組では,国語の物語文の「場面分け」の学習です。場面は「時,場所,人物」の3つのキーワードで分類することができることを学んでいきます。最初は自分なりに「お話が変わったところ」をイメージしながら分けていますが,全体で交流しながら,「時,場所,人物」の3つの視点で自分が分けたところを見つめ直しました。

「海のいのち」のクライマックスはどこだ!? 国語(6年)11月15日(水)

6年1組では,国語科の物語文「海のいのち」のクライマックスの一文を探す授業を展開していました。中心人物の変容を生み出す最も中心的な場面は分かっているのですが,その中でも山場の頂点に当る「一文」を探していました。感情の変化を心情曲線で表し,他者を説得するように議論が展開されていきました。「えがおは誰に向けられたものなのか。」「ならば,ほほえみとは誰に対してのほほえみなのか。」「この一文で書かれている行動がなければ,この後の行動は起こらない。」など,自分の主張を論理的に展開し,また,反論をしながら授業は進行していきました。「◯◯さんの考えを聞いて,考えが変わった。」と全体の前で言える児童もいて,素敵でした。首尾一貫自分の主張を貫き通すことが大切ではありません。納得できれば,柔軟に予想変更ができることが大切です。こうした議論を深めることができることが学校の醍醐味です。他者から学び,自分の考えを更新していく姿勢が1時間の中に見られました。

「ビーバーの大工事」の説明文の学習を進めます。国語(2年)11月15日(水)

2年1組では,説明文の「ビーバーの大工事」の学習を進めています。今日は,ビーバーの3つの大きな仕事に関して,子ども達が気付いた不思議や疑問を短冊に書いて共有する時間を創りました。学びの主体は子ども達です。自分の疑問をみんなで共有して解決していくことを目指しています。

物語の登場人物を探る。「サラダで元気」国語(1年)11月15日(水)

1年1組は,「サラダで元気」の学習を始めました。今日は,「登場人物は何人か」をみんなで考えました。子ども達は「登場人物は会話文がある。」という認識が定着しています。今日の授業でも,会話文があるかないかで登場人物かどうかを判断していました。しかし,会話文のないお母さんを登場人物ではないとしてしまうと,物語が成立しなくなることに気付いていきました。原則は,「会話文があるから登場人物」という判断の枠組みに「会話文がなくても登場人物に成り得る」という例外を新たに学ぶことになりました。認識の幅が広がった瞬間です。物語に登場してくる人物に不要な人はいません。どんな役割を持っているか,中心人物にどのような影響を与えるのかを,これから考えていくことになります。

「ハッピーフレンズ活動」を運営するリーダーとフォロワーの会議です。(5,6年)11月14日(火)

今日は今週末行う「ひびフェス」での異学年交流活動を成功させることと,現在行っている異学年での掃除など,「ハッピーフレンズ活動」を意味ある活動にするために,6年のリーダーと5年のフォロワーが対策会議を開きました。自分達のチームの現状と課題を確認して,「どうするか」のアクションを考える時間を設けました。この活動は今年の9月からスタートしました。伝統も歴史もありません。まさに自分達が文化を創っていくという姿勢で臨んでいます。課題は成長のチャンスです。

「チーム発表」が出来ている1年生,素敵です。道徳(1年)11月14日(火)

1年1組では道徳の「二羽のことり」という題材の授業をしていました。この授業の中で,4人のチームで話し合ったことを発表する場面がありました。写真は,その話し合った内容を発表している場面です。「ぼくたちのチームは3つの意見が出ました。一つ目は・・・,二つ目は・・・」と出た意見を整理して,分担して発表している様子です。話し合いの内容を「分類して整理する」ということはとても高度な事です。1年生がそれを整然としていることに感心しました。また,聞き手の反応も自然です。発表者,聞き手の相互の成長が授業を活性化していきます。

6年生からのメッセージ(6年→2年,3年)11月14日(火)

音楽発表会を終えて,リーダーの6年生が各学年の頑張りをメッセージカードに書いて届けていました。「素敵」を発見するためには意図的に関わって,意図的に観察することが必要です。小さなカードにその姿勢が感じられます。

説明文「ビーバーの大工事」の学習を進めます。国語(2年)11月14日(火)

2年生は国語科説明文「ビーバーの大工事」の学習を進めています。今日は,3つのグループに分かれて,それぞれの場面のビーバーの仕事のすごさについて自分の考えを交流しました。自分と異なる視点をもっている友達の考えをメモしながら,話し合いを進めていました。

リーダーに感謝を伝える。(5年→6年)11月11日(土)

音楽発表会が終わった5校時,6年生は体育館の片付けを行いました。その間,5年生はリーダーとして頑張っている6年生に対して,感謝の気持ちを伝える試みを考えました。誰もいない6年教室に行き,黒板にメッセージを書いたり,自分が学んだ事をメッセージカードに書いたりするなど,思いを伝える試みをしました。サプライズ的な5年生の試みに6年生は感激です。こうした自発的な行動が,学校文化を創っていきます。

縦割り掃除,開始して1ヶ月! 11月9日(木)

全校での縦割り掃除を始めて1ヶ月がたちました。初めはどのように動けば良いかわからない状況が様々な掃除場所で起きていましたが,現在はリーダーである6年生や5年生の頑張りがあり,時間いっぱい掃除に取り組むことができています。下の学年に頼りにされ,その期待に応えようと頑張る高学年の姿がとてもかっこよく,素敵です。

「ひびフェス」に向けて,絶賛準備中です。(異学年)11月8日(水)

音楽発表会の翌週は「ひびフェス」が開催される予定です。そのため,今週末に開催する音楽発表会の練習とともに,異学年でのハッピーフレンズ活動も並行して行っています。今日は,実際に開催するお店の準備物の製作です。ルールを書いた案内や景品,使用する物品を分担して製作しています。職員室に「ダンボールください!」と多くの児童が来ています。掃除という日常生活での関わりに加えて,イベントを創造する活動はチームの仲を深めます。お店を開いて楽しんでもらうことが表向きの活動の目的ですが,背後には,一連の活動を通して,「関係性を創る,関係性を深める」ことが目的です。着々と準備が進んでいます。

「思いやり」のある学級を作る! 学活(5年)11月6日(月)

5年2組では「クラス会議」を開催し,野外活動で学んだ成果を日々の授業で生かしていくための方法について考えていきました。最初に今,現在の課題を改めて考え,その課題を解決するための方法について考えを出し合いました。クラス会議は円陣を組む中で,自分を見つめ直すことに繋がります。綺麗事だけ出していては何も成果が生まれません。正直で率直な思いを吐き出すことが重要です。「変わろうとしないと変われません」今,それを実践しています。

「ひびフェス」に向けた出店の話し合いと準備を進めています。(異学年)11月1日(水)

今日は,2回目のハッピーフレンズ活動の打ち合わせ日です。本館の各教室に分かれて,38グループが出店の具体的な内容とルール,そして準備物について話し合いを進めています。前回,出店の希望を募り,全体調整した結果に基づいて動いています。音楽発表会の翌週が「ひびフェス」開催日です。忙しい11月のスタートを迎えています。

研究授業「りっちゃんのサラダ」国語(2年)10月31日(火)

1年2組は,国語の時間に「りっちゃんのサラダ」という物語を学習しています。「物語全体を丸ごと読む」という方法で物語文の学習を進めています。今日は,サラダを完成するために最後に登場する「アフリカゾウ」の働きの意味をみんなで考えていきました。これまで登場した動物達との共通点や相違点を考えて,大切な役割を果たしていることに繋げていきました。サラダとして完成させるためには必ず必要な役割を果たすために直接やってきたアフリカゾウの気持ちに迫っていきました。困っているりっちゃんの姿を見付けた動物たちが次々と現れてくる様子から,りっちゃんの人柄も見えいきたい学習です。

先輩,私達に話し方,聞き方を教えてください! (1年→6年)10月27日(金)

 5時間目,1年1組の児童は,6年1組の教室を訪れて,「話し方,聞き方」について,実際の授業の様子を見させてもらって学びました。授業は1年生の国語の教科書教材「いろいろなふね」を用いています。1年生にとっては,自分達が学んだ教材ですから,内容も良く分かります。同じ教材を6年生はどんな風に学ぶのか,授業中の発表の仕方,聞き方,グループでの話し合い方など,いくつかのアピールポイントを実際に授業という形の中で,見てもらいました。先輩が後輩に形のない贈りものを届けている場面です。1年2組は後日,6年2組の児童から学ぶ予定です。こうした学年間の交流を通して,「学校文化」を創りあげていきます。

 10月27日(金)

 5年2組では,「わすれられないおくりもの」という短い物語文の読解をしました。「登場人物の関係」が物語の前後において,どのように変化していくかを中心に授業が展開されました。そして,授業の最後には「わすれられないものとは?」という題名とも繋がる本質的な問いについて考えていきました。授業中,子ども達は一貫して発言者を支える反応を用いていました。また,聞き手の反応を発現の途中で求めて,自分の考えを展開するなど,自分の発言に聞き手を巻き込むスタイルの発言も見られました。一人では解決できない問いも仲間の知恵を借りて解決できる,そうした楽しさを授業で創りあげています。

授業を活性化するための「反応」の質を高める。クラス会議(6年) 10月26日(木)

6年1組では,学活の時間に「反応の質」を高めるための方策について議論を進めました。この話し合いの目的は「授業中の発言者の数を増やすこと,発言者が自信をもって発言できるようになること。」です。「発言の内容を分かっていないのに,機械的に反応することは意味がない。」「でも,自信がない人が発言した時には,頑張ったねという思いで反応を返すことは大事だと思う。」など,本質に迫った発言に感心しました。クラス会議の運営方法も児童自身で展開できる力を身に付いてきています。他学年のリーダーとして率先して実践しています。

クラス会議 学活(2年) 10月25日(水)

2年2組では,「つくえをきれいにそろえたい」をテーマに暮らす会議を行いました。たくさんの子供達が意見を出し,どの案がいいかメリットとデメリットを出し合いました。司会進行も先生に手伝ってもらいながらも自分たちで行おうとしています。低学年からクラス会議を行うことで,この先,高学年になれば,より自治的な活動につながっていくことでしょう。「新しい机整頓係をつくる」となりました。さて,机はきれいにそろうのでしょうか?

