特色ある取組

Educational research

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「クラス会議」の導入

「自分達の学級の問題は自分達で解決する。」ということをコンセプトに2年前から,全校で「クラス会議」を導入しています。課題を見つけ,課題を学級に議題として提案し,ブレーンストーミング方式で解決策をみんなで考えていきます。そして,みんなで議決した解決策を1週間実践してみて,その効果を振り返るという営みです。上越教育大学の赤坂真二教授の理論をもとに,本校の子どもたちに,即した形で導入をしています。
 また,令和4年度からは,早稲田大学の田中博之教授が研究されている「学級力向上プログラム」を導入し,学級の力を客観的なデータで分析し,その結果に基づいた改善プランをクラス会議で検討していくこととしました。
 自律的な学級集団を作ることは,一人一人が自分の居場所を学級内に確保することにつながります。また,同時に問題解決の手法を一人一人が身に付けることにつながります。コロナウイルス感染症による学校の臨時休業の体験を通して,改めて人は人との繋がりの中でしか生きていけないことを実感させられました。社会の中で生きていくためには,ルールが必要です。全てが自分の思い通りにはいきません。「折り合い」をつけることの大切さもこの取組の中で学ぶことができると考えています。
 また,引き続き,児童会主催で行う「全校クラス会議」も実践を継続します。これは異学年で編成されたファミリーが基本母体です。異学年での関わりの中での課題を解決する場として導入しています。

※学級力向上プログラムの詳細については,こちらでご確認ください。

友達を注意することの是非について クラス会議(4年)2月15日(水)

今日の4年生のクラス会議の議題は「友達がしていることが明らかに悪いことなんだけど,注意する勇気がない。どうしたら良いか」という一人の児童からの提案でした。どの学年でもどの学級でもあり得る内容です。正論は勇気を出して注意をすれば良いのでしょうが,それができないから困っているのです。会議では,「それでも勇気を出してみる」「サポートしてくれる人を探す」「先生に相談する」などの解決策が出され,それぞれのメリットデメリットを考えていきました。話し合い活動では終始議題を提案した友達の日頃の優しい言動に対して共感しながら反応が返される温かい雰囲気がありました。

あなたのために私は考えます。クラス会議(2年)12月21日(水)

 2年生は,「個人の悩み」が議題に提出されたので,その議題について,みんなでクラス会議を開きました。

今日は,「家で宿題をするのに時間がかかるので,早く終われるようにアドバイスが欲しい。」という内容について,みんなでアイディアを出しました。クラス会議の場合は,こうした個人の悩みについても時間を割いて,みんなで考えます。そのため,最終的には議題を提出した人がどのアイディアを採用するかを決定していきます。
 会議では,「難しい問題は後からやって,できるところから先にやるといい。」「ぜったいに手を止めない」「宿題だけではなく,自主勉強をすることで問題に慣れる」「分からないところはお家の人にアドバイスやヒントをもらう」など様々なアイディがでてきました。「誰か一人のために時間を使う」そういうことができる学級は自分の居場所を見つけることにもつながり,安心感を得ることができます。クラス会議を大切にしている理由です。
 今日は,「黒板」の記録係も児童が初めて担当しました。出てきた意見を書くときに間隔を広げて,それぞれのメリットデメリットを見やすくすると良いことにも気付いていくことでしょう。全て,経験を通して学んでいきます。

「6年2組」の2学期をふり返る 学活(6年)12月21日(水)

