教育研究

Educational research

本校の教育研究について再掲載します。




 令和5年度は,継続的に研究を進めてきている外国語活動及び外国語科に加えて,国語科を研究教科に加えて研究推進してきました。また,その土台となる「学級経営」にも着目し,自律的な学級集団となるべく,「クラス会議」の運営に関し,全学年で導入し,実践を重ねてきています。
 また,令和5年9月からは異学年交流(ハッピーフレンズ活動)を導入し,幅広い交流の機会を設けています。
 このページは,主に,次の要素に関し,再掲載していきます。
(1)外国語活動,外国語科に関する実践
(2)国語科(フレームリーディング)による物語を中心として読解の授業実践
(3)クラス会議を中心とした学級経営の実践
(4)異学年交流(ハッピーフレンズ活動)の実践

自主公開研究会のご案内 6月1日(土)開催修了しました。

(教職員向けの案内です。)「学級経営」に焦点を当て,本校で取り組んでいる「クラス会議」の理念とその具体的実践について公開しました。講師:上越教育大学教職大学院 赤坂真二教授 

全員を受け入れる学級を創るには? クラス会議(6年)1月15日(水)

6年3組では卒業までに46日間というカレンダーを作成し,残りの日々,自分達でより良い学級を創って卒業することを考えています。そのため,今日は,クラス会議を開いて,どのような取組が必要かを考えていきました。「決めたことは行動に移す」ということを最後に確認して,今日から実践です。

給食配膳問題解決中! クラス会議(5年)1月8日(水)

日々の学級で起こる些細な問題やトラブルについて,より良い解決策を考えるために,クラス会議を開催しています。今日は,「最後の給食のワゴンを誰が扱うのか問題」についてでした。最後まで食べるのが遅くなった人が運ぶという意見もありましたが,最終的にはその意見に賛同した人は0人でした。班で順番を決めて担当するという案に決着しました。仲間に思いを寄せるという姿勢が生み出した結論です。問題解決の能力は問題を問題として取り上げ,対話を通して解決していくプロセスの中でした身に付かないものです。大切な時間です。

給食準備時間を短縮するアイディアを考える。学活(5年)11月27日(水)

5年1組では,「給食の準備時間を短縮したい。」という願いを実現するためのクラス会議の開催です。司会進行,板書係,ノート記録など,全ての分野で自分達で進行する技術が身に付いてきています。身近な問題に目を向けて,自分達で改善していこうとする姿勢がある学級は民主的な感覚が醸成されてきます。

クラス会議で自分達の課題を解決する。(1年)11月27日(水)

1年生は,両組とも学活の時間に「ろうかで走る人を減らすためにはどうすれば良いか」という議題でクラス会後を開催しました。日常的にグランドが使えないため,休憩時間にどうしても廊下を遊び場としてしまいがちになります。今日はその点を議題として取り上げ,安全な休憩時間の過ごし方について,解決案をみんなで考えました。

教育長訪問で授業を見て頂きました。クラス会議(全学年)10月8日(火)

今日は尾道市教育委員会の皆様が,本校の取組を視察に来られました。2時間目は「クラス会議」と「外国語活動」の様子です。自分達の課題は自分達で解決できる,そうした学級を目指して取り組んでいます。自分の問題,学級の問題を解決していこうとするそのプロセスが重要です。また,伝統的に教育研究として取り組んでいる外国語活動についても公開しました。尾道市が重点を置いている「外国語・外国語活動」の趣旨を踏まえて,今後も継続して取り組みます。そして,3時間目は「国語」です。自分の思いや考えを対話を通して深める授業づくりを見て頂きました。今後も継続して教育研究の充実を図ります。

「反応」の質をあげるための方策を考える。学活(4年) 9月26日(木)

4年2組では,クラス会議で,授業中における「反応」の質をあげるための方策をみんなで考えました。「聞く」力を高めることで「話す」力を伸ばすことが目的です。「聞いてくれている」という実感が「自分のことを大切にしてくれている」という感覚に必ず繋がります。先生が決めるのではなく,自分達でその方法を考えます。

なかまづくりアクティビティを通して 学活(3年) 9月2日(月)

3年生は今日から新しい仲間が増えました。みんなが支え合い励まし合い全員が居心地の良い学級づくりをめざし,今日はグループでの自己紹介と共に「築城大作戦」というアクティビティを行いました。失敗しても励まし合い,よりよい方法を話し合って行動化に繋げていくアクティビティになります。初日から笑顔たくさんの教室になりました。