「ひびっ子フェスティバル(子ども版)」に向けた準備がスタートです。(ハッピーフレンズ活動) 10月25日(水)

今日の5校時目は,異学年交流(ハッピーフレンズ活動)です。11月19(日)に開催予定の「ひびっ子フェスティバル」に向けて,各チームでの催し物を決める1時間でした。38チームが2つのグループに分かれて催し物を行います。タブレットパソコン上では,どのチームが何をしようとしているかがスプレッドシートでリアルタイムで閲覧できるようにしています。今日はそれぞれのチームで第3候補まで絞り込んでいます。6年生のリーダーが全体調整をして,決定していきます。それぞれのチームには担当の教員がいますが,これは6年生のリーダーを育てる場面であるため,リーダーの状況を見守り,必要に応じて支援や指導をするよう心がけています。「うまく伝えられない」「うまくまとめられない」「指示が通らない」という一見負の経験に見えることが成長のきっかけになることが分かっているからです。さあ,次の段階は準備に入ります。約1ヶ月後,初めてのイベントが予定されています。

異学年交流スタンプラリー 絶賛開催中!(ハッピーフレンズ活動) 10月25日(水)

今週,月曜日から始まったスタンプラリーも今日で2日目(昨日はお休み)です。本館,新館を巡る6カ所のポイントを異学年のグループで回って,クイズに答えていきました。1年生が6年生にまとわりついて,なかなか身動き取れないようでした。6カ所のスタンプをもらったら,1階で景品をもらいました。今回の児童会発の企画は11月開催の「ひびっこフェスティバル」に繋がっていきます。創造的活動が学校を変えていきます。

クラス会議(4年) 10月25日(水)

4年1組では,テーマ「学級の良いところをのばすためにどうすればいいか」とし,クラス会議を行いました。クラス会議のやり方に大分慣れてきているようで,子供達は,役割分担されたものを進んで行うことができていました。また,話し合いでは,仲間と,顔と顔を向き合わせ熱心に話し合いが行われていました。そして,出た結論は,「いろんな人と話をする」「良いところをめあてにする」「イベントをする」ということになりました。この後,これらの取組状況のチェックが行われ,自律心を養っていきます。

校内スタンプラリーで交流を深めます。(ハッピーフレンズ活動) 10月23日(月)

先週末に予告されていた異学年交流(ハッピーフレンズ活動)でのスタンプラリーが始まりました。本館の1階から4階,新館に児童会の役員がスタンプコーナーを設置して待っています。最終通過場所は1階で,児童会の役員が景品を用意して待っています。
 今日から1週間,6箇所のスタンプコーナーを縦割りのグループで回っていくことになっています。リーダーや5年生が下級生の様子を気にしながら,それぞれのコーナーを回っていきました。
 こうした「自主的企画」を求めていました。「自分達が企画して,準備して,運営する。」こうした創造的な活動を作り出す経験がリーダーを育てます。企画者は当然,一人では出来ないので仲間の協力を求めざるを得ません。人と協力しながら「自分が楽しい」という喜びから「人が楽しむことが喜び」になるという異なる喜びを体感できるとても大切な機会です。見えない糸が複雑に絡み合い,人間関係を深めていきます。

6年生主催 スタンプラリー (ハッピーフレンズ活動) 10月20日(金)

来週,6年生が企画した縦割り班活動によるスタンプラリーが企画されています。班で集まって,校舎内に設置されたスタンプコーナーを回って,クイズに答え,スタンプを押してもらうという企画です。条件は「みんなで集合して走らずに回る」という事です。その目的は「チームの仲を深めたい」というものです。今日は,その事前打ち合わせを大休憩に行いました。来週,本番を迎えます。

縦割り班掃除,実践中です。ハッピーフレンズ活動(全校) 10月19日(木)

今月から始まった縦割り班での掃除活動を継続しています。当初,迷子になった低学年の児童を探したり,掃除の仕方を指示したりするなど,6年生の児童は大変でしたが,次第に落ち着いて掃除に取り組めるようになってきています。今日も,階段での雑巾の拭き方を教えたり,ほうきの持ち方,履き方などを丁寧にレクチャーしている6年生の姿が見られました。大きなイベントではなく,こうした日常での関わりが大切だと感じています。

研究授業 国語科「お手紙」(2年) 10月17日(火)

「お手紙」という物語は教科書教材として長い歴史を持ちます。それは,この教材が子ども達の国語としての学びの要素が多いという点とともに物語自体の魅力があるからです。今日の授業ではお手紙が届くということが分かってから待っている「がまくん」と自分が手紙を書いたということを伝えた後の「かえるくん」の様子について比較しながら授業はスタートしました。そして,第三の主役である「かたつむりくん」の存在をクローズアップさせて,「なぜ,かたつむりくんなのか」について考えていきました。現代は,「早く届く」ことに価値が置かれます。しかし,この物語ではあえて「かたつむりくん」です。当然時間がかかります。今日の授業はそれに視点を置いた研究授業でした。
 事後の協議では,授業展開,発問,それとともに,児童が発言しやすい雰囲気を作る学級経営の在り方についても協議が進みました。何も指導せず,自然発生的にそうした雰囲気が生まれるはずがないこと,継続的に子ども達にその価値や意味を知らせていく営みこそが大切であることを感じることができた研究授業でした。

ハッピーフレンズ活動(異学年交流)での掃除スタートです。(異学年) 10月12日(木)

先日,ハッピーフレンズ活動での掃除の打ち合わせを行い,今日から本格的に掃除が始まりました。分担箇所で,6年生がリーダーとなって,掃除を行っています。異なる学年の子供達がお互いに声を掛け合いながらの掃除です。掃除自体は不十分な面が出てくるかもしれませんが,お互いに関わり合うことに重きを置いています。少しずつ慣れていくことでしょう。

3人の「幸せ」を考える。「お手紙」 国語(2年) 10月12日(木)

2年3組では,「お手紙」の授業の最終日でした。今日の課題は「誰が一番幸せか」です。かえる君,がま君,かたつむり君の3人を比較して,幸せの内容を考えていきました。通常は「かえる君とがま君」だけが扱われることが多いのですが,「かたつむり君」の存在を忘れてはいけません。物語に登場する人物にはそれぞれ必然性があります。「かえるくんにお手紙を渡すことができて嬉しかった。頑張って良かった。」という人の喜びが自分の喜びにつながる幸せを子供達はかたつむり君から学んでいました。

筑波大学附属小学校 青木伸生先生による師範授業 国語(4年) 10月11日(水)

 午後は,1年生に続き,4年1組でも青木伸生先生に授業をしていただきました。題材は「わすれられないおくりもの」です。森の中で様々な動物達との関わりを深めていた「あなぐま」が亡くなってからも,あなぐまを取り巻く動物達がそれぞれ助け合って生きていくことができている様子が描かれた物語です。授業では「対比」の構造で板書が構成され,あなぐまが生きていた生前と死後の様子を比較しながら,関係性の変化を追っていきました。圧巻はその関係性を図式に線で表す場面でした。「おくりもの」とは何か,中心人物は誰なのか,改めて討議を深めることができました。友達の考えを聞くたびに「なるほど」という反応が数多く聞かれました。それこそが,対話を成立させる条件になっていることも実感することができました。「対話」は自分の認識を変えるために行っていくものだと教職員自身が自覚できた1時間でした。

筑波大学附属小学校青木先生による師範授業 国語(1年) 10月11日(水)

 今日は,筑波大学附属小学校から青木伸生先生に来ていただき,1年1組の児童を対象に特別授業をしていただきました。1年生の題材は「やくそく」という授業でした。1年生に対して1時間という時間枠で物語全体の構造を読み解くことはとても難しいことです。講師の先生は「会話文」に着目され,会話文の内容を「マイナス的なニュアンスのもの」と「プラス的なニュアンスのもの」に色分けする作業を取り入れられました。このことにより物語の前後に「転換点」があることが視覚的に見えてきました。「物語は最初と最後で登場人物が変容する」ということを,自然と理解することができました。1年生はこれまでの学習で既に 「登場人物」の定義がわかっていたことに講師の青木先生も感心されていました「。緊張したけど楽しかった。」という子供達の反応が示す通り,貴重な学びの体験ができた1時間となりました。本校の教職員に加えて他校の先生方も参観され,授業力を高める機会を与えて頂きました。

物語「お手紙」の「待つ」を考える。国語(2年) 10月10日(火)

 今日は2年3組での「お手紙」の授業です。手紙を運んでくれる役割として選んだ「かたつむり君」が4日間もかかって配達してくれたことについて,みんなで考えました。「かたつむり君よりもつばめなんかの方が速くていいんじゃない?」という先生の問い返しについては,「つばめ君だと速すぎて,わくわくする時間が短くなる。」「カタツムリ君だと時間はかかるけれど,その時間はわくわくが続くからその方がいい。」という意見も出されました。現代社会は「速いことが善」とされることが多い中,「遅いことに価値がある」という認識を子供達が持てることは素敵な事だと感心して聞いていました。ものの見方考え方を学ぶことができることも物語文の学習の魅力です。

「お手紙」の問いを自分達で作る。国語(2年)10月4日(水)

2年1組は,これから「お手紙」の学習をスタートさせます。今日は,物語全体を読み解くための「問い」を書き出し,分類する時間でした。まずは,同じ種類の問いを集めて分類し,次に,それらを比べながら,「みんなで考えていく必要がある問い」はどれかを考えていきました。学びに主体性を生み出すために「問い」を自分達で作り出すことを大切に授業を展開しています。

物語文「お手紙」の中の人物像を探る。part.2 国語(2年) 10月3日(火)

 2年生は国語科物語文「お手紙」に登場する「かえる君」の人物像を描きました。「いつでもやさしいかえる君」という言葉が出たように,相手がイライラしていても,落ち込んでいても,常に優しく寄り添う姿勢を見せているかえる君の様子心を寄せた児童が多くいました。そして,授業の最後には,「自分が書いたのだから,自分が渡してもいいんじゃない?」という先生からの問いに,「サプライズで喜ばせたかった。」「自分からよりも他の人からもらう方が喜びが大きい」などの発言が見られました。場面や時間によって人物像が変わっていくがま君に比べて,かえる君の一貫性のある優しさに感心している様子が見られました。

ALTの先生に自分の好きな人物を紹介します。外国語(5年)10月3日(火)

5年1組は,ALTの先生が聞き役となり,「自分の好きな人物」を紹介するという活動を展開しました。タブレットパソコンに紹介したい人物を映し出して,どんな人物かを英語で紹介しています。また,5年2組では,ペアを作り,お互いを英語で紹介し合うという活動を行いました。事前にインタビューをし合って,相手の事を理解していることも素敵です。

物語文「お手紙」の中の人物像を探る。国語(2年) 10月2日(月)

 今日は,お手紙を一度ももらったことのない「がまくん」がどんな人物かを物語全体を通して,考えていきました。悲しそうにしていたり,はぶてたようなふりをしてみたり,期待感に満ちた顔をしてみたりなど,時間と場所と相手によって,表面的な姿は次々と変わっていきます。そうした姿の裏側にある「人」としての姿を読み取っていけるように,授業は展開されています。今日は,「自由起立」的なルールで,次々と自分の意見を述べていきました。「接続詞」を使って,補足的な発言をしたり,反対意見を述べたりするなど,友達の発言をしっかりと聴き取っている様子が見られて感心しました。明日はもう一人の登場人物「かえるくん」について,人物像を明らかにしていきます。

「どちらが苦しいか」 国語(6年) 10月2日(月)

 6年1組では,国語科物語文「風切るつばさ」の学習の終盤を迎えています。今日の問いは「クルルとカララのどちらが苦しいか」というものです。「仲間に裏切られた苦しさ」と「仲間を見捨ててしまった苦しさ」を比較しながら議論を進めました。自分のこれまでの経験が判断に影響をしたり,物語の伏線を読み解きながら判断したりする様子が見られました。先生の「苦しさの質の違い」について問われた子供達は,「自分が苦しいことと,仲間を苦しませた苦しさ」を比較しながら議論を展開していきました。40名近い児童の中で,自分の考えを表明することは勇気のいることです。しかし,せっかくの素敵な考えも心の中に留めているだけでは,その考えの価値をさらに磨くことができません。「あなたの考えを知りたい!」という願いで常に子供達に迫っています。