 6年2組は,クラス会議の前回の提案「スマイルの木」のふり返りと2学期全体を通してのふり返りをしました。前半の「スマイルの木」のふり返りでは,成果としては,書いた人と書かれた人も嬉しかったが,課題としては,書かれていない人もいたというのが出てきました。周りが見えるからこその発言です。そして,クラス全体の改善案と書かれなかった人に対する改善案が出されました。
 その後,3回目の学級力アンケートの結果予想を基に,2学期のふり返りをしていました。それぞれの項目ごとに,その根拠を発表しました。「『目標』が伸びたと思います。理由は運動会や修学旅行でスローガンを立てて,それを目指して行動したからです。」「『尊重』が伸びたと思います。スマイルの木で認め合えたからです。」「『役割』が伸びたと思います。わけは,給食当番が休んでいても協力してできたからです。」「『学習』が伸びたと思います。わけは,つなぎ発言を頑張ったし,児童会の提案で6年生が授業を見せたからです。」「『仲直り』が伸びたと思います。トラブルが多かったけど,素直に『ごめんね』と言えて自分たちで解決できました。」その他にも,司会者が「全員発表有難うございます」と締めくくったように,オンラインの子どもも含めて全員が何かしらの自分たちの成長に関する発表をしました。ここには,しっかりと自分たちの活動とふり返りをつなげて考える子どもの姿がありました。

友達との仲直りの方法を考える。クラス会議(3年)12月16日(金)

3年生のクラス会議では「友達と喧嘩をした後,どのようにしたら早く仲直りができるか」という議題に対して,みんなで解決方法を考えました。「手紙を書いてみる。」「勇気を出して声をかけてみる」などの意見が出されました。それぞれの意見にはメリットデメリットがあります。それらを踏まえて,議題を提案した人は「まずは,自分なりに相手のことを考え,自分の反省を加えて手紙を書いてみる」という方法を試みることを選択しました。学級の友達の個人の悩みにも寄り添って考えることができる集団こそ,本物です。

2学期,私達は頑張ってきました。クラス会議(1年)12月16日(金)

1年生は2学期の間,みんなで頑張ってきた「チャイムを守って生活すること」と「本物の聞くを実践する」ことの2つができたかどうかを振り返るクラス会議を行いました。1年生は,発表する友達に対し,反応を返しながら聞く習慣が身につく中で,自分と友達の考えが似ているか,違っているかを判断する習慣が身についてきています。そのことを子供達もしっかりと自覚をしていたようです。3学期もこの調子で頑張ってくれることでしょう。

小さな嘘が招く大きな問題! クラス会議(5年)11月18日(金)

 4年生は,議題箱に入れられた児童発の議題でクラス会議が行われました。

今日の議題は「発表ポイントをためる時に,うそのポイント加算がある」ということです。学級で合計ポイントがある点数まで行くと,みんなで達成を祝う企画を考えています。その企画を早く達成させるために,微妙な発表もプラスしてしまっている様子があるということで,そのことに疑問を感じての開催です。子供達は,その議題に対して解決策を複数考え,それぞれにメリットデメリットを考えていきました。こうした問題が行った際,一般的には「うそはだめよ」という一言で解決してしまうことが多いと思います。しかし,こうして,解決策はたくさんあること,一見メリットがたくさんあるように見える案にもデメリットがあることを学び取っています。問題解決の能力の幅をゆっくりゆっくりと,しかし,確実に広げていっています。

「サッカー入れてくれない問題」をみんなで解決するのか!?クラス会議(3年)11月15日(火)

3年1組では,昨日行ったクラス会議の続きを行いました。

 休憩時間に他学年が行っているサッカーに入りたいけど入れない」という個人的な悩みについて学級のみんなで考えるというクラス会議です。今日は解決策が複数出ている中で,それぞれの案のメリットデメリットを考え,最終的には相談を持ちかげた人が自分が行う案を決定するというプロセスの時間でした。「逆の立場で考えてもらう」や「何回か聞いてみて最後はあきらめる」「もう一度理由を聞いてみる」「がまんしてあきらめる」などのアドバイスが提案されています。「そもそも一緒に遊びたいのに,あきらめたら意味がない。」「何回も何回も言ってみるといつかは分かってもらえる」など一つ一つの案のメリットデメリットをみんなで考えました。クラス会議では全ての案について考えることを大切にしています。唯一絶対の解決策などはなかなかありません。ものごとの両面を考えてみる,考えようとする姿勢を培っています。学級の一人の児童の悩みに全員が寄り添って解決策を考えられる関係が学級にあるということは,とても価値があることです。誰かに寄りそう,誰かのために時間を使うという経験が,いつかは自分のためにも仲間が動いてくれるという安心感に繋がりからです。