廊下を走る問題を解決する。クラス会議(3年) 7月9日(火)

3年3組では,クラス会議を開催して,「廊下を走る人を無くして,安全な学校を創る」ことを議題にした会議を開催しました。グランドの使用割り当てが少ない上に,熱中症対策で外遊びがなかなか出来ないため,つい廊下を遊び場として使ってしまう人達をどうするかという対策会議でした。対策の意見とその意見に対するメリットと心配事をみんなで考えました。

クラス会議(1年) 7月4日(木)

1年1組と2組は,それぞれ,クラス会議を開きました。今日の議題は,1組は,「給食の時に,ストローが良く落ちるので,床に落とさないためにはどうすれば良いか。」です。2組は,「ろう下に並ぶとき,1階で静かにならぶにはどうすれば良いか」です。それぞれ,日常生活の中で,感じた課題を子ども達自身が議題として提起したものです。一人一人の発言を聞いていると,「~ですよね。」「~じゃないですか。」など,聞き手の反応を求める言い方を上手に使っていました。クラス会議の基本は,人の意見を「聞く」ことです。音としての認識ではなく,「何を言おうとしているか」を聞き取ろうとする姿勢です。そして,「意見に対する自分の賛否はどうか」を考えながら聞くということです。クラス会議の中で,この姿勢をしっかりと鍛錬し,授業で転用できるようになることを意図しています。

1学期を振り返る。学活(6年) 6月28日(金)

6年1組では,クラス会議で,1学期間の成長と課題について考えるクラス会議を行っていました。この時期に行う事で,課題に対して取り組む期間を1ヶ月残すことができます。自分達が率先して課題について検討し,改善に向けたアクションを起こすことができるように意図して行っています。

修学旅行へ向けたグループづくりを進めます。学活(6年) 6月26日(水)

6円1組では,クラス会議の手法を用いて,9月末に実施する修学旅行へ向けた班編成をどのように行うと良いかを話し合いました。今回の修学旅行は1日目も2日目も班での行動が主となります。全員が折り合いを付け,合意の上で物事を進めています。

私の悩みはみんなの悩み 学活(1年) 6月25日(火)

1年2組では,「ロッカーに入れているランドセルについている防犯ブザーが鳴ってしまうので,鳴らないようにする」ためのアイディアをみんなで考えました。個人の悩みとして提案された議題でしたが,同じ思いをもつ人も多いため,みんなの議題として考えました。クラス会議の基本的な運営が定着してきている1年生です。頼もしい限りです。

受容性を高めるためのアイディアを募る。クラス会議(6年) 6月17日(月)

6年3組で,授業で対話を通して学びを深めるために,「受容性」を高めるためのアイディアをクラス会議で話し合いました。「反応する」ことが目的ではないこと,形式的な反応は逆効果になることを確認しながら,「何のため」「それを実現するとどんな良い事があるか」を意識しながら話し合いを進めました。話し合いの結果は「気持ちを込めて」反応すること,「帰りの会でも実践すること」に落ち着きました。「聞く」から「聴く」へと発展させる第一歩です。

6月参観日は「クラス会議」を公開しました。(全校) 6月7日(金)

6月の参観日は全校で「クラス会議」を開催しました。1学期は学級集団を創る大切な学期です。4月から学級の目標づくりに始まり,自律的な学級を創るために「クラス会議」に全校で取り組んできました。まだ2カ月ですが,早い段階で基礎を作り,これから磨きをかけていきます。クラス会議は1回やれば全てが解決する魔法の道具ではありません。丁寧に毎回積み重ねていくことが大切です。1年間かけて,じっくりと育てていく予定です。

令和6年度自主公開研究会を開催しました。(全校) 6月1日(土)

6月1日(土)に,上越教育大学教職大学院教授 赤坂真二教授をお迎えして,自主公開研究会を開催しました。この研究会のテーマは「学級経営」です。年度の早い段階で,教師と児童,児童同士を「信頼」で結びつけ,居心地の良い学級づくりを進めるために開催しました。また,広く公開することで,学級経営に悩む先生方に対する解決のヒントを提供することも目的の一つでした。各学年で公開したクラス会議が,子ども達に自主性,協働性を培うために有効であることを参加者の方々と共に改めて確認することができました。これからも教師と子ども達で創造的に学級経営を実践していきます。ご参加頂いた先生方,ありがとうございました。会の運営にご協力頂いたPTAの方々にもこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

司会も記録も私達がやりきります。クラス会議(3年) 5月31日(金)