「先輩から学ぶ」 日比崎中学校の生徒さんが来校! 学活(5・6年)9月27日(水)

 今日は午後から,日比崎中学校の生徒9名が小学校に来校し,5年生・6年生に「リーダー育成研修会」としてプレゼンや質疑等を交えながら話をしてもらいました。 日比崎小学校では,2学期から,縦割り班(ハッピーフレンズ)を編成し,活動を始めたところです。初めての縦割り班活動で感じた課題意識から,6年生も5年生も,縦割り班活動を円滑に行うために自分はどのような心構えで臨みどのように行動すればよいのか,誰かにアドバイスが欲しいという思いをもち,今日の中学生の来校が実現しました。6年生は,縦割り班活動(ハッピーフレンズ)の活性化に繋げるためにリーダーとして必要な心構えや見方・考え方,ふるまい方,態度等について,中学生の先輩方の経験をもとにアドバイスを受けました。5年生は,次期リーダーとしての自覚や,6年生リーダーを支えるために自分は何ができるか,どのように動けばよいのかを経験をもとにフォロワーシップの考え方から教えてもらいました。小学生の望みを叶えてくれた中学生の皆さんの行動に感謝です。教えていただいたことは必ず生かしていきます。

第7回「せやなぁ会議」! 学活(4年)9月26日(火)

今日の4年1組のクラス会議(せやなぁ会議)では,「『聞く』について考える」をテーマに話合いを行いました。話合いの基本は何よりも1番は「聞く」こと。そのために,どのように(反応等しながら)友達の話を「聞く」のがよいか,話す側の気持ちを踏まえながら考えていきました。話合う「内容」の成長ももちろんですが,会議の「運営」もだんだんと上達してきました。司会者・黒板記録者・ノート記録者は毎回別の児童が行います。それぞれが自分の役割を自覚し今までの友達がしていた仕事内容を思い出しながら会の運営を行うことができるようになってきました。自分のクラスをよりよくし,みんなが「居心地のよい学級」をつくるための「クラス会議」です。一人一人が少しずつ成長し相手を思いやることができる発言が増えてきているのが嬉しいです。

英単語でフルーツバスケット! 外国語(2年)9月22日(金)

今日は,尾道市のALTの先生方,6名に午後からの参観日に合わせて,本校に1日来て頂きました。午前中は様々な学年の授業に入って頂き,子供達と外国語活動や外国語科,その他の教科に関わって頂きました。2年生は,英単語を使って,フルーツバスケットです。果物の名前を英単語で言いながら,椅子取りゲームで,ALTの先生方と楽しみました。

クラス会議で決めた改善策を振り返っています。学活(5年)9月22日(金)

5年2組では,「学級力向上プログラム」を使って調べた「学級力」の課題を自分達で改善するための方策が出来ているかどうかを短時間で振り返りました。発言の中には,「1週間,みんなが守ろうとしたので,変わって来た。」「新しい課題の解決に変えても良い。」という意見が繰り返し出されました。「みんなで決めたことを,実践してみたことにより,現実が変わって来た。」という実感をもつことができました。こうした「振り返り」が「節目」となって,学級の雰囲気を変えていきます。一体感と明るさが格段にあがっている様子が感じられました。

9月の参観日は全校外国語,外国語活動です。(全校)9月22日(金)

9月は全学年で外国語活動,外国語科を参観日として公開しました。6名のALTの先生方に集合して頂き,各学年で一緒に授業をして頂きました。アクティブな活動の中で,学ぶことができました。保護者の皆様,ありがとうございました。

授業研究「ニャーゴ」国語(2年)9月21日(木)

2年2組は国語科の授業研究の日でした。今日は,国語科の物語文「ニャーゴ」を題材に学習を進めました。登場人物のねこが物語の中で3回「ニャーゴ」と言う場面がありますが,その言葉のニュアンスの違いを子ども達は意欲的に読み取っていきました。今日は議論の前段までで終了しましたが,様々な解釈が出ました。明日以降,この物語の本質に迫るために「対話」が仕組まれます。そして,その対話を活性化するための発問はどうあれば良いかを事後の協議で話し合いました。子供達が思わず考えたくなったり,どちらか迷ってしまうような発問を考える力を職員みんなで高めていきます。

「一つだけ」の違いを読み解く 国語(4年) 9月20日(水)

 今日は,物語に登場する繰り返しのキーワードに着目して,時系列でそのキーワードに込められた思いや願いをみんなで探していきました。「食べ物」に固着していたゆみ子が,最後に父親からかけてもらった「一つだけの花」に笑顔を見せたのはなぜかということに議論が進みました。「戦争に行くということは死ぬかもしれないということなので,そんなお父さんに最後に笑顔を見せたかった。」「ゆみ子の事を見守っているあかしとして花を一つだと言って渡した。」「分かれの時に涙を見せると悲しさだけが残るので,笑顔を見られるように花を渡した。」などなど,一人一人の解釈が交流されました。時代背景や,その瞬間の登場人物の思いに寄り添い,書かれていない行間を読み取っていきました。

「一つの花」の中心人物を考える。 国語(4年) 9月19日(火)

 4年1組では,国語科の物語文「一つの花」の学習を進めています。今日は,物語に登場する人物の中で,誰が中心人物かを考える学習でした。前回学習した「走れ!」という物語では,誰が中心人物かについて,随分と悩みましたが,今回は全員が「ゆみ子」であると一致しました。中心人物を考える際に,物語の前後において,人物がどう変容したかを確かめながら,食べ物に固守していたゆみ子が花の贈物に喜びを見出したり,親思いの明るい少女に変わっている事を物語の本文から見つけ出していました。物語全体を俯瞰して比較しながら考えることができる読み方を進めています。
また,3組では,物語で繰り返し出てくる「一つだけ」というキーワードに着目して,場面展開の中で,そのキーワードがどのように変化してくるかを時系列で追っていきました。戦争という時代背景を織り込みながら,登場人物の成長を考えていくことに繋がっていました。

最後の「ニャーゴ」はどんな思い?国語(2年) 9月19日(火)

 2年生が学習している「ニャーゴ」の物語には題名にもあるように「ニャーゴ」という鳴き声が複数回出てきます。今日は,この「ニャーゴ」に着目して,最後,ねこが小さな声で言った「ニャーゴ」は最初と比べてどんな思いが込められているかについてみんなで考えました。「はじめは,食べてやるぞ!という思いで一杯だったけれど,最後は,ねずみに感謝していたり,ももをくれたねずみの優しさに気付いたりしたニャーゴだ」というような思いを読み取っていきました。文章中に登場する「繰り返されるキーワード」に着目して読みことで,物語の全体像の中から変化,変容を読み取っていくことができました。また,先生からは,この物語には,書かれていないけれど,この物語の最後にもう一度,「ニャーゴ」というねこの鳴き声があるとすれば,どんな思いの「ニャーゴ」かを考えてみようという続きの問いが出されました。自分の子供が待っている家に帰って,どんな風に「ニャーゴ」と言うのか想像することも楽しいと思います。

研究授業 国語科「風切るつばさ」を読み深めます。(6年) 9月15日(金)

 今年度の教育研究は,国語科を中心に行っています。1学期は理論研修を中心に進めてきましたが,2学期は授業研究を行いながら進めていきます。9月最初の授業研究は6年生でスタートです。「風切るつばさ」という物語文を読み進めていますが,今日のテーマは「クルルとカララ」という2人の登場人物の内,「一番苦しいのはどちらか」という問いで授業を進めました。文章はクルルという登場人物の視点で描かれているので,心情の描写を文章から拾い出すことが容易にできます。一方,カララという登場人物の心情は文章中には描かれていません。行動のみの描写の中から,そして,「クルル」の心情描写を通して読み取ることが必要です。「空書を読む」,つまりは,「書かれていないことを読み取る」ことを求められる学習でした。授業では,当初,心情描写がはっきりとしているクルル側の苦しさに着目していた児童が次第にカララ側の思いに寄り添っていく様子が見られました。この後,両者の比較検討を議論できるよう次回の授業では展開する予定です。

体験入学生と共に学び合う! 外国語(5年) 9月15日(金)

今週から,5年生にオーストラリアから体験入学生が来てくれています。昨年度も年度末の短期間ですが一緒に学びました。2年生までは日比崎小学校で共に学んでいた仲間。毎日一緒に楽しく授業を受けています。今日の外国語は「あなたはどんなことができるか(スポーツ・楽器・遊び等)」の英語での会話の学習をしました。英語でどのように言えばよいか,どのように発音すればよいか,体験入学生がお手本を聴かせてくれたおかげで,学級でのペアトークの時間がとても充実しました。一緒に学習できる日は限られていますがお互いに学び合うことがたくさんあるといいですね。

中心人物の「変容」を見極める 国語(2年) 9月15日(金)

国語科物語文「ニャーゴ」の中には「ニャーゴ」という鳴き声が複数回繰り返されます。最初と最後はねこの鳴き声ですが,同じ「ニャーゴ」でもその会話文の背景には異なる心情が眠っています。それをみんなで掘り起こすのが授業です。「食べてやるぞ!」という気持ちで満載の言葉なのか,「優しさに心打たれた」言葉なのか,「人の優しさに気付けなかった自分のおろかさ」を悔いる言葉なのか,文章の背景に流れる心情や背景を読み解くことが大切です。授業では,「最初は食べたい気持ちで一杯だったけれど,ねずみがやさしさをくれたから食べたかったけれど食べられなかった」という趣旨の説明をしている児童がいました。丁寧に読み取っている様子が分かりました。

クラス会議実践中!(2年) 9月15日(金)

2年2組と3組では,1時間目の学活の時間にクラス会議を実践していました。2組では,「給食を残さず食べるにはどうすれば良いか」について,3組は「熱中症に気を付けて元気に過ごすにはどうすれば良いか」についてみんなで解決方法を考えました。日常の小さな問題を自分達で解決していく営みが,学級力を高めていきます。発言権は誰にも平等にあることを学ぶ場でもあり,多様な解決方法があることを学ぶ場でもあります。2組,3組いずれの学級も良い雰囲気で話し合いが進んでいました。

「ニャーゴ」の登場人物の人物像を探ります。国語(2年) 9月14日(木)

 今日は,「ねこ」の人物像の学習です。子供達は「二回も挑戦するんだから,まけず嫌いで,くやしがりやだ。」「食べようとしたねずみが食べられなかったのだから,運が悪いねこだ。」とか,「案外,はずかしがりやだし,正直なところもある。」など,物語の本文の中に根拠を求めながら,人物像を描いていきました。昨日の「ねずみ」の人物像と今日の「ねこ」の人物像を比べながら,考えることで,単なる「ねことねずみ」という食う食われるという関係を超えて,人間味のあふれる人物像が折りなす物語の面白さに共感できるようになると思います。考える楽しさ,交流する楽しさを授業で味わっています。

5年2組の「学級力」向上プロジェクト進行中です。(5年) 9月14日(木)