【教育研究会】上越教育大学教職大学院 赤坂真二教授 講演 11月14日(月)

教育研究会の最後は,上越教育大学教職大学院 赤坂真二教授による講演を通して,「クラス会議」の価値を改めて学びました。新潟県から6時間かけて本校のためにお越し頂きました。頂いた学びを子供達へ還元していきます。

【教育研究会】「ファミリー掃除問題を解決する。」クラス会議(5年)11月14日(月)

5年1組では,「ファミリーのふり返りが完ぺきにできるようになるには」という議題でクラス会議を行いました。本校では掃除はファミリーで行っていますが,振り返りに協力的ではないメンバーにどのように対応したらよいかについてのアドバイスをもらうという議題です。上越教育大学教職大学院 赤坂真二教授と担任がサポート役で状況を見ていましたが,司会と記録の役割の児童が全体の進行や状況を的確に判断して自分達で全てをやり切りました。赤坂教授もしきりに感心されていました。

【教育研究会】「学級力向上プロジェクトの分析を行う」クラス会議(2年)11月14日(月)

2年1組では,学級力向上プロジェクトに基づいて行っている3回目のアンケートの結果を見て,これまでのアンケートの結果と比較しながら,自分達の学級の強みと弱みを見極めていきました。今回の改善ポイントを明らかにして,次回は具体的な解決方策をみんなで検討する予定です。

【教育研究会】「サッカーに入れてくれない問題を解決する。」クラス会議(3年)11月14日(月)

3年1組では,議題ボックスに入った「4年生が時々サッカーに加えてくれないことがある。」という個人の悩みに対して,どのようにして解決したら良いかのアドバイスをもらうという内容です。基本的には仲良くしたいという気持ちが前提にあります。日常的な悩みごとにみんなで寄り添い,解決策のアドバイスを考えていきました。

【教育研究会】「学級力の弱点を克服する方法を考える。」クラス会議(4年)11月14日(月)

4年1組では,学級力向上プロジェクトに基づいて行ったアンケートの結果「聞く姿勢」の数値が低いことに着目して,その課題を解決するための方策についてみんなで検討しました。一つ一つの意見のメリットデメリットを出しての検討です。一見煩雑に見えますが,この営みこそが,子供達の解決力を鍛えることに繋がります。

【教育研究会】「学校を楽しくする企画を考える。」クラス会議(6年)11月14日(月)

6年1組では,議題箱に提出された「6年生から学校を動かす企画を出すためにはどうすればよいか,また,どんな企画が必要か」についての議論を行いました。ここ2年間,6年生が自分達で企画を立てて,ファミリー遊びやイベントなどを行ってきました。その先輩達の姿を思い出し,何とか自分達も後輩達に楽しい企画を考えたいという熱意から生まれた議題です。プロジェクト型のクラス会議ですから,アイディアをいかに拡散的に出して,この効果をみんなで考えることが大切です。

みんなで話し合ったクラス会議(4年)11月9日(水)

 今日は,授業中のグループでの話し合いやペアでの話し合いについてが議題でした。まずは,グループで話し合って解決策を出し合います。今日の話し合いでも,たくさんの解決策が出ましたが,これで終わりではありません。次回のクラス会議で,一つ一つの解決策についてメリット,デメリットを考えていきます。自分たちの力でもっとよくしていきたいという思いが伝わってきます。

私たちの学級は私たちが作ります。クラス会議(1年)11月1日(火)

