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トピックス

2013年08月04日(日)

鑑賞と体験! 市立大学美術館ワークショップ開催!!


■文化教育委員会平成25年度特別企画


【作品鑑賞とワークショップ体験】

  

「足の裏の感覚をたよりに、絵を描こう!」
         in  尾道市立大学美術館

■日時:8月4日(日) 9:00-12:00(集合8:45
■場所:尾道市立大学美術館
■講師:中川先生,小野先生,大学院生,学部生,
    美術館スタッフ(尾道市立大学)
■参加:生徒5人,保護者5人,駕屋先生



■文化教育委員会による平成25年度の特別企画として生徒を対象に「作品鑑賞とワークショップ体験」を開催しました。尾道市立大学美術館で大学生・大学院生の制作した作品(絵画・立体・映像等)を鑑賞し,そのあと美術館の空間を使ったワークショップ「足の裏の感覚をたよりに、絵を描こう!」を大学院修了生や大学生と一緒に体験しました。「ものを見る」という当たり前のことについて体験や対話を通じて改めて考えてみるといったワークショップ。目を閉じた状態でモノに触れ,触覚や嗅覚を頼りにしモノを捉え,その時,気づいたことや感じた事を「言葉」にして書きとめます。目を開けて書きとめた言葉や記憶を元に想像力を働かせて絵に描きます。目だけでは捉えられなかったモノの性質に気づくことで「ものを見る」ということを改めて考えるきっかけにしていこうという企画でした。


■「足の裏の感覚をたよりに、絵を描く!」は2人1組。裸足になった片方は目をつぶり,足で触ったモノの感触を言葉にし,もう片方がこれを書きとめる!という作業で得た情報を元に自分が触ったと思われるモノを時系列で絵を描いて表現するといった内容。交代しながら全員が体験しました。最初は「ちょっと難しいかな?」と思いましたが,中川先生・小野先生をはじめとする市立大学の皆さんがわかりやすく教えてくださったので,生徒達は楽しそうに裸足でモノを確かめ絵に描いていました。今回は冷房の効いた館内で小野先生によるギャラリートークとワークショップ体験で涼しい活動となりました。この企画を実施するにあたり,尾道市立大学の小野さんをはじめスタッフの方々のお力を頂きました。ありがとうございました。この様子は尾道市立大学美術館スタッフブログ(こちら)にも出ていますのでご覧下さい。

(文化教育委員会 坂井・石川)


■尾道市立大学美術館は旧2号線長江口を東に800mの所にあります。現在,カリキュラム展を開催中で色々なジャンルの学生作品をご覧頂けます。館内は冷房が効いて涼しく過ごせ入館料も無料です。図書館へ勉強に行った帰りに少し立ち寄って作品を観ながら涼んでいってください。パブリックスペースを利用したクールシェアにもなり地球温暖化防止対策にも貢献できます!是非,ご来館ください。

(尾道市立大学:小野)


■少し早く集まった方は涼しい館内で作品を鑑賞していました。市立大学学部生・大学院生の作品に目が釘付けになりました。


■今日お世話になる講師の先生方の紹介の後,小野先生(育友会OB)によるギャラリートークが始まりました。尾道市立大学の概要や展示されているデッサンや日本画の説明をして頂きました。色々な質問が飛びだし参加した生徒の目が輝いているのが印象的でした。体をほぐすための準備体操をしていよいよワークショップ①に入ります。


■ワークショップ①です。まず,絵を描くウォーミング「心の中を絵に描く」をしてみました。次にみんな目をつぶります。先生から手渡された「モノ」を手で感じます。回収後,感じた事を元に配られたモノを絵で表現します。配られたモノは「アルミホイル」でした。十人十色!色々な絵が描かれました。ある人はデッサン風にある人はアルミホイルが入っている箱まで描いています。触ったモノは同じでも(自分の)表現の仕方は色々あるんだなぁ~と感心しました。


■「足の裏の感覚をたよりに、絵を描こう!」の始まりです。2人1組になります。1人は体験役。もう1人は誘導記録役です。体験役は裸足になり目をつぶり誘導記録役が誘導する道筋に置いてあるモノを足で触りながら感覚を言葉にし,その言葉を誘導記録役がメモしながら進みます。館内と庭に置いてある物体すべてを交代しながらまわりました。綿,新聞紙,プチプチ,ウレタン板,ベニヤ板,濡れぞうきん,麻のヒモ,バケツ,南京袋,ザラザラした建材,布きれ,芝生,そして人の足などたくさんの仕掛けをスタッフの方々が企画し置いてくださり盛り上がりながら体験できました。


■メモを元に絵を描きました。人それぞれに感じたモノを感じた風に描いた画面が完成し感激モノでした。それぞれ作品を地図代わりにして出会ったモノを確認し,作品を並べワークショップの感想と作品についての話し合いをしました。足で掴んだ感覚絵巻物に対して色々な質問や感想が出て楽しい一時となりました。今回参加しなければ決して体験することの出来なかった足の裏の感覚を絵にするワークショップ。本当に大学スタッフの皆さまにはお世話になりました。そして参加してくれた生徒の心の中には何かが芽生えたことと思います。来年度も引き続き企画しますので楽しみにしてください!

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