 5年2組では,「学級力」を確かめるアンケートを実施して,自分達で良い点,課題点を見付けて,改善に向けたアイディアを確かめています。「感謝」の項目はレーダーチャートを見てみると,他の項目に比べて出来ている様子です。この点をより良く伸ばしていく方法をみんなで共有しました。また,課題点については,授業中の振る舞い方にありました。この点についての改善点についても,「話している人の方を向いて聞く姿勢を作る」「目線を合わせて聞く」などの改善の意見をみんなで共有しています。「自分達の学級は自分達で創る」という姿勢で,このプロジェクトを大事にしています。

「風切るつばさ」のクライマックス場面を見付けます。 国語(6年) 9月14日(木)

 6年2組では,「風切るつばさ」の学習で登場人物のクルルとカララの心情変化を考えてきました。今日は,その二人の心情が最も大きく変わった場所,つまりはクライマックスの場面を考えていきました。クライマックスを考える時,「この部分」という少し広い範囲で考えたり,「この一文」というまさにこの一瞬で変わったという文章を見付けてみることも楽しさにつながります。子ども達は「覚悟を決めた」という一文がまさにクライマックスの瞬間だと考えて意見を交流しました。友達の意見に重ねて,意見を広げたり,深めたりするための手法を先生とともに試行錯誤しています。明日は研究授業です。

SAFプログラムからの学びと今後に向けて。学活(クラス会議 5年)9月14日(木)

5年生は,昨日のSAFプログラムの体験を受け,10月の宿泊体験学習を成功させるために何が大切かを議題にクラス会議を行いました。「チームワーク」や「協力」等,キーワードとなる言葉が多くの児童から出てきました。「チームワーク」や「協力」は,それを思ったり考えたり唱えたりするだけでは成立しません。「チームワーク」をよくするためにはどんな行動が必要か,協力するためには自分は何をするのか等を考え,行動化しながらあと約1ヶ月半準備を行っていきます。

SAFプログラムで人間関係を築く力を高めます。学活(5年) 9月13日(水)

今日は福山少年自然の家の職員の方にお越し頂き,1組,2組それぞれ2時間ずつのプログラムを展開してもらいました。SAFとは「STEP of Adventure with Friend」の略称です。友達と一緒に安全にフェアに一生懸命楽しむプログラムです。このプログラムを体験した子供達は,事前と事後を比較すると,全く表情が変わりました。困難や難しさをみんなで乗り越える体験ができたため,学級の人間関係が深まりました。この経験を全員で振り返り,野外活動へと結びつけていきます。

「ニャーゴ」の人物像を作ります。 国語(2年) 9月13日(水)

 今日の国語の授業では登場人物である「ねずみはどんなねずみか」を文章を根拠にみんなで考えました。「先生の話を聞かないで,勝手にももを取りに行くので,自分勝手だと思う。」,「ねこを目の前にしてもおどろかないので,あわてない性格だと思う。」など,文章を根拠に人物像を多面的に考えることができました。
 授業が終わっての振り返りでは,「子ねずみ3匹,それぞれ,『めんどくさがり』だとか『やさしい』だとか,色々な考えをもっている人がいて,楽しかったです。」という記述がありました。
 このように,物語の登場人物の人物像を多面的に考えることを通して,目の前の友達も色々な面があるという人間理解に繋がるのではないかと考えています。自分自身も多様な面があり,また友達も色々な面を持っていると演繹的に考えられるようになると,人間関係を築く上で豊かになると考えています。

人物像を描いて,関係を明らかにする。国語(6年)9月12日(火)

6年生は,国語科「風切るつばさ」の学習を行っています。今日は,登場人物を明らかにした後,最初に中心人物が誰かについて議論しました。「クルルの目線で物語が書かれているし,会話文の量も多いので,ククルが主人公だと思う。「カララについての記述が少ないけれど,書かれていないから中心人物ではないとは言えない。」「最後の一文に二羽のアネハズルと書かれているので,二人が中心人物だと思う。」など,本文に根拠を求めながら,また,心情の変化の大きさに着目しながら議論が進みました。そして,後半は,登場人物の関係を図的に示す活動でした。金曜日の研究授業に向けて,授業は続きます。

昼休憩のハッピーフレンズ活動です。(全校)9月12日(火)

朝の発足式に続いて,昼休憩に各チームごとで遊ぶ時間を設けました。6年生が事前に準備した遊びを全館に分かれて実施しました。「フルーツバスケット」「絵しりとり」「ボールゲーム」などなど簡単なルールの遊び程盛り上がっていました。学校中が笑顔で溢れた時間となりました。朝の緊張した雰囲気とは違って,打ち解け様子に変わってきました。

異学年交流(ハッピーフレンズ活動)スタートです。(全校) 9月12日(火)

今日は,「1年生プロジェクト」として動いていた6年生の数名のアイディアから生まれた異学年交流の発足式が朝会に続いて行われました。名前は「ハッピーフレンズ活動」と子供達が命名しました。6年生自らが作ったプレゼンテーションをもとに,今日から活動が始まりました。各班に分かれた後は,自己紹介とミニゲームを行いました。名前を覚えることからスタートです。また,今日の昼休憩はチームごとで遊びが計画されています。異学年交流活動は高学年にとってはリーダー性を培う学びの場です。低学年にとっては,「憧れ感」をもって,先輩から学ぶ場です。同質の横のつながり以上に異学年は縦のつながりが自然に発揮されます。優しさや思いやりが往還する中で,普段の教室とは異なる学びや成長を期待できます。2学期から本格的に活動が始まります。

異学年交流の振り返り&6年生事前選挙(6年)9月12日(火)

初めての異学年交流(ハッピーフレンズ活動)の後,体育館で6年生が振り返りを行いました。「反応がなくて,段々説明していく元気がなくなってしまった。」「みんなが緊張していて,話しやすい雰囲気を作ることができなかった。」「自分勝手な行動をする人がいて,困った。」などなどの課題がたくさん交流されました。こういう感想は,自分がリーダーになった経験からこそ生まれる感覚です。これは「良質の失敗経験です。」立場が人を育てます。その場に立つと一気に自分事に変わるからです。この感覚を払拭するためのアイディアが子供達を育てていきます。楽しみです。 また,後半は後期の児童会選挙に向けた事前の6年生選挙でした。12名の児童が自ら公約を掲げて立候補しました。12名の意欲が学校を変えていくエネルギーになることは確実です。これもまた,楽しみの一つです。

「ニャーゴの問いは私たちで分けてみます。 国語(2年)9月11日(月)

2年生は,「ニャーゴ」の物語文を読み解くための「問い」を前の時間に書きました。今日は,その問いをカード形式にして黒板に貼りだして,「教科書を読めば,答えがすぐに分かるもの」「みんなで一緒に考えたいこと」「考えても答えが分からないもの」という分類で整理しました。2年生からでも分類の力を育てています。

既習事項を総動員して!外国語(6年) 9月11日(月)

6年生の外国語では,SummerVacationに「何を楽しんだか」,今までの外国語活動・外国語の学習で習ったことを使って友達に伝える活動をしました。まだ英語でどのように言えば良いかわからない単語もありますが,その都度全体で確認し,学級全体のボキャブラリーも増えています。楽しかったことを伝えるのはモチベーションが上がりますね。

「ニャーゴ」の物語の「問い」を考える。(国語)(2年) 9月8日(金)

2年2組では,物語文「ニャーゴ」を読み進めるための「問い」をみんなで考えました。最初は個人で,次にグループで交流し,全体に伝えていきました。明日からの授業は黒板に書かれた問いの内容を整理し,授業の展開を構成していきます。グループで発表している時,自分とは異なる考えを述べた友達に対し,「なるほどね」という自然な反応が生まれていました。担任の先生もその場面を逃さず,評価していました。「教育的瞬間」という言葉がありますが,まさにこのことです。自分達で問いを作って,自分達で解決する授業を全学年で目指しています。

「ニャーゴ」の物語の好きな場面を考える。(国語)(2年) 9月7日(火)

2年生は「ニャーゴ」の続きです。今日は,「場面を分ける」という学習です。テレビでも同じですが,「時間の経過があった時」「場所が変わった時」「登場人物が変わった時」などを起点に場面が変わっていきます。映像があればはっきりとしますが,文章からそれを判別することはじっくりと読む必要があります。子供達はこの物語を5つの場面に分けて,それぞれの場面にキーワードを付けました。そして,今日は,「自分が一番好きな場面」を選んで,その理由を書き込んでいました。
 ※「私が好きな場面は五場面です。理由は別れはなんだか少しロマンチックだし,子ネズミたちが叫んでいるのがかわいいと思ったからです。五場面を読んで思い浮かべた事は,絵を見て何で泣いているんだろう。字を読んで思ったことはももをたくさんもらって嬉しいと思ったのか,などが思い浮かびました。ニャーゴの勉強はすごく楽しいです。(実際は平仮名で書いているのですが,漢字を使用しています。)」
 子供達の選んだ場面は一人一人が異なります。それを交流することでさらに学びが深まっていきます。明日が楽しみです。

2学期の「学級力」を向上させる。学活(5年) 9月6日(水)

5年1組では,学活の時間で,2学期,どのような学級をめざすかについて話し合いが行われました。1学期の間の成長を振り返り,現在の課題を出し合いました。これをもとに,今現在の学級の力がどうなのかをアンケートで確かめることにしています。客観的に自分達の学級の力を見つめて,改善のアイディアを自分達で創造していく予定です。

「ニャーゴ」中心人物を確かめる。(国語)(2年) 9月5日(火)

2年生は国語科の物語文「ニャーゴ」の学習をスタートです。今日は,登場人物を確かめた後,「中心人物は誰か!?」で意見が分かれました。中心人物の定義として「物語の前後で大きく変容した人」という視点で自分の考えを名前カードで貼りだしました。たまおじさんというねこを中心人物だと考える児童が多かったのですが,ねずみ派の子供達もゆずりません。双方納得感のある発言が続きました。物語を読み進める中で,もう一度改めて「中心人物は誰か」という問いを通して,物語全体を俯瞰して読み通せるので,今日は,一旦,意見が分かれた段階で授業を終わりました。これからも追究は続きます。

「あいたくなっちまったよ」を読み解く(国語)(6年) 9月5日(火)

6年1組では,2学期のスタートを「あいたくなっちまったよ」という短編の物語文の学習からスタートしています。物語文を読み解くために必要な,登場人物,中心人物,クライマックス,主題などについて読み解くために必要な基礎を学んでいます。はりねずみとねずみは食べる食べられるの関係ですが,お互いに家族がいるということを知った瞬間にはりねずみが嘘をついて,その場を去るという内容です。子供達は,空欄にしていた最後の一文を想像する中で,物語の主題について考えていきました。「家族への信頼」「家族のあたたかさ」,そして「やさしいうそは許される」という意見もありました。授業の終盤の「この嘘は許されるのか?」という問いについて,子供達は本気で考えを交流していきました。多数派と異なる意見が自由に出せる学級の雰囲気がなければ,考えは深まりません。受容的共感的な学級の雰囲気の中で議論を生み出してもらいたいと願います。

数字を英語で読めるようになります。外国語(1年)7月18日(火)

1年生は,ALTの先生と一緒に外国語の学習です。今日は,数字を英語でどう読むかの学習です。学習の最後にはビンゴゲームで「ビンゴ」を目指します。ビンゴのために必要な数字は何かを先生からインタビューされて英語で答えています。