1年生は,「学級力向上プロジェクト」のレーダーチャートに基づき,取組の方針を考えています。

 1年生の教室には,4月からこれまでの間に自分達の学級の「学級力」を調べたレーダーチャートが掲載されています。今日は,新しくアンケートをとったレーダーチャートをみんなで確認して,9月,10月の取組について最初に振り返りました。そして,前回よりも数値が下がったところや上がったところを確認して,どこに焦点を当てて取組を進めていくかをみんなで検討していきました。「安心の項目が低いので,ありがとうカードに書く内容を考えたらいい。」とか「安心の項目が低いので,人がいやがる事は言わない方がいい。」など,それぞれが分析した内容を交流しあいました。そんな中,「生活の項目をみんなであげていけば,学習も支え合いも一緒に伸びていくと思います。」など関連性を意識した発言も見られました。1年生の段階でも「先生に作ってもらうもの」ではなく,「自分の学級を自分達で高めていく」という意識を育てることができます。

「87%」を改善する。クラス会議(5年)10月11日(火)

 5年1組では,学級力向上プロジェクトのレーダーチャートを使って自分の学級力を分析し,課題である「仲間」に焦点を当ててクラス会議を行いました。

子ども達は自分達では仲間を大切にするという意識は高いと自己分析していましたが,チャートでは課題である項目に位置付きました。そのため,その具体的な解決方法について今日は議論を進めました。学級力向上プロジェクトの「仲間」は,だれとでも遊んだり,グループになったりできる学級という定義の項目です。ここを高めるためにはどうすればいいかについて話し合いました。
 主な改善方法は子どもたちの話し合いからは,「レクで男女関係なく遊ぶ」「席替えで普段話さない人と班をつくる」などの提案がありました。それぞれのアイディアについてもメリットとデメリットを考えて話し合い,最終的な案を絞っていきました。ある人にとってはメリットが大きく感じても,ある人にとってはデメリットが大きいことは当然のようにあります。立場の異なる人の考えを聞くことで,自分の評価基準に変化が生まれます。一つのアイディアに収束させることが目的ではなく,拡散的にアイディアを出し,メリットデメリットを考えることが最も大切な時間となります。同時に「折り合い」をどこでつけるかを考える大切な時間でもあります。

自分たちのクラスは自分たちが一番知っている 学活(5年)10月3日(月)

5年1組では,学級力向上プロジェクトのレーダーチャートを分析しました。「役割が上がったのは,係や当番活動に責任をもってやっているからです」という子どもの生き生きとした表情。でも,時には,「仲間」が下がっていることに着目し,「けんかが減っているし,けんかしても仲直りは増えているよ」「でも,だれとでも仲良くはできていないと思います」などの双方向の考えも出ていました。自分たちのクラスだからこそ,自分たちがふり返った結果をもとに,お互いの思いを出し合える。そんな空気が素敵でした。

私たちの学級の力を分析する。学級力向上プロジェクト(5年)9月27日(火)

5年生は学級力向上プロジェクトの2クール目を行っています。今日は,前回のデータと比較しながら,学級力の現状を分析したレーダーチャートをもとに,学級の力について分析していきました。「生活」「学習」「尊重」あたりの項目が低いことに着目して,2学期最初のターゲットを決めていきました。次回は,具体的な取組内容について検討していく予定です。

第2回学級力向上プロジェクトスタート 学活(4年)9月26日(月)

 4年生は,2クール目の学級力向上プロジェクトのアンケート結果をクラスで共有しました。

「『学習』が下がっている」「その他は,ほぼ全部上がっとるよ」など,自分事としてのつぶやきが素敵でした。その後,どの項目について深く話し合っていくかを決めていきました。「『つながり』と『支え合い』をつなげて考えると,反応をしっかりしていくといいと思う。だって,発表が苦手でも反応があれば頑張れるから」「『学習』が下がっているから,やっぱり『学習』について話し合いたい。そもそも学校は,学習するために来ているんだから」などなど…。自分事として話すときの言葉の力を感じました。全ての項目は関連しています。どこをターゲットにするかを決めて,具体的な方法をみんなで検討していきます。