3年3組では,去年よりもバージョンアップしたクラス会議を自分達でやりたいという希望に応じて,「多目的ホールで遊ぶのがあぶないので,何とかしたい」という議題のクラス会議を行いました。日比崎小学校はグランドの使用に制限があるため,休憩時間に校舎内で遊ぶ児童が多くなってしまいます。その際,多目的ホールがとても広いので,危ない場面もたくさんあります。その状況を改善したいという思いからの会議です。「注意する。」「ポスターにする」などの解決策を出し,メリット,心配事を考えていきました。課題を解決していこうとする意欲を感じる子ども達でした。

自分達で運営するクラス会議を実現する。(5年) 5月31日(金)

5年1組は,「自宅で勉強をしているときに,つい遊んでしまうので,どうしたら良いか。」という個人の悩みに対するクラス会議を開催しました。「関係ないものを周りに置かない」「自分で目標を決めてとりかかる」「携帯電話は預けておく」などリアルな改善策が出され,それぞれに対して,メリット,心配事を話していきました。これは個人の悩みなので,最後はどの解決策を実行したいかを提案者が選択することとなります。このクラス会議を通して友達の悩みを自分事として考えて動けるようになっていきます。

給食片付け問題を解決する。クラス会議(5年) 5月30日(木)

5年3組では,給食の後片付けの際に,食器がきちんと片付けられないことを課題として取り上げ,みんなで解決策を考えました。解決策としては「給食当番が責任をもつ」「当番制にする。」「株式会社を作る」「班ごとにローテーションを決める」などの案が出され,それぞれの解決策に関して,メリットと心配なことを考えていきました。最終的には挙手で「会社を作る」という案で決着し,すぐに自分からやると申し出た児童が5名いました。しかし,どうしても納得感がない児童がいる様子に気付いた担任がその児童に声をかけて,全体に話す機会を作りました。その児童は「自分からやりたいと言ってくれる優しい人に頼ってもいいのか」という意見でした。解決のシステムとしては確かに成立していますが,常に本質の問題は何かを考えていないと,安易な解決策に陥ってしまう危険性もあります。クラス会議には,「目的は何か」,「この課題を解決することでどんな良い事が期待できるか」という視点での教師の役割が重要です。そして,今日は,6年2組の児童が5年生のクラス会議の様子を観察して,アドバイスを述べました。先輩からの具体的なアドバイスで,さらにステップアップを図ります。さらに自分達も5年生の様子を見て,さらなるステップアップを図ります。

自分達の力で,クラス会議を運営する。学活(2年) 5月28日(火)

2年2組では,クラス会議で「時間を守るためにはどうすれば良いか」という議題でクラス会議を開きました。会の冒頭で,議題の提案者が議題が書かれた紙は手に持っているのですが,自分の言葉で,仲間を見ながら丁寧に説明ができました。見事でした。会の進行は児童が行い,記録は先生が担っています。次第にプログラムの進行にも慣れてきており,自律的な運営ができてきています。

「話し方・聞き方」の充実を図ります。学活(5年) 5月27日(月)

5年3組では,今日のクラス会議で,「話し方・聞き方」を充実させるための方法についてみんなが会議を進めました。オーソドックスですが,身体を向ける,目線を合わせる,反応を返すなどの具体的な方法を改めて確認しました。「決めたことを具体的に実行する」ことがクラス会議の価値です。これからが本番です。

「給食エプロン事件」を解決する。学活(5年) 5月27日(月)

5年1組では,学活で,「給食のエプロンを持ち帰るのを忘れることが多く,次の週の当番活動に影響があるので,どうしたらよいか」について,話し合いを行いました。4年生の時に,3つの学級でそれぞれ若干のルールの違いがあったため,トラブルになったことを受け,今年度の新しい学級でのルールを確立していきました。異なる文化を統合するためには,「主張」と「受容」と「折り合い」が大切です。日常の些細な問題でも自分達で解決する経験を積むことを重視して運営しています。

「話し方・聞き方」に関する約束を決める。学活(3年) 5月27日(月)

3年3組では,学活の時間に「話し方・聞き方」について,みんなでどうすれば,話し合いがスムーズに進むかについてクラス会議を行いました。ジャスチャーを付ける,反応のリストを作るなどなど,これまでの経験を活かしたアイディアが出されました。「聞き手」を育てることが,良い話し合いの充実に繋がります。そのことに子ども達自身が気付いて,実践をしていく学級を作ることが大切です。司会も記録も子ども達が進められるようになっています。

1年生もクラス会議の実践開始です。学活(1年) 5月21日(火)