「夏休みの宿題のやり方」の悩みに寄り添う。クラス会議(学活)(4年) 7月13日(木)

4年3組は,夏休みを控え,ある男の子の悩みに寄り添うクラス会議を行いました。「どうしても夏休み後半に宿題をためてしまって,夏休みの楽しい思い出で消えてしまうので,何か良い方法はないか。」というものでした。共通する思いをもっている児童も多く,「毎日やる時間を決める。」「分かるものから先にする。」「カレンダーに宿題をやる日の印を入れる」などのアドバイスが出されました。今日は初めて個人の悩みに寄り添い,アドバイスを考えるというクラス会議でした。自分のために時間を使ってくれる仲間がいる学級を作っています。

台湾の子供達と自己紹介・地元の交流をしました。(6年)7月12日(水)

6年生は,台湾の小学生のみなさんと自己紹介・地元紹介をし合いました。自己紹介は,基本的に「No japanese」で行いました。今まで外国語で学習したスキルを総動員しながら英語や身ぶりで伝え,相手が理解した笑顔をしてくれた時は,日比崎の6年生もほっとした笑顔になり笑顔の交流にもなりました。

台湾交流で,3年生と英会話を楽しみました。外国語活動(3年)7月12日(水)

今日の交流は3年生からスタートでした。1時間目に新館にあがってもらい,外国語活動の時間を一緒に過ごしました。絵を描いたりしながら,言葉を交わし,交流を進めていきました。

台湾の子供達との交流で,英語ゲームをしました。外国語活動(4年)7月11日(火)

4年生は,5時間目に台湾の児童と一緒に英語ゲーム(ビンゴ)をしました。1組は「好きなフルーツ」,2組は「好きな野菜」,3組は「好きなスポーツ」を,教室内を動きながら相手に聞きビンゴを完成させていきました。お互いが理解できる英語を通してコミュニケーションをすることで,台湾の児童たちとより仲良く身近に感じることができる時間になりました。

台湾金門縣小学校との交流です。外国語(4,5,6年)7月11日(火)

2時間目は,5年生との交流の時間です。事前に作った自己紹介カードをもとに,各班に別れて名前を覚えたり,好きな食べ物を聞き合ったりして,交流を深めます。言葉は不十分でも伝えようとする意欲と姿勢があれば,伝わるものです。

学級の課題を解決します。クラス会議(5年)7月10日(月)

今日は,「誰もが居心地が良い,学級」にするための,それぞれの言葉がけや友達への関わり方について,学級全員で話し合いました。クラス会議の隊形になり,お互いが視線を共有できる環境の中で行ったことがより自分事として捉えた話し合いに繋がりました。様子を見てみると,意見が言いづらい時には「パスします」は大丈夫だと伝えているのですが,一人一人が自分の考えをしっかりと述べている姿に感心しました。

台湾交流に向けた会話の練習中です。外国語(5年)7月7日(金)

5年生は来週お迎えする台湾の人達と英語を介してコミュニケーションを図るため,今日はALTの先生と会話の練習を行いました。非言語である表情や手振り身振りを活かして,何とか伝えようとする気持ちで取り組んでいます。いよいよ来週です。

「貢献」と「感謝」の繰り返し クラス会議(学活)(4年) 7月6日(木)

今日は,第5回目のクラス会議でした。最初に前回提案した児童の解決策の効果を尋ねたところ,「うまく行っている」という返答がありました。みんなで知恵を出し合って解決策を出し合った結果が一人の児童の悩みを軽減することにつながりました。解決策を考えた周りの子供達にとっては「貢献」できた喜びがあります。反対に「自分の悩みに寄り添って考えてくれる仲間が自分の教室にはいる。」そういう感覚を得られた児童にとっては,「感謝」の気持ちが生まれる瞬間なのです。この繰り返しの中で,学級に居心地の良さが生まれてきます。自然発生するのを期待するものではありません。一緒に作っていくものなのです。
 今日は2名の書記の児童が次々と出される解決策とそのメリット,心配されることを要約しながら板書しました。「大変だったけれど,何とかできた~。頑張った~。」とコメントを述べていましたが,まさにその通りです。人の意見を聞いて要約して書く作業は思考力を鍛えられます。経験してみないと実感しない感覚なのです。45分間,充実した時間が流れました。

外国語活動(3年生)7月4日(火)

ALTのカギソ先生と一緒に,外国語活動を行いました。今回のテーマは「Do you like ~?」「Yes,I do.」「No,I don't.」です。子供達は,画面に映っているものから友達の好きなものを予想し,英語を使い聞くことができました。意外に知らない事実も知ることができたようです。

「貢献」と「感謝」の繰り返し クラス会議(学活)(4年) 7月6日(木)

今日は,第5回目のクラス会議でした。最初に前回提案した児童の解決策の効果を尋ねたところ,「うまく行っている」という返答がありました。みんなで知恵を出し合って解決策を出し合った結果が一人の児童の悩みを軽減することにつながりました。解決策を考えた周りの子供達にとっては「貢献」できた喜びがあります。反対に「自分の悩みに寄り添って考えてくれる仲間が自分の教室にはいる。」そういう感覚を得られた児童にとっては,「感謝」の気持ちが生まれる瞬間なのです。この繰り返しの中で,学級に居心地の良さが生まれてきます。自然発生するのを期待するものではありません。一緒に作っていくものなのです。
 今日は2名の書記の児童が次々と出される解決策とそのメリット,心配されることを要約しながら板書しました。「大変だったけれど,何とかできた~。頑張った~。」とコメントを述べていましたが,まさにその通りです。人の意見を聞いて要約して書く作業は思考力を鍛えられます。経験してみないと実感しない感覚なのです。45分間,充実した時間が流れました。

HKプロジェクト展開中!(6年→5年) 7月4日(火)

今日は,6年生が展開している「話し方・聞き方向上プロジェクト」の5年生向けバージョンが展開されました。次年度のリーダーになる5年生に向けてのプロジェクトです。6年生がモデルとなり,話し方,聞き方の見本を示し,それを5年生が見て学びました。「対話」を生むためには,話し手を鍛えることよりも,「聞き手」を育てることの方が大切です。その視点でのモデルを示してくれました。「話し手の方を向いて視線を合わせている。」「反応を返すことで話しやすい雰囲気が出来ている。」「話す人も反応を入れやすいように間を開けている」など,6年生の意図を良くくみ取って学んでいました。大勢の中で,自分の考えや思いを表明することは誰しも緊張するものです。それを乗り越えやすいようにハードルを下げてあげるのが聞き手の役割です。キャッチャーがいるからこそ,ピッチャーは安心してボールを投げられるように,話し手と聞き手の関係が大切なのです。この3カ月間の取組で,6年生は確実に変化を見せています。そこには,諦めないで根気強く子供を支援する教師の姿勢があります。

課題を解決するクラス会議の実践です。学活(2年)7月3日(月)

2年2組では,6月の生活目標を達成するための方法についてクラス会議の方法を用いて検討中です。「かいだんやろうかを静かに歩いて安全に過ごそう」という生活目標を達成させるために「やさしく歩こうねと声をかける」「あるけたらポイントをためる」「自分がどうだったか振り返りを書く」などのアイディアを考えました。そして,それぞれのメリット,デメリットを考えることにも挑戦していました。基本に確実な実践を重ねていくことで,「学級力」が身に付いてきます。

講師の先生との国語の授業 師範授業(2年) 6月30日(金)

「ゆうやけ」という教材を用いて,物語文を読み解く楽しさを学びました。場面を分ける視点は何かと問われた時,子供達は「時,場所,人物」だという風に答えました。物語は基本的に時間軸に沿って展開されていきますが,空白に時間の経過を読み取ったり,画面が切り替わる瞬間を読み解く読み方を学びました。さらに子供対達は,「キーワード」に着目して比べることで,違いが浮き彫りになること,一見同じ言葉のように見えるけれど,一字の違いがニュアンスを大きく変えることにも気付いていました。教職員は教材研究の深さが子供の学びを変えることを学びました。

講師の先生との国語の授業 師範授業(4年) 6月30日(金)

4年生は「おまえうまそうだな」という物語文を読み解きました。この教材はかつて教科書にも掲載されていましたし,絵本にもなっているお話です。子供達も最初の勘違いが生み出す出会いと別れの必然性を良く考えて発表しました。楽しいお話なのですが,その背景にある愛情や思いやり,別れの切なさなど,教師の発問次第で,読み取る深さが変わってくることを実感させられました。何に着目させて,どう切り口を持ってくるかで,子供達の反応が全く変わってきます。改めて,教材研究の大切さを学びました。

「話・聞セット」プロジェクトによるコメントを贈りました。(6年→2年)6月30日(金)

6年生から2年生への応援とはげましのメッセージです。一緒に授業中の「話す・聞く」プロジェクトを頑張ろうというあたたかいメッセージです。
写真の下段3枚目のメッセージが写真で読み取りづらいので,ここに書いてみます。「2年生へ 低学年とは思えない真剣なまなざしがぼくたちの心にささりましたよ。ただ,「だれもあいづちをうってないからいいや。」なんて考え方はもったいないですよ。ぼくはむずかしいからやらない。」という考え方で何百回も後悔したことがあります。だからこそ,あなたたちにはそんな経験をしてほしくありません。がんばってください!!」素敵な先輩からのメッセージです。

本格的なクラス会議を始める前の準備中です。クラス会議(2年)6月30日(金)

2年2組では,クラス会議の導入プログラムの5時間目を実践しています。議題は「ろうかを走ってしまう人がいるので何とかしたい。」という日常生活の中の具体的なものでした。議論するためには,議題を達成することでどんな効果が生まれるのか,その目的を共有することが大切です。子供達は円になって,一人一人が改善に向けた案を積極的に出していました。まずは拡散思考が大切です。そして,次の段階は一つ一つの意見を吟味し,より建設的な意見に共感できる学級風土を確立するよう回数を重ねて取り組んでいきます。

クライマックスを探す。国語(4年) 6月29日(木)

4年1組の「走れ」もクライマックスを見付ける時間になりました。中心人物であろう「のぶよ」にお母さんも弟も同時に「走れ,そのまんま走れ!」と声が重なった場面がクライマックスであり,大きく気持ちに変化を生んだ場面だということで共通理解が図られました。そして,授業の最初に生まれた「問い」であった「なぜ,走ることが嫌いだったのに,最後走り続けることができたのか。」という児童の問いの答えにも結びつけて解決することができました。自分達が考えた「問い」を解決することを中心に物語を読み進めることで,「自分達が謎を解いた」「物語を読み解いた」という実感につながっていました。授業が終わった瞬間,「楽しかった~。」と呟いた児童が印象的でした。

(4年)中心人物は誰だ!,クライマックスはどこだ! 国語 6月28日(水)

4年1組では中心人物を考えるために,登場人物である3名の人物像を改めて整理して学習をスタートしました。登場人物は物語の中で,様々な心情の変化が生じます。その心情を視点として物語全体を見通した時に,最も大きく変容した人が「中心人物」だということを子供達は理解しています。今日はその視点で,これまでの情報を整理した結果,「のぶよ」という女の子が最も心情の変化が大きいという事に気付いていきました。それぞれの立場での意見にはそれぞれ説得力がありました。「最後の場面では全員が中心人物に思える」という児童の意見もうなづけるものがありました。結論は多数決で決めることではないのですが,異なる立場の友達の意見にもきっと内心揺れ動いていることだと思います。それこそが,対話の価値です。

