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尾道に誇りうる長江中学校

生きる力の育成と信頼される学校づくり

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2014年02月21日(金)

親の道徳教育講演会


■市P連主催「平成25年度 親の道徳教育講演会」がしまなみ交流館で開催され,フォーラム委員16人が参加しました。



■今年度は尾道カルチャークラブが主催する「教育シンポジウム~心豊かで意欲ある子どもの育成~」の共催という形で2月21日(金)に、しまなみ交流館で行いました。夜7時の開会でしたが,ホール全体満員となる盛況ぶりでした。

■プログラムは次のとおり。

1)基調講演

  「ことばを育てる 人を育てる」
     吉田裕久教授(広島大学大学院)

2)シンポジウム

①「関わりを通して育てる夢と志」

大垣公子校長(長江小学校)

②「私がこの国を作っちゃるとうそぶける若者を」

岡本和信氏(因島南中学校前校長)

③「高い志を育てる北高教育」

奥田浩久校長(尾道北高等学校)

④会場との質疑応答・まとめ

吉田裕久教授


■基調講演では吉田先生が「言葉には自然とその人のとらえ方や想いが込められる。場に合った、場を正しく見つめた表現が人を育てる。」と言葉で子育てをする重要性を説いて下さりました。


■シンポジウムでは小中高3人の校長先生方が登壇され、「良い出会い、良いかかわりで育む。大人は子どもの手本。夢や志、希望を持って生きていることを時には子どもに語りかけることが必要。(大垣)」 「中学生は助けられる方より助ける側になれる。もっと中学生を頼り、その心意気や気概を言葉で誉めてやる必要がある。~実力をつけてこの国を作る~というセリフを持って生きて欲しい。(岡本)」 「知的興味・関心を大切に→読書習慣。褒めて育てる→学校や家庭で褒める内容を仕入れる。家庭は安らぎの場所→環境作りが大切。夢を共に語る→親の思いと子の思いを話し合う。(奥田)」 を提言されました。


■会場からの質疑応答後、コーディネータである吉田教授が

①志(気概のある子)

②自立(自己肯定感・達成感)と共生(かかわり)

③学力の向上(①②を実現するために)

④基本的な生活習慣(凡事徹底、早寝早起き家庭学習)

⑤読書(間接経験が人を形作る)



5つのキーワードにまとめられシンポジウムを閉じました。

■特に印象に残ったのが、基調講演の中で紹介して下さった、神戸連続児童殺傷事件の加害者と父との言葉のやりとり。「お父さん、幸せやと思ったことあるか?」「母さんと結婚して長男のお前が生まれた時や!」「お父さん最後まで見捨てんといてくれてありがとう」。たとえこんな場面に遭遇しても、この父の様な言葉が言える親になりたいと思いました。

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