1年2組では,クラス会議を導入する前段階のプログラムを学習中です。今日は,同じものでも見る人が違えば異なる見方になること,多様なものの見方考え方があることを,学んでいます。具体的には,「1日だけなれるとしたら,どの動物が良いか」という学習です。自分と異なる考え方の人がいること,異なる考えを一旦は受け止めること,自分の考えをしっかりと主張することの大切さを学習を通して,身に付けています。

「聞き手」のレベルをアップする。クラス会議(6年) 5月20日(月)

6年3組のクラス会議のテーマは「みんなが安心して発表できるための聞き方を考える。」というテーマでした。対話を活性化して,学びを深めるためには,「聞き手」の姿勢が重要であることを自分達も認識しています。今日は,レベルをアップするための方法について,アイディアを出し合いました。そして,今日は,6年生のクラス会議の様子を2年生が見学することとなり,囲まれている6年生達も普段より張り切って意見を出し合いました。学びの基本は「模倣」です。徹底して真似することから始まります。2年生の会議が今日からレベルアップすることを願います。

学級の生活目標を考える。クラス会議(3年) 5月20日(月)

今日のクラス会議は「お互いに助け合いながら,協力して掃除をする。」ためにどうすれば良いか考えました。司会も,記録も全て児童が行う形でのクラス会議は3回目です。それぞれの解決策に対して,メリットと心配事を考えることも,スムーズに行うことができるようになってきています。「自分達の課題は自分達で解決することができる。」という感覚をこの会議の実践を通して,一人一人が自覚できるようになってもらいたいです。

移動するために早く並ぶ方法を考えます。学活(2年) 5月17日(金)

2年2組では,今日は第4回のクラス会議を行いました。記録は先生が担っていますが,司会進行は児童が行う形で進めていました。解決策として上がっている内容に特効薬はありませんが,それでも「できていない人は置いていく」という意見には対しては「それはやり過ぎでかわいそうだ」という心配意見がすぐに複数の児童から出てきていました。日常生活の些細な問題です。先生が一喝して出来ていない児童に注意をすることで解決することもあるかもしれません。それでも敢えて自分達の問題として考えていく姿勢を大切に議論を進めています。

友達の意見を受け入れて,自分の意見を発表します。学活(1年) 4月30日(火)

1年1組は,円の隊形にして,「議題」を決めて意見を交換する練習をしています。今日の議題は,「朝ごはんを食べるなら,ご飯かパンかどちらが良いか」です。現実的な課題で,誰もがそれぞれ理由を交換できる内容です。友達の意見を聞いて反応することも合わせて練習しています。

「クラス会議」で自分達の生活を改善する。学活(2年) 4月27日(土)

2年2組では,今年度初めてのクラス会議を開催しました。去年1年生の時から行ってきているので,クラス替えがあっても,去年のそれぞれの学級で行ってきた良さを取り入れながら展開していました。今日の議題は「トイレの使い方が悪いのでどうしたらよいか」という議題です。先生が使い方を注意するだけではなく,身近な問題を自分達の考えで修正していく営みが,自律性を培っていきます。

第1回クラス会議も自分達が仕切ります。学活(5年) 4月27日(土)

5年1組では,クラス替えが行われて新しいメンバーでの初めてのクラス会議でした。昨年それぞれの学級で行ってきた展開の流れの微妙な違いを調整し,見事に自分達で議題解決まで進めました。今日は,「学級の目標を作る」という内容なので,たくさん出された考えの中から選ぶというよりは,統合していく必要がありましたが,出された意見を尊重しながら決めていくことができました。1年間の積み上げが見事に発揮された会議となりました。

8人でクラス会議を行います。学活(たんぽぽ学級) 4月25日(木)

たんぽぽ学級では,8人で円になって,クラス会議の入門として,「お互いの違いを認め合う」ことに趣旨をおいた学習をしました。「1日だけなれるとしたらどの動物がいいか。」というテーマで,それぞれ選ぶ動物が違うこと,同じ動物を選んでもその理由が違うことを交流していきました。「みんな違ってみんないい」を体感する学習でした。

改めて「クラス会議」の意義を問い直す。学活(4年) 4月18日(木)

4年2組では,新しいメンバーで円になり,4年生で初めてのクラス会議を行いました。改めて,「なぜ,クラス会議に取り組むのか」をみんなで考え,その意味や効果を考えました。一つ一つに意味があり,社会で生きて行くための基礎的な能力を培うことに繋がっています。みんなでこの時間を大切に過ごします。