4年3組では,「物語のクライマックスはどこか」ということで議論が進みました。クライマックスとは物語の中で,中心人物の変容に最も影響を及ぼした場面であると言えます。その視点から物語全体を俯瞰しながら読み進めました。ある児童が「走れ,そのまんま走れ!という教科書の題名と同じ会話文のところが最も心情が強く動いたと思う。励まされたように感じて,勇気が出たからだ。」と発言したのをきっかけに,この部分にクライマックスの焦点が当たっていきました。物語には,「しかけ」「伏線」が隠されています。いきなり心情が変化するのではなく,その「きっかけ」となる箇所が存在しています。それを読み解くことも楽しさの一つです。

「話し方・聞き方」向上プロジェクト展開中です。(6年→5年) 6月28日(水)

6年生がモデルとなるべく先行実施していた「話し方・聞き方向上プロジェクト」ですが,今日は,5年生が6年生の授業を参観して学ぶ時間となりました。テーマに基づき議論する時間を見てもらい,話し方と聞き方,特に話し手がより話しやすい,そして話して良かったと思える聞き方,そして,チームでの話し合い方についても学びました。6年生自身もまだまだ十分ではないという思いがある中でしたが,自分達で何とか改善させていこうとする意欲から生まれたプロジェクトですので,その思いは受け取ってもらえたと思います。5年1組の子どもたちは,教室に帰って,振り返りを行い,自分達が実践していくことを付箋紙に書いて決意を表明していました。次期リーダーになる5年生が最も色濃く学んで,実践に繋げてもらえることを期待しています。

「まとめ」の文章はどこにある?  国語(1年) 6月27日(火)

1年1組では,「どうやって身を守るのかな」の学習の最後の学習です。今日までに子どもたちは,「やまあらし」「あるまじろ」「すかんく」という3つの具体例でそれぞれ問いと答えが繰り返されていることを学んでいます。今日は,説明文のまとめの文章がどこにあるかを読み解いていく時間でした。前回の「さとうとしお」の場合は,まとめの文章が一番最後にありました。しかし,今回は最後には見当たりません。子供達は,色々と手掛かりを求めて探していきました。「題の次の文章がまとめの文章だ。3つのことを全部まとめているから。」という意見を出した児童の考えで落ち着きました。これはいずれ,「頭括型」という説明文の原型になる説明文です。「いろいろな」という言葉がもつ意味を読み解くことができるかがポイントでした。発言の中には前回の「さとうとしお」の文章との違いを比較しながら説明している児童もいて,感心しました。

「中心人物」は誰だ! 国語(4年) 6月27日(火)

4年3組は物語文「走れ」の学習で,今日は「物語の中心人物は誰か」について議論しました。前時までにそれぞれの登場人物の人物像をまとめてきました。今日は,それを根拠に中心人物の定義である「物語の前後において最も変化した人は誰か」という視点での話し合いでした。自分が思う中心人物のところに名前カードを貼って,根拠をもとに議論が進みました。途中で予想変更も大きく起こり,それぞれの主張が展開されました。中心人物を一人に絞ることで,必然的に登場人物を比較する視点で思考が働きます。また,物語の前後でどう変容したのかをそれぞれ確かめる必要があります。その2つの視点で,物語全体を見渡すことに価値があります。教室の雰囲気も反応を積極的に返すなど受容的であり,それにより反対意見も出しやすい雰囲気でした。議論が展開されやすい学級に育ってきています。

説明文の構造の中にきまりを見付ける。 国語(1年) 6月26日(月)

1年生は,国語科の「どうやってみをまもるのかな」という説明文の学習をしています。今日は,説明文の中に登場する3つの具体例のそれぞれの「問い」とその「答え」がどこにあるかをみんなで考えました。1つ目のはりめずみの問いと答えの関係を把握した子供達は,「あるまじろ」や「すかんく」の場面でもその関係を読み解いていました。一つの事例のパターンが読み取れると次の事例を読み取る際にも同様のパターンで展開されるのではないかという「予測」が働き,文章の理解が進みます。この「」という文章は説明文の基本的な構造を理解するにはとても良い教材です。

「問い」の数はいくつある? 国語(1年) 6月23日(金)

1年生は国語科の時間に「どうやってみを守るのか」という説明文の学習をしています。この学習の前に「さとうとしお」という説明文の学習をしているので,その説明文の文章のつくり方を参考に,この教材を読み進めています。やまあらし,あるまじろ,すかんくという3つの動物が具体例として出てくる説明文だということを理解した子供達に与えられた課題は,「問いの数はいくつ?」ということです。疑問形になっている「問い」の文章をグループで探していました。「どのようにしてみをまもるのでしょう」というように,「~でしょうか。」という文末で終わらない文も「問い」の文章だと読み取っていました。文章全体を構造的に読み取る手法で授業が展開されています。

あなたの悩みに寄り添います。クラス会議(4年) 6月23日(金)

 4年1組のクラス会議のテーマは「毎日の生活の中で時間に余裕がないので,どうしたらいいか」という個人の悩みに関することでした。クラス会議で大切にしたいことは,「学級の課題を解決するためにルールを設定する」ことが中心になりがちですが,こうした一人の児童の悩みを取り上げて,みんなでその悩みを解決するためのアドバイスを考えることこそ大切だと考えています。むしろ,こうしたテーマに本気で関わる事ができる学級こそ,「育てたい姿」なのです。「自分のために時間を使ってくれた。本気で考えてくれた。」そうした経験が学級というコミュニティーに自分の居場所があると自覚することに繋がります。6月の時点で,児童が司会者を務め,発言をコントロールし,黒板係が意見を比較しやすいように整理して記載できるようになっています。また,その大前提としての「反応」を中心とした受容的な風土が,この会議を構成する重要な要素となっています。この実践を1年生は2学期から,他の学年は導入中です。全校で積み重ねていく予定です。

6年生からのアドバイスを早速実践です。(2年) 6月22日(木)

2年3組では,昨日,6年生に見てもらった「話し方・聞き方」に関するアドバイスを受けて,自分達もどうすれば良いかを話し合い,実践することとしました。友達の意見に反応することで,「聞いているよ」とメッセージを返すことや話している人の「間」を大切にして反応を返すことを大切に取り組んでいくことにしていました。学びを無駄にせず,早速実践に取り組もうとする姿勢が素敵です。

学びの成果を交流する。(6年→2年) 6月21日(水)

先週,6年生の授業を見た2年生。今日は1週間の取組の成果を6年生に見てもらって,アドバイスを受けるという時間を設けました。それぞれの学級で授業内容は異なりますが,「話し方,聞き方」に関する取組の様子を見てもらいました。6年生からは「目線は友達の方を向いているので,とても良いと思います。」「発言する人も言葉を短く切って,反応しやすい発表の仕方をした方が良い。」「発言が終わった時の反応の種類も増やした方がいいと思います。」など,自分達が意識して実践していることを伝えていきました。6年生を憧れの存在として見ている様子の2年生,みんなで学ぼうとしている姿が素敵でした。

登場人物の人物像を描く。国語(4年) 6月21日(水)

この物語にはお母さんとお姉さんの「のぶよ」,そして,弟の3人が登場します。今日は,お姉さんの「のぶよ」に関する人物像を描くための時間でした。教科書の本文の中に根拠を求めて,どんな人物かを描いていきました。そして,授業の終末に文章として「のぶよはどんな人物か」を書いていきました。「最初は,前向きでなかったけれど,応援をもらうことで,ポジティブな考えに変っていき,弟思いの面が出て来た。」などと物語の全体を把握して人物像を捉えていました。「もしかしたら,のぶよが中心人物かもしれない。」という意見も出てきており,次回の授業への橋渡しとなりました。

物語文「走れ!」の登場する人物像を描く。国語(4年) 6月20日(火)

4年生は物語文「走れ!」の学習に登場する人物がどんな人物なのかを教科書の本文を根拠に描いています。書かれている言葉のニュアンスを受け止め,そこから伝わる人物の心の様子を想像しています。自分の妄想ではなく,記述に基づく想像を大切にして人物像を描いています。

物語文「走れ!」の物語文の登場人物,中心人物を探ります。(4年) 6月19日(月)

4年生は,自分達が立てた「問い」を一覧表に整理して,これから物語の読解を進めていきます。今日は,「登場人物は誰か」「中心人物は誰か」について,考える第1時間目でした。最初に会話文に着目して登場人物の候補を挙げていく過程で,この発言は誰の発言なのかについて議論が生まれる場面もありました。明確に会話文を発出した人物が書かれていないのですが,文脈をたどっていいけば,誰かを特定することは可能です。これも文章全体を丸ごと読むことでしか考えることができません。中心人物を特定する際も,「物語の前後で最も変容するのは誰か」とく視点で読み解いていくため,物語全体を読む必要が生まれます。こうした読み方を大切に授業が進められています。

物語文「名前を見てちょうだい」の読解を進めています。(2年) 6月19日(月)

2年1組では,自分達で立てた「問い」を解決する授業が展開されています。今日は「なぜ,えっちゃんは大男の時だけ大きくなったのか」という問いの解決です。子供達は,教科書の本文に根拠を求めて,自分の意見をつないでいきます。「気持ちが込められたものを勝手に食べられたから許せなかった」「大切な自分の名前が書かれたものを食べられるなんて許せない」など,登場人物の思いに寄り添った発言が繋げられました。班で話し合いをした後は,メンバーで意見を繋ぐことを意識していました。6年生の授業を見た学びが活かされています。

「クラス会議」の導入プログラムを実施中です。学活(5年) 6月16日(金)

5年生は「クラス会議」を始める前の導入プログラムを実践中です。今日は,「自分が生まれ変わるのであれば,どの動物が良いか」という命題のもと,5つの動物の中から一人一人選択しました。同じ動物を選んだとしても理由が違ったり,自分なら選ばない動物を選ぶ児童もいるなど,このアクティビティを通して,人の「多様性」を学びます。人の好みも様々であり,また,その理由も多様であること,自分とは全く異なる選択をする人も存在すること,けれども,その理由には説得力があることなどなど,人と人が共に生きていく上での大切な考え方を学びます。

物語文「走れ!」の「問い」を創る。国語(4年) 6月16日(金)

4年2組は,国語科の物語文「走れ!」の問いをみんなで検討しました。昨日,一人一人が考えた問いを黒板に時系列に分類整理した後,「みんなで考えて解決したい問い」を中心に洗い出しました。「似ている」「違う」を判断しながら聞いている姿に感心しました。

「クラス会議」の基本的な展開を習得しています。学活(4年) 6月15日(木)

4年1組では,今日,クラス会議の3回目を行いました。テーマは「話し方・聞き方をより良くするためにはどうすれば良いか」という内容です。今日,6年生の授業でのふるまいを参観したばかリなので,ちょうど良いタイミングでした。議題を提起した児童が「みんなでルールを作りたい」と宣言してのスタートです。司会者には基本的なマニュアルを用意しているのですが,状況を見て,自分でアレンジしている場面もあり感心しました。また,黒板の板書係の児童も発表内容を要約し,整理しながら書くことができました。今日の話し合いを通じて,より受容的な雰囲気で授業が展開されることでしょう。

