学校長挨拶

 本校に着任して2年目の4月を迎えました。
 昨年度は,新型コロナウイルスの感染防止に留意しながらの教育活動を展開して参りましたが,引き続き,今年度も感染拡大の状況を注視しながら,教育活動を展開して参ります。
昨年度は,コロナ禍の中,ソーシャルディスタンスという物理的な距離を取りながらの教育活動となりました。しかし,心のつながりは断ち切ってはいけないという思いで,可能な範囲で「ファミリー活動(異学年交流活動)」を大切に推進してきました。卒業した6年生はこの活動に息を吹き込み,人と人を結びつける接着剤の役割を果たし,集団が前に進むエンジンの役割を果たしてくれました。その中で,自己肯定感,自尊心,役立ち感,リーダーシップ,憧れ感など,人が人の中で生きていくために大切な要素を数多く身に付けることができてきました。
 そのため,今年度は,学校教育目標を「関わりの力をもち,自分を表現できる子供の育成」と定め,校訓を「人は人の中で人になる」として,一年間教育活動を展開して参ります。広島県教育委員会では,15歳で身に付けるべき力として,「自己を認識する力」,「自分の人生を選択する力」,「表現する力」の3つを掲げています。小学校段階では,他者との関係性の中で,自分の存在を認め,自他の違いを認めながら,「自分」を見つける機会を作っていき,しっかりと自己表現ができる児童を育てていくことが大切であると考えました。
 私たち教職員は,コロナ禍を体験することにより,従前行っていた教育活動の価値を改めて見つめ直し,本当に必要なものは何かを問い直す機会を得ていると考えています。そのため,常に,目的は何か,趣旨は何か,何を育てたいのかを明確にしながら,協働的に学校教育活動を創造していく所存です。昨年度末に全ての児童に一人一台のタブレットが配置されました。これらの効果的な活用も推進しながら,令和3年度の教育活動を展開して参ります。
 保護者の皆様,地域の皆様,本校教育に対するご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに,さまざまな視点からの前向きなご意見をいただきますようお願いいたします。
 令和3年4月1日
   尾道市立栗原北小学校  校長 石原 政信

学校概要

児童数 221名(令和3年11月1日現在)
学級数 通常学級9学級,特別支援学級3学級

校歌 児童会作詞 教職員作曲(昭和五十六年) 



  •  光る緑のあざやかに
     やさしく続く山なみと
     瀬戸の島影まちの屋根
     匂う大地もひろびろと
     栗原北小に ぼくらは集う


  •  空にひとすじ白い雲
     ひとみにうつる夢はるか
     学ぶ力の限りなく
     きたえるからだあすの日へ
     栗原北小に わたしは集う


  •  緑と青に かこまれて
     光あふれる校舎には
     なかまと語るぼくわたし
     希望の窓を今ひらく
     栗原北小の なかまたち
  • 校歌の歴史

    各連のイメージ(カラー) 
     一連 地域の自然環境(緑)
     二連 学ぶ子供たちの心(青)
     三連 希望をたくして(光) 
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