自分のクラスを見つめてみよう。クラス会議(2年)9月16日(金)

今日のクラス会議では,アンケートの結果から自分たちのクラスが1学期とどのような変化があったのか,どんなところがよくなったのか見つめてみました。生活の項目が低くなっていたので,みんなが安心して学校生活が送れるようにがんばりたいなという意見が出ました。また,良くなった「なかよし」の項目はもっとがんばってよくしたいなという意見がでました。自分たちのクラスのことをみんな真剣に意見を交流しながら話し合うことができました。

「学級力」を高めるための方法をみんなで考えます。クラス会議(1年)9月6日(火)

 1年生は,2学期にみんなで学級力を高めるための方法について検討しました。
まず,最初に1学期に実践した「学級力向上プロジェクト」の結果を受け,「学習」の項目を伸すようにみんなで頑張ったことを確認しました。そして,2学期は「自分達で決めた目標を達成できるように頑張る力」を伸すことにした1年生です。そのために,当面どんなめあてを立てて9月を過ごすかについてアイディアを出し合いました。少しテーマが抽象的なので,アイディア出しはなかなか大変ですが,その中でも「コロナ禍で大変だから,みんなが安心・安全に生活できるようにすることをめあてにしたらいいです。」など,自分が考えためあてに理由をつけて説明できる児童がいました。「主張」」と「理由」を同時に説明することで「論理的」な話し方になります。「そのわけは?」と問い返してやることで,思考が整理されてきます。考え方の習慣をつけることがとても大切です。

次に伸ばす学級力「パワー」はどれだ? 学級力向上プロジェクト(1年)7月14日(木)

 1年生は,クラス会議で,この1学期間の学級の取組を振り返りました。

6月に自分達の学級の力をレーダーチャートにして,取組の方向を「がくしゅうぱわー」を身に付けることに決めた1年生。今日は,その自分たちの弱みである「がくしゅうぱわー」が伸びたかどうかをふり返りました。ふり返りでは,「静かにの合図ができた」や「みんなが合図をしてくれた」,「人のまねをすることでできるようになった」などの意見が出されました。クラスの総意として「がくしゅうぱわー」は身に付いたと自分たちを評価しました。そして,いよいよ1学期も終わり。2学期では,どんなパワーを伸ばすかを決めました。そこで子供達が注目したのが「めあて」の項目です。2学期の最初には,この項目を伸すための取組を考えてスタートする予定です。「学級力チャート」は,自分たちが自分たちをどのように見ているかを可視化できることがメリットです。次に伸ばすパワーについてみんなで話し合う客観的データとなりました。

学級力向上プログラムの最終取組を確認します。クラス会議(5年)7月7日(木)

 6月から始めた学級力向上プログラムですが,1学期間に一つの取組を終わらせ,その成果と課題を明らかにしようとしています。5年生は,7月も余すところ2週間になった段階で,追い込みスパートをしています。自分達の課題を明らかにして,その課題を克服するための方策を展開しています。レーダーチャートに変化が生まれることをみんなで期待しています。

学級力向上プロジェクト進行中 学活(6年)6月17日(金)

 学級力レーダーチャートの結果から,6年2組では実際に何を実行していくかを決める話し合いが行われました。

 「学習ルールをつくる」というアイディアから,「ビー玉貯金」,「発表day」など様々なアイディアが出され,それぞれのメリットとデメリットについて確認していきました。今日の話し合いでは,最終的に「全員発表dayを創る」という案に決定しました。メリットとしては,「これまでの支え合いの仕組みが生かせる。」「サポートできる,学習の学びが深まる。」などの意見が出ました。またデメリットとしては,「強制的な感じがする。」「言わない人が責められる感じがする。」などの意見が出ました。それぞれの意見に対して,メリット,デメリットを考えることが判断力を鍛えます。プロジェクトを立ち上げ実行し,その効果をみんなで検証していく予定です。失敗してもそれが学びになります。自分たちで決めたことを自分たちで実行してみる営みを大切に子供達の営みを支援していきたいと思います。