「話し方・聞き方」プロジェクト全校展開中!(6年→4年) 6月15日(木)

今日は6年2組主催の「話し方・聞き方」プロジェクトを4年生を対象に展開されました。授業前に何を大切にして実践しているかをポスターに書き表したものを提示しながら説明を行い,その実際を参観してもらうプロジェクトです。6年2組ではこのプロジェクトを広めるために「話し方・聞き方song」を作っていました。これがなかなか面白い!  
 6年生には4月からこの実践を全校に広めるためのリーダーになって欲しいことを伝えていましたが,こちらの想定を超えてアイディアが生まれてきていることに感心します。児童自身が必要感を感じ,自分達がその実践を通して,授業が楽しくなるというメリットを実感していることが強味です。だからこそ,他の学年に広めたいというエネルギーが生まれていると感じます。こうした取組は畑に例えれば「豊かな土壌」づくり,つまり「深い学びの土壌」を作っているのだと思います。

物語を読み解く「問い」を生み出す。国語(4年) 6月15日(木)

4年生は国語科の物語文「走れ」の学習を進めるに当たって,自分達で学びを進めるための「問い」を作っています。一読した後に,疑問に思ったこと,不思議に思ったこと,みんなで考えてみたいことをノートに整理しました。その後,みんなで考えてみたい問いを一つ選んで短冊に書き出し,黒板上で整理をしていきました。同じ問いは重ねながら,読めば分かる問い,みんなで考えてみたい問い,考えても分からないと思える問いに分類していきました。今日,提出された問いをもとに単元構成を検討し,授業がスタートします。

良質な深い学びを創る楽しさを知る。国語(6年) 6月14日(水)

今年度,日比崎小学校では研究教科として「国語科」を新たに加えて実践をすることとしています。そのため,今日は講師の先生に6年生の学級で師範授業をしてもらいました。教材の価値を見極め,何を学ばせるかを明確に教師がもつこと,そのためにどのような発問で展開をすれば良いかを教職員全員で学ぶことができました。また同時に,一人一人が授業に参加し,受容的な雰囲気を醸し出す学級風土が授業を活性化させていることも実感しました。1学期は理論を学びます。

「話し方・聞き方」を児童発で実践中です。(5年) 6月14日(水)

5年生は,全校で取んでいる「話し方・聞き方」について,何を大切に実践するかを一人一人がポスターとして書き出しています。日めくりカレンダーのように黒板に掲示して,日直がみんなの良い点を認めたり,課題を指摘しながら実践を重ねています。取組は継続が命です。一度掲示物を作ったら完成するような簡単なものではありません。これからも努力を重ねて文化を創り出していきます。

授業中の振る舞い方を真似て,学び,自分のものとする。国語(2年) 6月14日(水)

2年生は,国語科の物語文「名前を見てちょうだい」という学習を展開しています。先日,6年生の授業の様子を参観した2年生,早速,取り入れて実践しています。先生の発問に「接続詞」を用いて挙手したり,友達と視線を合わせて,受容している様子を伝えたりする様子がたくさん見られました。「実際に見て,体感する」経験が変化を生み出しています。

「話し方・聞き方プロジェクト」進行中!(6年→2年) 6月12日(月)

6年1組は,全校に「対話を広げて,深めるための話し方・聞き方」を伝えるプロジェクトを展開中です。今日は6年1組が,国語と道徳の授業を2年生の1~3組の児童を招待して,自分達の授業での発言の様子,聞き方の様子を見てもらいました。授業中に自分の考えや思いを伝えようとする姿勢を大事にしてもらいたいことです。そのために聞き手の「うなづきや反応」が大切であること,友達の発言に対して反応を返していくことで受容的な感覚を伝えることを意識して参観してもらいました。2年生の児童からも感想として,「発表している人と目を合わせて聞いているのが凄かった。」「発表している人に反応していることが真似したい。」などの感想が届けられました。1週間後には6年生が2年生の授業を参観してアドバイスをする予定です。
 こうした取組の主体は「児童」です。思いや願いを届けたり,実現していくためには仲間とともに「プロジェクト」を作り,実行していく経験を大切にしています。そして,この思いを支援し,実現に向けてサポートしていくことが教師の役割です。
思いがなければ,変わりません。願いがあるから伝わります。熱意とともに,具体的な方法を提供することで,現実が変化していきます。そういう姿を応援しています。

物語文の「問い」を自分達で整理する。国語(2年) 6月9日(金)

2年1組では物語文「名前を見てちょうだい」を一読後,自分達で考えてみたい「問い」を短冊に書いて,黒板に貼りだしました。その一つ一つの「問い」を仲間分けしながら,これから授業で扱っていく問いを整理しました。重複している部分がみんなが共通して解決したいと思っている問いになります。物語の読解の授業を展開する上で,教師から与えられた問いで授業が進行するのではなく,子供達が考えた問いで進めていくことを大切にしています。

「クラス会議」絶賛進行中! 学活(4年) 6月6日(火)

6月から全校で取組を始めることにした「クラス会議」ですが,4年1組では既に子供達が全体を運営するノウハウを身に付けて実行し始めています。今日の議題は「元気なあいさつができていない人がいるのでどうしたら良いか」という内容です。まずは,この課題を解決するための方策を出し合いました。「お手本の人を見習う」や「係が表を作って点検する」「掲示物を作る」などのアイディアが出され,その後,それぞれについて「メリット」「デメリット」を考えていきました。クラス会議ではこのアイディアのプラス面マイナス面を考えることを大切にしています。唯一絶対的な解決策はそうそうあるものではありません。メリットデメリットを検討した上で,ベストではなくよりベターなものを選択していく経験を大切にしています。動き出すともう自分達で次々と進めていく子供達です。「学級は自分達で変えられる!」そういう楽しさ喜びを獲得した子供達は自律的にならざるを得ません。
※この授業は6月5日(月)に実施されたものです。

議論を巻き起こせ。「給食か弁当か」国語(6年) 6月6日(火)

今日の議論のテーマは「給食か弁当か」についての議論を行いました。表向きはテーマに基づいた議論を行うことですが,裏テーマは,学級内に全員参加で議論を巻き起こすことです。一部の児童が活躍するのではなく,全員参加にするための仕組みを導入して実施しています。「発言した内容を受け止めてもらえた」という受容的な感覚をみんなで創り出すこと,連続して発言をつないでいくことを大切にしています。今日は発言の途中で止まった児童の言いたかったことを予測し,つないで発言する児童の存在が見られました。「聞く」と「聴く」の違いを感じることができる瞬間でした。

子どもの「問い」で授業を作る。国語(2年) 6月6日(火)

2年生は,物語文「名前を見てちょうだい」の学習を行っています。昨日に続き,今日は物語を読み進めるための問いを班ごとに検討して,黒板に一覧で整理をしました。「あたしのぼうしをかえしなさい!のところだけ文字が大きくなっているのはなぜ」「二人が顔を見合わせた時に風が吹いたのが不思議」など,文章表記の特長やファンタジーの物語での切り替え場面の特長に気付いている児童もいました。これらの児童の素朴な疑問を整理して,学習を進めていくことで,「自分達が学習の中心者」となっていることを自覚させていきます。

「名前を見てちょうだい。」の問いを作る。国語(2年) 6月5日(月)

2年3組では,物語文「名前を見てちょうだい」の学習を始めました。今日は,物語を読み進めていくためのエンジンとなる「問い」づくりです。初めて読んだ物語文で疑問に思ったこと,みんなで考えたいことを抽出しています。自分達の「問い」で授業が展開されていく楽しさを味わいます。

「クラス会議」の導入ステップの1時間目です。学活(2年) 6月5日(月)

2年2組では,これから始める「クラス会議」に向けて,導入ステップ6時間の1時間目を行いました。机を外して,椅子だけで円を作り,会議の隊形を作ります。円になることは誰もが視線を交わしやすく,全員が対等であることを示しています。できるだけ効率的に他者に配慮しながら隊形を作る練習です。机の異動が難しい児童へそっとヘルプしていたり,円に入りにくい児童にはスペースを開けて,「どうぞ」と声を自然にかけている様子からも学級の温かさを感じます。学級経営の土台は「規律の中にある一貫したあたたかさ」です。これからの会議に注目です。

「議論」を通して話し方・聞き方を鍛える。国語(6年) 6月2日(金)

6年生は,1組,2組いずれも国語科の「話し合い」の教材をもとに,自分達で議論を進める学習を展開しています。1組のテーマは「1週間,同じものしか食べられないとしたら,カレー,ラーメン,すしのどれが良いか。」2組は「動物園の動物と野生の動物はどちらが幸せか」でした。チーム(班)で意見を交換し,全体で共有する過程で,全員が発表できるような仕組みを考えて挑戦しています。

教室に「あたたかさ」を子供達が創る。学活(2年) 6月2日(金)

2年1組では,教室での机の隊形を「コの字」の形に変えて,4人の班を構成して授業を展開しています。発表する人と「視線」を合わせて,「うん」「はい」「そうだよね」など発表者に対して「聞いていますよ。」というメッセージをつぶやきとともに伝え合っています。「受容的な風土」は視覚的,聴覚的に具体的な行動で伝えないと分かりません。確実に空気感が変わっています。

「授業の質」を高めるのは私達です。学活(6年) 5月31日(水)

学校で統一した「話し方,聞き方」を展開するために6年生がモデルとなるべく健闘しています。今日も「何を大事にするべきか」について,ジャムボードで各自の意見を集めた後,グルーピングしながら意見を集約しています。話すことを苦手に感じている児童が圧倒的多数存在する中,発表することに抵抗感をなくすためには改めて「聞き手」の役割が重要であることを,子供達の意見の中から導いていました。誰だって自分の主張が100%正しいとは思っていません。また,自分の考えが少数派であることへの不安もあります。それらをいかに軽減できるかが「聞き手」の存在です。「受容的な振る舞い方」,「フォロワーとしての振る舞い方」を学ぶことを大切に学年経営が進んでいます。

「話し方・聞き方」について改めて学ぶ。学活(6年) 5月29日(月)

 6年生では,話し合いにおいて,議論を深めるためにも,どのような話し方がよいのか,聞き方が必要なのかについて,改めて全員で考えました。「低学年に日比崎小学校としての授業でのふるまい方をどうのように創っていくか」という視点でも大切な話し合いでした。他校での実践例からも学び,自分たちと比較しながら,真似できるところを見つけ出しています。これから確実に変化があると確信しています。

外国語科の授業研究を6年生で行いました。外国語科(6年)5月26日(金)

