学校長挨拶

 本校に着任して3年目の4月を迎えました。
 着任した令和2年度,そして昨年度も,新型コロナウイルスの感染防止に留意しながらの教育活動を展開して参りました。今年度も引き続き,感染拡大の状況を注視しながら,柔軟に教育活動を展開して参ります。
 令和3年度から学校教育目標を「関わりの力をもち,自分を表現できる子供の育成」と定め,校訓を「人は人の中で人になる」として,一年間教育活動を展開して参りました。育成したい資質・能力についても「関わりの力」「自分を表現する力」の2点に絞り,全ての教育活動を通して,この2つの資質・能力を育成するよう取組を進めて参りました。
「横糸」の役割を担う各学級で取り組んできた「クラス会議」により,子供達は課題解決の方法を学び,そこから新たに自分達が求める活動を創り出す活動も数多く見られるようになりました。継続した取組の中で,子ども達は一人一人,発言権は平等であることを感じてきていると思います。この活動の基盤の上に,「縦糸」の役割を担う「ファミリー活動(異学年交流活動)」を位置づけています。最高学年である6年生がこの活動を牽引するエンジン役を担い,人と人を結びつける接着剤の役割を果たしてきています。これらを本校の特色ある文化として継承していこうと考えています。自己肯定感,自尊心,役立ち感,リーダーシップ,憧れ感など,人が人の中で生きていくために大切な要素を数多く身に付けることができると思います。
 また,国語科におけるフレームリーディングの教育研究も活性化し,教職員自身がその価値を自覚し,教材研究の楽しさを感じられるようになってきました。今年度は3年目として中間地点の成果を教育研究会として提案したいと思います。
 さらに,昨年度一人一台,配布されているタブレット型パソコンも子ども達にとって,強力な「文房具」としての役割を果たしてくれています。インストールされている「ロイロノート」を縦横無尽に活用して表現できるようになってきています。ハードとソフトを効果的に連動させ,新たな学びの姿を実現していきたいと思います。
 現在も終息しないコロナ禍の体験は,これまで当たり前のように行ってきた教育活動の価値を見直す機会を私たちに与えてくれています。本当に必要なものは何かを問い直す機会だと自覚しています。これまでに引き続き,常に,目的は何か,趣旨は何か,何を育てたいのかを明確にしながら,共同体感覚をもって,学校教育活動を創造していく所存です。
 保護者の皆様,地域の皆様,本校教育に対するご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに,さまざまな視点からご意見をいただきますようお願いいたします。
 令和4年4月1日
   尾道市立栗原北小学校  校長 石原 政信

学校概要

児童数 220名(令和4年9月1日現在)
学級数 通常学級10学級,特別支援学級3学級

校歌 児童会作詞 教職員作曲(昭和五十六年) 



  •  光る緑のあざやかに
     やさしく続く山なみと
     瀬戸の島影まちの屋根
     匂う大地もひろびろと
     栗原北小に ぼくらは集う


  •  空にひとすじ白い雲
     ひとみにうつる夢はるか
     学ぶ力の限りなく
     きたえるからだあすの日へ
     栗原北小に わたしは集う


  •  緑と青に かこまれて
     光あふれる校舎には
     なかまと語るぼくわたし
     希望の窓を今ひらく
     栗原北小の なかまたち
  • 校歌の歴史

    各連のイメージ(カラー) 
     一連 地域の自然環境(緑)
     二連 学ぶ子供たちの心(青)
     三連 希望をたくして(光) 
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