学級の実態(学級力向上プログラム)を分析します。クラス会議(5年)6月14日(火)

 5年1組では,学級力向上プログラムに基づくアンケートの結果をレーダーチャートに表わしたものを分析する時間を設けました。

まず,今日はどんな学級にしたいかを一人一人がトーキングスティックをもって語りました。多くの児童が,「誰もが発言しやすい雰囲気の学級にしたい。」「学級のほかの人のことを気にかけることができる学級にしたい。」というような趣旨の発言が続きました。これは,今現在,5年2組が一生懸命取り組んでいる内容と大きく関連していると感じました。次に,学級力向上プログラムの15項目に沿って,現在自分達の学級はどこが出来て,どこが出来ていないかを把握しました。この中から「学習」「支え合い」「生活」などの項目に着目した児童は,改善のための「アイディア」を出すことを試みていきます。2ヶ月が経った現在だからこそ,改めて自分達の学級を客観的に見つめることができると思います。これは全校で取り組んでいる実践です。

話し方,聴き方についてのアドバイスを考えます。クラス会議(1年)6月8日(水)

 1年生はクラス会議で,授業中にみんなが話しやすい雰囲気を作るために,聞いていない人に対してどのように対処すれば良いかを考えるクラス会議を開催しました。「そっとトントンとして教えてあげる。」「今度から気をつけてねとアドバイスする。」「しずかに!の合図を送る」などのアイディアが出されました。最終的にどの方法を選ぶかは多数決で決めていくことになりました。

学級力向上プログラムに基づくクラス会議の公開(1,2,3,5,6年)6月4日(土)

 体育館での師範授業の後は,クラス会議の公開です。1,2,3,5,6年生が公開しました。1年生はクラス会議の導入プログラムの一部を公開し,他の学級は学級力向上プログラムにより,自分達の学級の状況を表わしたレーダーチャートを基に,何が出来て何ができていないか,そして改善のためにはどうすれば良いかを検討していきました。課題解決でもあり,解決方法の創造でもあります。「自分事」として捉え,何とかしていこうとする意欲が学級の財産になります。これからどんな展開が生まれてくるか,楽しみです。

学級力向上プログラムで学級の実態を把握します。クラス会議(5年)6月2日(木)

 5年2組では,学級力向上プログラムに基づくクラス会議を実践しています。

5年2組では,最初に,どんな学級にしたいかを一人一人が語りました。感心したのは,それぞれがこの2ヶ月間のことや,自分が1年生の時のことを思い出して,理想とする6年生になった時の姿を描いていることでした。話すというより「語る」姿がとても印象的でした。次に居学級力向上プログラムに基づくアンケートを実施した結果をレーダーチャートにしたものを先生から提示してもらい,自分達の学級の特徴をみんなで把握しました。概ね数値が高いことから学級の基礎的な力はあることを確認し,現在の段階からそれぞれステップアップしたいという思いをみんなで共有しました。これから,具体的な方策をみんなで考えていくことになります。

みんなで意見を出し合ったクラス会議(2年)6月1日(水)

 今日のクラス会議は,友達からの困っていることに対してみんなで考えていきました。班で意見を出したり,質問をしたりと,司会者を中心に自分たちで話を進めていきます。「どうですか。この意見の中で何かやってみたいことはありますか?」と司会者が問いかけます。自分の困っていることに対して,みんなが真剣に考えてくれたうれしさと,自分たちが考えた意見が役に立った喜びで,最後はみんなで拍手でクラス会議を終了しました。