日比崎小学校では,長年外国語活動,外国語科の教育研究を推進してきました。その伝統を大切にするためにも,これまで大事にしてきた指導上の大切なポイントを全教職員で共有するためにモデル授業としての授業公開を行いました。本校で大切にしている留意点は次の通りです。
・単元全体や1時間の授業の中で,「聞く→気付く→話す」の流れを意識する。また,T2にALTがいる場合は,「スモールトーク」を設定する。
・児童が英語の発音を習得できるよう英文は授業の後半に板書する。(視覚ではなく聴覚から習得させる。)
・児童が相手意識をもったコミュニケーションについて,考えるために「ペアトーク→フィードバック→ペアトーク」の流れで活動を行う。
・文字指導(書く活動)は,4線を使って行う。文字を提示する時は,主語・動詞・目的語を意識できるよう,板書を工夫する。
という点です。今日の授業でも,上記の点を踏まえた学習展開が行われました。また,単元構成においても,高学年は,単元を貫く課題を設定して1時間1時間に目的意識を持たせて授業を展開するようにしています。授業中,普段発表することに抵抗がある児童が発表し終わった際,隣の児童が小さな拍手で「頑張ったね」というエールを送っている姿が,素敵でした。
今年度は,外国語,外国語活動に併せて,「国語科」を研究教科に加えて1年間授業研究を行う予定です。

議論を巻き起こせ! 国語(6年)5月11日(木)

6年1組は説明文の「イースター島にはなぜ森林がないのか」という説明文の学習を進めていました。今日のめあては「筆者の主張はどこに書かれているか」です。複数の考えを交流する際,先日確認した「反応を返す」ことを意識している児童や,「◯◯君の考えは分かるんだけど,でも私はこう思う」など異なる意見をもつ児童に対して尊重しながらも自分の考えを明確に伝える姿勢が見られました。唯一一人だけの考えの児童に対しては「いいよ,いいよ,頑張れ!」と声をかけるなど応援,支援の声かけも見られました。議論を起こすためにはその土壌が大切です。「受容的な風土があること」「共感的に反応を返すこと」など学級の空気感,風土が大切です。先日まいた「種」が確実に芽を出し始めています。

自分達の願いやアイディアを目に見える形に残します。学活(6年)5月11日(木)

6年生はグループごとで運動会に向けた決定したスローガンの掲示板を作成したり,学級で決めた「話し方,聞き方」に関する掲示版も作成したりするなど,グループごとにで自分達が決めたことを視覚的に常に意識できるように取組を進めていました。理想を現実に近づけるためには日々の地道な実践あるのみです。

「話し方・聞き方」の具体的な実践を始めました。(6年)5月9日(火)

 昨日,授業における話し方,聞き方に関して自分達が取り組むことを整理した6年生。今日は,早速,実践を始めました。1日を終えての振り返りを書いていますので,少しだけ紹介します。
・発言した人への反応を返すことができて,相手意識をもつことができました。◯君が「それは!!」と言って手をあげていたのが凄いと思いました。
・今日は発表できなかったけれど,話している人に相手意識をもつことができました。いいと思ったのは◯◯さんが勇気をふり絞って発表していたところです。
・◯◯さんが「がんばれ!」と言ってくれたおかげで,発表することができました。周りのみんなのおかげで発表できました。
・◯◯君が,ジェスチャーをたくさん使っていたのですごいと思った。
・話し合いの時に積極的に意見を出してくれた◯◯さんがすごいと思いました。

いずれの振り返りも「他者」に対する意識が以前にも増して増えていることが伝わります。影響を与え,影響を受け合う関係をこれからも実践を通して作っていく予定です。

自分たちの学級の課題を解決します。学活(4年)5月9日(火)

 4年生は学活の時間に,クラス会議の形態を用いて,自分たちの学級の課題を抽出し,その課題の解決方法を考える時間を設けました。新しい学級が始まって約1ヶ月が過ぎ,自分たちの居場所としての学級の「色」や「空気感」を一人一人が感じることができるようになってきました。今日は,一人一人が感じたその思いを率直に出し合い,解決方法を考える時間としました。今日は司会進行を先生が担っていましたが,今後は,子ども達自身が司会者や記録者となり,会を運営できるようになることを期待しています。「学級は自分たちで創る」という一人一人の思いが大切なのです。

私たちが「日比崎小の学校文化」を創ります。学活(6年)5月8日(月)

 4月に行った学活で,6年生は「自分達の学級の課題を解決する」というテーマで様々な課題を抽出していました。今日は,その中から「授業を交流の場とするための話す,聞くルールを考える」というテーマで1時間話し合いました。話す側のふるまい方として,まずは「文章を短くきってハキハキと話す。」「聞き手に分かりやすいように間を開けたり,聞いていることの確認をする。」「問いかけの文章を投げかけて話す」などの具体的な方法が出されました。また,聞く側のふるまい方としては「大丈夫だよ,なるほど,いいね,ナイス!」などの反応や評価の言葉を返していくことが話しやすくなる」ことをみんなで確認していきました。また,全体にアイコンタクトを配ること,相手の意見を引き出すような話し方も大切だ」などが出されました。黒板に書かれていることは全て,子供達からの意見です。これらのことを,具体的に授業の中で実践していく予定です。


 6年2組も,同様に学活で「聞く姿」と「話す姿」についてみんなで話し合いました。聞く側のふるまい方としては「相手に身体を向けて反応を返すこと」「目線を合わせて,うなづきを入れること」など,相手意識をもって聞くことが大切だと確認されました。また,「話す側」としては,「問いかけを入れて,聞き手の反応を確かめること」「ジェスチャーを入れて自分の考えをしっかりとアピールすること」などの考えが出されました。6年生にはお互い相互の授業でのふるまい方を参観し合う機会を設けることを提案しています。また,自分達が納得できる形を創ることができれば,他の学年も招待することもミッションとして示しています。「学校文化を創ることの楽しみ」を子供達自身に味わってもらいたいと思います。

果物の名前を英語で覚えます。外国語(2年)4月28日(金)

2年生は外国語活動の時間を設けて,今日は果物の名前をクイズ形式で覚えていました。「キャベツ」「トマト」「ニンジン」などの絵カードをもとに,新たな言葉を獲得していきました。3年生から始まる外国語活動につながる学習です。

自分達の学級の改善リストです。学活(4年)4月28日(金)

4年生は一昨日に行った学級改善のための話し合いの内容を忘れないようにしたいということで,「25のリスト」にまとめて掲示しておくということにしました。今日はそのリストを模造紙にまとめていました。方法論は多様です。自ら考えて動こうとする姿が頼もしい限りです。

台湾の小学校の先生方が本校を訪問されました。(全校)4月27日(木)

今日は,児童の絵画等の作品を交流している台湾の嘉義市(カギシ)の小学校の先生方が本校を訪問されました。

 嘉義市の小学校の校長先生が2名,教諭の先生方,そして日本と台湾の交流を促進されている団体の通訳の方など6名の方が本日午前中に訪問されました。2階の職員室横に掲示している台湾交流コーナーを見られて特に喜んでおられました。また,各学年の授業を参観され,日本と台湾の教育事情の違いなどについて質疑を行いました。6年生教室を訪問した際には6年生の児童が事前に考えていた質問内容を英語で交流しました。ジェスチャーを使って,懸命に質問し,理解しようとする姿勢が頼もしかったです。最後の懇談会では今後の相互交流を約束してお別れしました。幅広い交流の体験をこれから子ども達に提供できるよう計画を進めていきます。

学級の課題を協働的に解決する。学活(4年)4月26日(水)

4年生は,この1カ月を振り返り,学級で生まれた課題を解決する時間を設けました。

 4年1組の児童は,この1カ月を過ごしてみて感じた学級の課題を解決したいという思いを先生に伝え,「クラス会議」の手法を用いて解決のための課題収集と解決策を考えました。円陣になって考えたいということも子供達からの発案です。机を移動させ,円陣になるスペースを確保して,話し合いが始まりました。課題としては,「チャイムを守れない」「廊下を走る」「トイレのスリッパがぐちゃぐちゃになっている」「反応がにぶい」など,円陣が2周するぐらいの課題が出されました。そして,それらを解決する方法についても多様な意見が出されました。今日は今後解決すべき内容として「25の目標リスト」として整理しました。今後,この中から課題を選んで話し合いを行っていきます。「自分達の学級は自分達で創る。」そういう意欲が溢れた素敵な子供達です。

「私たちの学級」は私たちが創る!学活(6年)4月26日(水)

6年生は,先日行った「学級力」を測定するアンケートの結果を用いて,これからどんな学級を創っていくかを考えました。

 まず最初に,前回行った「学級力」のアンケート結果をレーダーチャートにしたものを先生から提示されました。1組も2組もいずれも「学習」に関する項目が他の項目と比較して低いという特長があり,当然子供達もそのことに着目しました。「学習」とは授業を活性化することです。子供達は「まずは一人一人が発表をたくさんすること」「発表する人が発表しやすいように反応を返すこと」「発表が難しい人を勇気づけること」「自分と違った考えの人がいることを大切にすること」などが大切であることを確認していきました。課題の解決に向けた意欲ある発言がたくさん聞かれました。特に多くの児童が「授業で発表した時,反応を返されたらとても嬉しい気持ちになり,また発表したくなったことがある。」という経験をしていることを思い出し,そのことが授業を活性化させるために欠かせないことを確認していました。「学級力」のレーダーチャートに変化が生まれるようにこれから取組が始まります。

天気を使った楽しいゲーム 外国語活動(4年)4月25日(火)

4年生はALTのカギソ先生とともに,「天気」をテーマに外国語活動を楽しみました。晴れ,曇り,雨,雪などの天気をそれぞれ英語で覚えて,友達と会話をしました。その後,どれか一つの天気を選んで得点を競い合うゲームを行い,みんなで楽しみました。

外国語での自己紹介です。外国語(6年)4月24日(月)

6年生は「自己紹介」の文例を作って,隣のペアと自己紹介です。「名前,名前の綴り方,好きなもの」などを織り交ぜての会話です。2回目はジェスチャーを織り込んでレベルアップを目指しました。

共に生活する仲間で「創る」学級力を高める。学活(6年)4月24日(月)

6年生は,他の学年よりも一足先に,「学級力」を高めていくための取組をスタートさせてます。

 日比崎小学校の学校教育目標のキーワードの一つに「共に高め合う」があります。このキーワードを実現するための具体的な取組として,全校で大事にしたい「共同体感覚」についての理解からスタートしました。聞いたことのない言葉ですが,簡単に言えば「他の人の存在に関心をもって,今いるコミュニティーに自分の居場所があると感じる感覚」のことです。これは学校生活の基盤となる感覚です。この感覚がどの程度あるかを確かめるアンケートからスタートしました。次に一人一人が構成する「学級」の力を測定するアンケートも行いました。「目標をやりとげる力」「自律する力」「話をつなげる力」「友達を支える力」「安心を生む力」「きまりを守る力」の項目から構成されています。この結果をもとに,子供達と一緒に改善,発展のためのアイディアを創出していく予定です。

「挨拶」のコミュニケーションを楽しみます。外国語(3年)4月21日(金)

3年生は,アレクサ先生と外国語活動を楽しみました。自分の名前を伝えて,相手にサインを求めています。日本語と英語の違いがあるだけでコミュニケーションは心の通い合いです。言葉が不十分でも伝えたい思いがあれば,通じるものです。

アルファベットを書く。外国語(5年)4月14日(金)

5年生は最初に自己紹介のコミュニケーションのイントロダクションを行った後,アルファベットの書き方を学びました。「外国語活動」から「外国語」へと名称を変えて学習内容がレベルアップするとともに,学習時間も週2時間へと変っています。
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