
最近、子どもたちがスマホや携帯電話のコミュニティサイトに起因した犯罪に巻き込まれる事件が後を絶ちません。このような状況を受けて育友会でも、全校生徒を対象に「スマートフォン(スマホ)利用状況アンケート調査」を実施しましたが、その結果から次に挙げる実態が把握できました。(下記、調査結果を参照)
■スマホを持っている生徒の割合は全体で30%程度であるが、今後、持ちたい生徒とあわせると約70%がスマホを持つことになり、半数近くがLINEやゲームをするようになる。
■利用者の半数以上が登校前にスマホを利用し、その時間は朝読書の時間に匹敵する。帰宅後は、ほとんど全員がスマホを利用し、その時間は家庭学習の時間に匹敵する。何らかの規制が無いと、利用時間はどんどん長くなると予想される。
■スマホを持つことで、娯楽の中心がテレビからスマホに代わってきている。勉強・読書・睡眠といった中学生にとって重要な時間がスマホに奪われている。人との関わる方法もスマホに置き換わっている。
さらに「4)その他スマホについて」を見ると、スマホを持っている生徒たちの『メールを終わらせるタイミングが分からない』や『スマホを忘れたら不安』といった悲痛な叫びに聞こえます。こういった状況を改善するために、育友会では「スマホ・携帯電話の契約者である保護者が毅然と対応することが有効」と考え、「スマホ・携帯電話を子どもに持たせる親の8つの誓い」(裏面)を作成しました。
これには子どもにスマホや携帯電話を持たせる時、保護者が取るべき態度と決意を示してあります。
現在、スマホや携帯電話を持たせている家庭ではすぐに実行し、子ども達の大切な時間をスマホや携帯電話から守ってあげてください。持たせていない家庭でも、このとり組みを理解し、子ども達が安全に安心して生活できる環境を一緒に作っていきましょう。長江中学校保護者である皆さんならできます!