「学級力向上プログラム」で自分の学級の力を分析,改善します。クラス会議(6年)5月30日(月)

 6年1組では,「学級力向上プロジェクト」に基づく自分の学級の実態を踏まえて,取組の方向性を議論しました。

今年度から全校で「学級力向上プログラム」を実践します。今日は全校で初めて,6年1組が実践をスタートさせました。事前のアンケートの結果をまとめたレーダーチャートを提示し,気づきを出し合います。「目標:みんなで決めた目標やめあてに力を合わせて取り組んでいる学級」「仲間:だれとでも遊んだり,グループになったりすることができる学級」などの15個の項目について,自分の学級の特徴を分析していきました。特に「つながり:友達の話に賛成:反対・つけたしとつなげるように発言する学級」と「支えあい:勉強・運動・そうじ・給食などで教えあいや助け合いをしている学級」に高い値を示していました。これは,実際子供達が力を入れている内容なので,見事に合致していました。今日の話し合いの結果,「積極性,学習」等の項目に関する具体的な取組を推進していくことになりそうです。

「共感的な聞き方」を作るための方法をみんなで考えます。クラス会議(5年)5月30日(月)

 5年2組では,授業中により良い反応を返すための方法についてみんなで話し合いました。

「うなづくことから始める。」「授業の始めに日直が反応することの大切さをよびかける。」「反応ポイント制度を取り入れる」「学級目標の周囲に反応の良さを書き込む」などの意見が出されました。具体的な方法論とともに,一人一人の心構えのレベルの案が混在していましたが,それぞれのメリットデメリットを考えて,最終的なアイディアを絞り込んでいくことができました。今日のこのクラス会議は5年1組の児童が教室の周囲を囲んで学び合いました。終了後には,1時間のクラス会議の中で発見した良さを評価したり,アドバイスしたりしました。グループ間で自然な発言のフォローができていたこと,普段発言が少ない児童をフォローしている様子など具体的な場面を捉えた適切な評価でした。「視点」がないと発見できません。大いに価値ある学び合いとなりました。

「学級目標は守られているか!?」クラス会議(2年)5月26日(木)

 4月のクラス会議で決まったクラス目標を今守ることができているかどうかをみんなで振り返り,出来ていないことに対する次の対策を考えました。「みんなでなかよく」という項目については,多くの児童が守ることができていると感じているようでした。今日は2番目の「友達の発表に反応する」ことが不十分だということでの対策会議でした。中でも「反応することを紙に書いたら良い」という意見についてはデメリットが大きいと意見がたくさん出されました。「目に見えるようにすることは良いこと」だという考えは良く分かるいるのです。こうして出された意見についてメリット,デメリットを考えることが大切です。

自分の思いを届けよう。クラス会議(1年)5月24日(火)

 1年生は,クラス会議の導入プログラムを進行中です。今日は,友達に対しての発言をどうすれば,自分の思いが伝わるかを考える1時間でした。言葉の選び方,伝え方によっては,異なったニュアンスで相手が受け取ることがあります。そうならないための話し方,伝え方について考える1時間でした。自分の思いを適切に伝えることは子どもも大人も永遠の課題です。

学級のルールを定める。クラス会議(5年)5月24日(火)

 5年生はクラス会議を進めるに当たっての学級のルールをみんなで考える1時間でした。「一人一人が発言した際にその発言を受け止められるように反応する。」などの意見が出されました。今日の話し合いの際にも,丁寧に反応し,発言者を勇気付けるような声かけもなされていました。共感的な風土を子供達自身が作り出すように取り組んでいます。

「休憩時間におけるクロームブック」の使い方について討議します。クラス会議(6年)5月23日(月)

 6年生は学活の時間に,子供達から提案された議題について討議しました。議題が提案された理由をもとに,それぞれの班で解決策を考え,5つのアイディアが提案されました。そして,一つ一つの案に対してメリットデメリットを出し合い,最終的な採決を経て,「休憩時間は積極的に外遊びに誘い合う」ことで,合意しました。このアイディアのメリットとして出されたのが,5月の生活目標であり,身体を動かすことは大切なことだし,友達との仲も深まるという理由でした。45分間の中で採決まで持ち込むことができました。司会者,記録者の運営も大切です。一人一人から出された意見を尊重し合う姿勢があって初めて成立する会議です。

授業中に発言しやすくするために,何ができるか。クラス会議(3年)5月20日(金)

 3年生は「授業中に一人一人が発言しやすくなるためにできることをアイディアとして出し合いました。

 司会者,記録者を決めて,クラス会議のスタートです。最初は,学級の友達関係の中で嬉しかったことを出し合いました。相互に認め合う関係づくりのために大切な時間です。そして,次に議題に基づき,アイディア出しの時間です。アイディアを出す際は拡散思考です。一つ一つを批判せず,考えを広げていくことが大切です。「先生が指名した後は,発表した人が次の発表者を決めていけばいい。」「たしかに,いいね」など発表を聞いたら反応をすると言いやすくなる。」「グループで話した後は,代表の人が発表できなくなったら,代わって発言をつなぐといい。」など,素敵な考えがたくさん出されました。今日は一つ一つのアイディアに対して,メリットデメリットを考える時間を取ることができませんでしたが,実はここが一番大切だと考えています。どんなアイディアにも100%メリットだけという状態はありません。デメリットとメリットを天秤にかけて,メリットが大きいと思う考えを採用していく姿勢こそ,これから様々な問題に対して解決せざるを得ない子供達にとっては大切な営みだと考えています。

みんなが発表ができるようにするにはどうしたらいいのか。クラス会議(3年)5月18日(水)

 今日3年生は,クラス会議で発表について話し合いました。自分たちで,話し合いの内容をノートや黒板に書いて記録もとっています。友達の意見に反応しながら,次々と自分の考えをつないでいました。今日の話し合いがこれからの発表にどのように生かされるか明日の授業が楽しみです。

先進校の先生から「学級力向上プログラム」について学びました。(教職員)5月6日(金)

 今年度からクラス会議を進める前提として,「自分達の学級はどんな力をもっているか」を子供達自身が見えるように作られた「学級力向上プログラム」を導入することとしました。そのため,今回,先進的に実践されている山梨県韮崎市の甘利小学校の先生を講師としてオンライン研修を開催してもらいました。具体的な実施方法や導入後の子供達の取組の実際をご紹介いただき,大変勉強になりました。5月下旬から本格的に導入して行く予定です。

クラス会議に向けた環境づくりの練習中です。(1年)4月26日(火)

 写真は,1年生が,クラス会議を始めるに当たっての準備の練習の様子です。これから6時間の導入プログラムを展開していきますが,その前に,教室での隊形づくりの練習をしています。どのようにすれば,素早く円型に椅子を並べることができるかを子ども達一人一人が考えてアイディアを出していきました。さて,いざ実行してみると,上手くいきません。その失敗経験を基に,次どうすれば良いかをみんなで考えて再度実行します。「考えて,動いて,振り返る」この一連の営みを丁寧に繰り返すことが,自分達で学級を創っている土台になります。

新しい学級で新しい教科書(6年)4月6日(水)

 小学校生活最後の1年間のスタートです。友達や先生の話をしっかり聞く子どもの姿がありました。また,新しい教科書に名前を丁寧に書く子どもの姿もありました。 また,6年生は,5時間目にそれぞれの教室で学級目標を決めるためのクラス会議を開きました。「思いやりのあるリーダーになる。」や「優しさや気付きを大切にしたリーダーになる。」など,5年生の時に学んだリーダー論を生かした目標が立てられていました。司会者の時間管理や進行の能力が発揮されていました。
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